


屋上・ベランダなど歩行が可能なところなどは特に、防水層がある押さえコンクリートが利用されています。
防水層押さえコンクリートの目地は温度の変化などによって2~5mmの伸縮を繰り返します。
そのため目地部分の破断防止性能が必要です。
また押えコンクリート内部に含水していることが多いため、この水分による防水層のふくれという問題に対応した性能も求められます。
そのため、防水改修工事にはこれらの性能を持っている工法での修繕が必要になります。
その点で最も一般的に効果的な工法として用いられているのが、ウレタン塗膜防水です。
ウレタン塗膜防水にはX-1工法と呼ばれるものと、X-2工法と呼ばれるものがあり、それぞれに特徴があります。







・X-2工法とは?
国土交通省仕様X-2は密着工法のことです。X-1工法と同じく既存の防水層から施工します。この工法は下記の5回の工程に分かれています。
1. プラスマー塗り
2. ウレタン防水材塗り 補強布張り
3. ウレタン防水材塗り
4. ウレタン防水材(1類)塗り
5. 仕上げ塗装塗り
コストが安く防水層が軽量で建築物に負担をかけない工法です。
立ち上がり部や設備基礎などの複雑な部位への施行も可能でパラペットなどの天端への施行もできます。
しかし、X-1工法同様、乾燥期間が各工程で必要になるため、工事の期間が長くなります。
また材料が溶剤型で臭気を発生することや、塗膜の均一性が難しいというデメリットもあります。
通気性能を持たないため膨れや破断が起きやすいため、雨漏りしている建物には向いていません。
どちらの工法の場合も、ウレタン材は紫外線に弱いというデメリットがあるため定期的なトップコートが必要になります。
記事内に記載されている金額は2019年03月12日時点での費用となります。
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