こんにちは！街の外壁塗装やさん大阪平野店の有持です！(｀・ω・´)ゞ
本日から藤井寺市藤が丘の現場にて、塗装工事がスタートしました。
足場仮設後の塗装前の大事な工程として「高圧洗浄」があります。
くお客様から「ケルヒャー（家庭用洗浄機）と何が違うの？」とご質問をいただくのですが、実は「目的」そのものが全く異なります。
家庭用は「汚れを落とすこと」が目的ですが、私たちプロの業務用の目的は「脆弱な下地を削り落とすこと」なんです。
本日は、そんな少しマニアックな「プロの洗浄の世界」をご紹介します。
私たちが現場に持ち込む洗浄機は、防音型ですがガソリンエンジンで駆動する非常にパワフルな機械です。
その圧力は最大15MPa（メガパスカル）。
家庭用洗浄機の約2倍以上のパワーがあります。
なぜこれほどのパワーが必要なのか？
それは、表面についたホコリだけでなく、紫外線で劣化して粉状になった「古い塗膜（チョーキング）」や、屋根材に根を張った「コケ・カビ」を根こそぎ剥がし取るためです。もしパワー不足で古い塗膜が残ってしまうと、その上に新しい塗料を塗っても、古い皮膜と一緒にペロリと剥がれてしまいます。
私たちは水をかけているように見えて、実は「水圧というカッターナイフ」で劣化した表面を薄く削り取っているのです。
「屋根や壁から流れ落ちてくる水の色」です。
洗浄を当てた瞬間は、長年の汚れやコケが混ざり合い、真っ黒（あるいは茶色）の水が流れ落ちてきます。
普通の掃除なら「ある程度綺麗になればOK」ですが、塗装の下地処理としてはNGです。
汚れの加減により洗浄時間も大幅に変わることがあります。
高圧洗浄は、どうしても水しぶきや汚れが周囲に飛び散りやすい作業です。
だからこそ、技術と同じくらい「配慮」も重要になります。
足場には飛散防止用のメッシュシートを隙間なく張り巡らせていますが、お隣との距離が近い場合や、カーポート・植木などが近くにある場合は、水圧を調整したり、ブルーシートで二重にガードするなどの工夫を行います。
「自分の家が綺麗になるために、お隣さんを汚してしまった」 そんな悲しいことが起きないよう、周りへの気配りもプロの仕事の一部です。(｀・ω・´)ゞ
屋根や外壁だけでなく、ベランダや土間（コンクリート床）、雨樋、庇などの洗浄も徹底的に行いました！
ベランダの床は、雨水や砂埃が溜まりやすい場所です。
防水層を傷めないよう、水圧を調整しながら汚れを掻き出していきます。
雨樋もしっかりと洗って塗装します。雨樋や換気扇などの細かい部分も丁寧に洗浄します！
そして、土間コンクリートもこの通り！ 長年の黒ずみが取れて、コンクリート本来の明るいグレーが蘇りました。
外壁が綺麗になっても、足元が汚れていては全体の美観が損なわれてしまいますよね。
お家全体を綺麗にする気持ちで、隅々まで洗わせていただきました。(^^)
洗浄作業、無事に完了いたしました！ 濡れた外壁や屋根を見ると、これだけでも見違えるほどサッパリしましたね。
さて、明日の予定ですが……実は「作業をしない」のが仕事になります。
洗浄でたっぷりと水を含んだ建物を、丸一日かけてしっかりと「乾燥」させるためです。
ここで焦って生乾きのまま塗料を塗ると、後から「膨れ」などの不具合に直結します。 「待つのも仕事」。 しっかりと乾いたのを確認してから、次回のコーキング工事や養生へと進んでいきます。
これからの変化を、ぜひ楽しみにしていてくださいね！(^^)
記事内に記載されている金額は2025年12月23日時点での費用となります。
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