目黒区目黒にお住まいのお客様より、屋上防水が剥がれてきているとのお問い合わせいただきましたのが工事のきっかけでした(^^)/ 既存の防水は塩ビシート防水で、立ち上がりがない作りになっておりました。 また、端部はシールのみで押さえられており、シールの劣化によって雨水が入り込みシートの粘着性が失われたことにより浮きが生じておりました(>_<) 立ち上がりのない陸屋根でしたので施工時には落下防止のために足場の仮設は必須になります。お隣りとの境界が狭く足場の仮設が難しかったですが、職人さんが上手いこと組んでくれましたので一安心です(#^^#) 今回ご提案したのはウレタンの通気緩衝工法です。 既存の下地によらず施工できるという事と、シームレスな防水なので凹凸の多い形状の防水を行う際に優位性を発揮します! ただし、既存がシート防水なので使用できる防水材が限られてきます。 といいますのも通常のウレタン防水材には有機溶媒を使用しますので、シート防水との相性がよくありません。
ですので今回はシート防水の上からでも施工できるダイフレックスのDSカラー・ゼロを使用しました! 施工を行う際、浮き上がってしまった端部は切除し、補修をかけた後にL字アングルを取り付けて既存のシート防水が浮いてくるのを防いだ後にウレタン防水を施工しました。 このような下地処理はしっかりと行わないと後々の不具合につながってしまいますので気を付けましょう! ウレタン防水は2層プラストップコートの計3層で仕上げていきます。 乾燥に時間がかかりますので、洗浄から完成までは最短でも5日間はかかります。ご了承くださいm(__)m 施工後は浮きなども見られず、先日の大雪でも問題はありませんでした! お客様にも寒い中綺麗に仕上げてくれてよかったと言っていただけました(*^-^*)
目黒区目黒にお住まいのN様より、屋上の防水が剥がれているようなので一度見て欲しいとのご依頼を頂き、調査したことが工事のきっかけとなりました!
既存の防水は塩ビシート防水で端部のシールが劣化したことによって水が入り、浮きが生じてしまっておりました(>_<)
また、シート防水が完全に剥がれてしまっている箇所がございました。
密着工法が取られておりましたが端部の納めがあまり良くない状態で、粘着性が低下したことで剥がれにつながったようです。
端部の浮きから熱で伸縮して波打っている部分もありました。
塩ビシート防水は熱によって伸縮膨張を繰り返します。
そのため、経年劣化が生じると裂けなどの症状もでてしまいます(>_<)
防水層に不具合が生じてしまうと雨漏りの原因になりますので、しっかりと対処していきましょう! 今回は、浮き部分の切除等下地調整を行った後にウレタンの通気緩衝工法で施工する方法をご提案させていただきました(^O^)/
高圧洗浄をかけて下地の調整を行っていきます。
汚れのついたままですと密着が上手くいかず、施工不良のもとになってしまいます。
ですので外壁塗装の時もそうですが、既存の汚れはしっかりと落としてあげましょう!
続いて、通気緩衝シートの施工を行っていきました。
通気緩衝シートは下からの湿気を逃がすことができますので、塗膜防水の浮きや膨れといった症状を防いでくれます!
L字アングルを取り付けて端部を押さえていきます。
今回工事を行うきっかけになったのが端部の浮きでしたので、この部分は重点的に補強をしてから防水工事を行っていきました!
端部金物の施工が終了いたしました!
これで、既存のシート防水が端の方から浮いてしまうのを防止できます。
通気緩衝シートの取り合い部分と端部に補強用のテープを巻いていきます。
ウレタン防水は塗膜の防水なので、端部や重なった部分などの隙間から内側に入っていってしまいます(>_<)
それを防ぐとともに万が一の水の侵入を防いでくれます!
脱気筒の取り付けです。
既存のシート防水を切り取って、下地からの湿気を逃がす重要な役割を担います!
通気緩衝工法の重要部分です(#^^#)
既存のシート防水が浮いてこないようにアンカーを打って固定していきました。
更には臭気筒の周りも補強クロスを入れて立ち上がり材が食いつきやすくするとともに、強度を増していきます。
今回使用した防水材はダイフレックスのDSカラー・ゼロです。
DSカラー・ゼロは主剤と硬化剤に分かれた防水材です。
塗料とは異なりほとんどの防水材は2液タイプのものになります!
1液タイプですと空気に触れたそばから硬化していってしまいますので、取り扱いが難しくなってしまいます。
施工のことも考えて塗料や防水材は作られているのです(^O^)/
また、このDSカラー・ゼロの一番の特徴は有機溶媒を使用しておりませんのでシート防水の上からでも施工できるという点です!
通常のウレタン防水に使用する材料は有機溶媒を使用しておりますので、既存のシート防水を溶かしてしまい相性がよくありません。
そのため施工する際には剥がしたりしなければいけないのですが、このDSカラー・ゼロなら上からでも施工できるので撤去処分といった工程を省くことができます!
ただし、下地や既存の防水層の状況では上からの施工が難しい場合もございます(>_<)
その為、しっかりと点検をさせていただいたうえでご提案をさせていただきます!
端部の方からウレタンの防水材をまいていきます。
臭気筒にもしっかりとウレタンをまいて端から水が入ることを防いでいきました。
1層目の終盤です。
乾燥前のウレタン防水はつや感があってとても綺麗でした(#^^#)
使用した一斗缶です。
こういう風に使用済みの一斗缶を撮っておくことで、しっかりとこの材料を使用したことの証明にもなります。
2層目の様子です。
1層目がしっかりと乾燥したことを確認して2層目に取り掛かっていきます!
ウレタン防水はFRP防水に比べて乾燥に時間がかかりますので、しっかりと乾燥期間を作ってあげましょう。
室外機の下もしっかりと防水を行い、翌日トップコートの施工を行いました。
ウレタン防水などの防水材は紫外線によって劣化が進行してしまいますので、表面の保護を行う目的でトップコートの施工が必須になります!
トップコートは基本的に5年おきほどで塗り替えを行うのがベストですが、劣化の状況を見ながら定期的なメンテナンスを行いましょう!
トップコートの施工が終了しましたらウレタン防水工事の終了です。
工事完了の確認にお伺いした前日に大雪が降ったのですが、その影響もなくしっかりと水をはじいておりました(#^^#)
臭気筒の隣に脱気筒を施工しております。
脱気筒は防水層の高い部分に設置することが良いのです!
脱気筒は一見水が入ってしまいそうですが、しっかりと雨仕舞を考えられた造りになっている為、雨水が入りにくくなっておりますのでご安心ください(*^-^*)
室外機の下や端部もしっかりとウレタン防水を施工させて頂きました!
更に端部には防水用のシール材を打っております。 私達、街の外壁塗装やさんでは新型コロナウイルス感染拡大防止対策としてマスクの着用を徹底しております。また、施工中もソーシャルディスタンスを遵守し、感染リスクの低減に努めておりますので何かお困りごとありましたら安心してご相談ください。
2023年2月16日追記 1年点検に行ってまいりました
工事を行わせていただいてから1年が経過しましたので、定期点検にお伺いしてまいりました(^^)/
街の外壁塗装やさんでは工事に応じて施工保証をお付させていただいております。また、施工保証の期間に応じて定期点検を実施させていただいておりますので、ご安心ください(*^-^*)
今回は、初回の1年点検です。
屋上に登らせていただきまして点検を行っていきます!
ウレタン防水の場合は、施工に不具合があると浮きや膨れなどが生じる場合がございます(>_<)
全体的に確認させていただきましたが特に不具合は生じておりませんでした!
立ち上がりが無い造りになっていたので端部の浮きなども心配ではありましたが、施工時にアングルを入れて押さえてありましたので問題ありませんでした(#^^#) ウレタン防水工事は、1㎡あたり約3,000円~7,500円から承っております。
既存下地や使用する防水材などによって価格は変動いたしますので、詳しくはお問い合わせください。
また、防水の改修工事を行う場合に使用することがある部材のご紹介をいたします!
まずは改修用ドレンです。
こちらは既存のドレン(排水口)からの雨漏りが生じている場合等に使用します。
ホースを既存のドレンに差し込んで集水桝にまで伸ばすことで、ドレンと防水の取り合い部分に浮きが生じてしまった場合にも、その部分に水が廻らなくなるので漏水を防ぐことができます! 続いて、脱気筒のご紹介です。
脱気筒は通気緩衝工法を行った際に既存の下地からの湿気を外に逃がす部材で、塗膜防水などの場合良く用いられます。
塗膜の浮きや膨れを防ぐことができるので、雨漏りが生じている場合に回収を行う際には必要になります! 必要に応じてこのような部材を使用して施工後も問題の無いようにご提案を行わせていただきます。
防水でお困りの方がいらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせください(#^^#)
記事内に記載されている金額は2023年11月15日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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