君津市郡にお住まいのお客様より「外壁のシーリングが劣化しているようなので見てほしい」とのご相談をいただき現地調査へ伺いました。サイディングを貼る際に目地に充填されるのがシーリング材です。シーリングの耐用年数の目安は5~10年ですが、ヒビ割れなどを見付けた場合は早めの補修をおすすめします。今回は、点検結果についてご報告します。
縦方向の継ぎ目
レンガ調の窯業サイディングが使用されており、とてもきれいな外観です。縦方向の継ぎ目を確認すると、シーリングの劣化が進んでいることが分かりました。外壁で使用される窯業サイディングの9割以上は横張りのサイディングで、縦張りに比べ、継ぎ目が多くなるため、シーリングの定期的な打替えが必要になります。さらによく見てみます。
シーリングの劣化状態
縦方向にシーリングが施されている部分を確認したところ、上から下までシーリングの真ん中に亀裂が入っていました。亀裂は、破断(はだん)といって、シーリングが痩せてくると発生する症状です。また、別の位置では、ヒビ割れや外壁とシーリング材との間に隙間ができる剥離(はくり)もある状態でした。
シーリングは、目地を埋めるだけでなく、建物の収縮が発生しズレが生じても、弾力性のあるシーリングが吸収し微調整をする働きを持っています。しかし、日光、気温の変化、雨や風などによってシーリング自体が劣化してくると、弾力性が失われヒビ割れなどが起こるようになります。ヒビ割れなどが確認された場合は、シーリングのメンテナンスサインです。雨水の浸入を防ぐ為にも、隙間を塞ぐ必要があります。
軒天との取り合い部分
外壁材と軒天部分の取り合いに隙間が発生し、外壁材にヒビが入っている部分もありました。窯業サイディングボードの耐用年数の目安は40年程で、10~15年を目安に塗装によるメンテナンスがおすすめです。一方、シーリング材の耐用年数はおよそ5~10年といわれていますが、劣化が確認された場合は、耐用年数より早くても定期的なメンテナンスが必要です。
記事内に記載されている金額は2022年03月24日時点での費用となります。
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