野田市柳沢にて築年数が経過し、建物のメンテナンスを検討しているとお問い合わせを受けましたので、現地調査にお伺いいたしました。
お客様にお話をお伺いすると、築26年経過した建物ですが数年前に中古物件として購入されたそうです。引き渡しの際にメンテナンスは行っておりませんでしたので、今回メンテナンスを検討されているとお教え頂きました。過去のメンテナンス歴は不明でしたので、外壁の状態をしっかりと調査して行きたいと思います。
先ずは、外壁の塗膜の状態を調査しました。外壁は手で触ると手袋が白くなりました。これはチョーキングといい既存の塗膜が劣化していることを表します、通常新築から約10年程経過すると見られる症状になります。外壁以外にも、戸袋も外壁同様
チョーキングが発生しています。塗膜の劣化具合から見ても、15年程は前回のメンテナンスから経過していると思われました。
続きまして、付帯部の調査を行います。お客様とお話していると、破風板等の木部の劣化を気になされている様子でしたので、木部の確認もしっかりと行わせていただきます。庇の側面や破風板には、木材が使用されており、木材の保護を行うための塗装がされています。しかし、経年と共に塗装が剥がれてきてしまい徐々に木材には傷みが出てきてしまいます。右の写真は破風板ですが、一部腐食により穴が空いてしまっているのが確認できました。
破風板に穴が空いてしまった事で、
破風板が水を吸ってしまい軒天にも雨染みが出来てしまっています。水を吸ったことで、破風に近い側の軒天は表面がヒビ割れてしまい、このまま放置してしまうと近いうちに軒天が剥がれてしまう恐れのある状態でした。
上記の症状から、外壁塗装、破風板・軒天交換の工事のご提案をさせて頂きました。
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