木更津市畑沢南でご希望の工事は屋根塗装と外壁塗装とのご相談をいただきました(^o^)
使用されている屋根材はモニエル瓦ということですが、モニエル瓦は1970年代から1980年代にかけて日本で人気を博した輸入品の屋根材です。セメントと砂を主成分とする乾式コンクリート瓦の一種で、ヨーロッパで広く普及していました。
モニエル瓦の特徴として、洋風なフォルムと豊富な色のバリエーションが挙げられます。表面には着色スラリーと呼ばれるセメントの着色剤が1mm以上の厚さで塗装され、その上からアクリル樹脂系のクリヤー塗料で仕上げられています。
この屋根材は耐久性、防水性、耐火性に優れており、断熱性や遮音性も高いという利点があります。そのため、夏場の室温上昇を抑え、雨音や雑音も軽減する効果があります。
しかし、モニエル瓦は2010年に日本モニエル社が解散したため、現在は生産されていません。そのため、部分的な交換が困難になっており、メンテナンスや修理の際には注意が必要です。
モニエル瓦は、通常の瓦とは異なり、定期的な塗装メンテナンスが必要です。一般的に10〜15年ごとに塗装を行うことが推奨されています。塗装の際は、表面のスラリー層を適切に処理することが重要で、専門的な知識と技術が要求されます。
また、モニエル瓦は他のセメント瓦と比べて小口(切断面)がざらざらしているという特徴があり、裏面には「M」のロゴマークが刻印されています。これらの特徴によって、他の瓦との見分けが可能です。
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モニエル瓦のメンテナンス
モニエル瓦のメンテナンスは、屋根の耐久性と美観を維持するために非常に重要です。一般的に、モニエル瓦は10〜15年ごとにメンテナンスが必要とされます。
主なメンテナンス方法としては、塗装が挙げられます。モニエル瓦の表面には着色スラリーとアクリル樹脂系塗料が施されていますが、これらは紫外線や雨風によって劣化していきます。塗装を行う際は、まず高圧洗浄で表面のスラリー層をしっかりと除去することが重要です。スラリー層が残っていると、新しい塗料が剥がれやすくなってしまいます。
また、モニエル瓦専用の下塗り塗料を使用することも大切です。これは瓦との接着剤として機能し、適切な塗料を選ばないと塗膜の剥がれなどの問題が生じる可能性があります。
塗装以外のメンテナンスとしては、部分補修や葺き替え工事があります。ただし、モニエル瓦は現在製造されていないため、部分的な瓦の交換が困難な場合があります。そのため、早めのメンテナンスが重要となります。
モニエル瓦の劣化症状としては、表面の退色やチョーキング、コケの発生、ひび割れや欠け、漆喰の劣化、雨漏りなどが挙げられます。これらの症状が見られた場合、速やかにメンテナンスを検討する必要があります。
メンテナンスの費用は、塗装工事の場合、40万〜80万円程度が相場となっています。ただし、屋根の大きさや塗料のグレードによって変動します。
適切なメンテナンスを行うことで、モニエル瓦の耐久性を高め、屋根の寿命を延ばすことができます。専門知識が必要なため、経験豊富な業者に依頼することが推奨されます。
モニエル瓦の表面に生えた苔
モニエル瓦の表面に生える苔は、屋根の美観を損なうだけでなく、様々な問題を引き起こす可能性があります。
まず、苔の発生は主に湿気の多い環境や日当たりの悪い場所で起こりやすくなります。モニエル瓦は水はけが悪くなりやすい特性があるため、特に苔が生えやすい傾向にあります。苔は胞子によって増殖するため、一度発生すると急速に広がる可能性があります。
苔が生えることで、屋根の表面が粗くなり、さらに水分を保持しやすくなります。これにより、屋根材の劣化が加速し、耐久性が低下する恐れがあります。また、苔の根が屋根材に入り込むことで、微細なひび割れを引き起こし、雨漏りのリスクを高める可能性もあります。
さらに、苔の存在は屋根の重量を増加させ、建物全体への負担を増やすことにもつながります。特に積雪地域では、この追加の重量が問題となる可能性があります。
苔の除去には専門的な清掃が必要となることが多く、放置すればするほど除去が困難になります。定期的なメンテナンスや早期の対処が重要です。
最後に、苔の発生は屋根の塗装や表面処理の劣化を示す兆候でもあります。そのため、苔の発生が見られた場合は、屋根全体の状態を点検し、必要に応じて塗装や修繕を検討することが望ましいでしょう。
棟板金の釘が抜けることで発生する問題
棟板金の釘が抜けることで、いくつかの深刻な問題が発生する可能性があります。
まず、釘が抜けると棟板金と屋根材の間に隙間が生じ、そこから雨水が侵入してしまいます。この雨水の侵入は、棟板金の下にある貫板の腐食を引き起こす原因となります。貫板が腐食すると、棟板金を固定する力が弱まり、さらに釘が抜けやすくなるという悪循環に陥ります。
また、釘の抜けによって棟板金が浮き上がると、強風の影響を受けやすくなります。台風などの強風時には、棟板金が飛散してしまう危険性が高まります。これは単に棟板金を失うだけでなく、周囲の建物や人々に危害を加える可能性もあるため、非常に危険です。
さらに、棟板金の機能が損なわれることで、屋根の頂点部分が適切に保護されなくなります。これにより、雨水が屋根内部に侵入しやすくなり、最終的には雨漏りを引き起こす可能性が高くなります。雨漏りは建物の構造体を傷めるだけでなく、室内の家具や電化製品にも被害を与える可能性があります。
加えて、棟板金の釘抜けを放置し続けると、棟板金自体が歪んだり変形したりする可能性があります。このような状態になると、単純な釘の打ち直しでは対応できず、棟板金の交換工事が必要になる場合があります。これは費用面でも大きな負担となります。
したがって、棟板金の釘抜けは早期に発見し、適切な対処を行うことが重要です。定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、これらの問題を未然に防ぐことができます。
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記事内に記載されている金額は2024年09月13日時点での費用となります。
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