お住まいで最もダメージを受けやすい部材はどこであるかご存知でしょうか。屋根を思い浮かべる方が多いのではないかと思いますが……まさにその通りです。日々の紫外線や雨、地域によっては霜や積雪などもあります。さらには、台風などで生じた強風による飛来物からの被害を受けてしまうこともあれば、夏場は表面温度が80℃を超えることも。そんな様々な脅威から私たちを守ってくれている屋根を保護し、長く維持するために不可欠な屋根塗装について、詳しく解説をしていきたいと思います!
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
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お肌の大敵と言えば、紫外線ですよね。それは、屋根についても同じことが言えます。夏は非常に高温になり、炎天下の最高表面温度は80℃を超え、冬は地域によっては氷点下になることもあります。
さらには、屋根はお住まいの最も高い位置に設置されるため、風の影響も強く受けてしまいます。
屋根に対するお問い合わせは台風通過後が最も多くなります。その原因としては、練板金が風により飛ばされてしまった、雨漏りを起こすようになってしまったといった物が多いです。
屋根はよりダメージを受けやすいからこそ、定期的なメンテナンスが必要になってきます。屋根のメンテナンス方法にもいくつかの種類がありますが、その中でも比較的低コストで屋根材の耐久性を回復・向上させることのできる方法が、「屋根塗装」です。
屋根塗装はなぜ必要?
「屋根塗装」は一見すると、汚れた外観を綺麗にしたり、イメージチェンジのために行われるようにも思えるため、それだけではあまりメンテナンスになってないように感じている方もいらっしゃると思います。しかし、屋根塗装によるメンテナンスを行うことには以下のようなメリットがあります。
☑ 美しい外観がよみがえる
☑屋根の劣化を抑制し、耐久性を高める
☑ 雨漏りを防止し、総合的な家の腐食や傷みを避ける
☑ 苔や藻、カビなどの繁殖を抑制する
このように、屋根塗装を行うことで美観性が改善されることはもちろん、劣化や汚れへの耐性も付与してくれます。お住まいを長く美しく保ちたい方は、定期的な「屋根塗装」を行うことが大切です。
気体(湿気)から液体(雨)、そして固体(雪・雹)とバラエティに富んだ水分、太陽光、寒暖…
あなたのお住まいの屋根材の種類は?
実は屋根材の種類によっては、「屋根塗装」の必要がないものがあります。「近所には瓦屋根の建物が多いけど、屋根塗装なんてやっているところ見たことがないな」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。屋根材には代表的なもので、瓦、スレート(コロニアル・カラーベスト)、金属と様々なものがあります。それぞれに特徴があり、種類によっては屋根塗装が不要なのです。
「築年数も経ってきて、最近屋根が傷んでいるかも」
「前回いつごろ点検・工事をしてもらったのかが思い出せない」
このようなお悩みをお持ちの方は、是非街の外壁塗装やさんにお問い合わせください!お住まいを長く美しく、快適に暮らすために、お住まいの状況やご要望に沿った最適な「屋根塗装」をご提案させていただきます。
スレート(コロニアル・カラーベスト)
現在最もお住まいの屋根材に使用されているのが、「化粧スレート」(コロニアル・カラーベスト)です。化粧スレートという名称を今回初めて目にされたという方も多いと思いますが、スレートとはセメントを主原料に用いた薄い板状の屋根材で、価格やその軽量さ、カラーバリエーションなどから高い人気を誇ります。
厚みはわずか5㎜程度ながら20〜25年ほど使用できるという優れモノですが、主原料はセメントであるために、吸水による劣化が起こります。そのため塗装メンテナンスによって屋根材の表面に防水性を与え、吸水による劣化を防ぐことが大切です。塗装メンテナンスを怠ってしまうと屋根材を保護する塗膜が傷んでしまい、屋根材が吸水・乾燥のサイクルを繰り返す事により、屋根材が反り返ってしまいます。
反り返ってしまうと、強風に煽られて割れてしまうことや、最悪の場合飛ばされることもあります。そのため、「屋根塗装」を行い防水性を確保することが非常に重要になってきます。
そして、「スレート屋根」は平均的な環境下では約10年ごとに「屋根塗装」が必要と言われています。
屋根における塗膜の劣化理由は様々です。日当たりが良い面においては、太陽光にさらされて紫外線が原因で劣化します。その反対に日当たりがない面においては、苔や藻が生えてしまい、劣化します。
「苔や藻で劣化するの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないかと思いますが、苔は水分を多く蓄積してしまうため、屋根材を痛める原因になります。そのため、屋根材にとって苔は大変厄介な存在なのです。
屋根塗装を行う場合は事前に苔や藻をすべて綺麗に掃除します。その後に塗装を施すことで防水性を備えた、苔や藻のない綺麗な屋根へと生まれ変わらせることができます。
塗り替えで、防水性能アップ!
金属(トタン・ガルバリウム)
金属屋根は丈夫で頑丈というイメージがあるかもしれませんが、全ての金属屋根において丈夫であるかというと少し違います。素材によって塗り替えまでの年数は大きく異なりますが、亜鉛メッキ鋼板を用いたトタンは5〜8年がメンテナンスの目安であると言われています。近年人気の高いアルミニウムと亜鉛の複合めっき鋼板を用いたガルバリウムの場合は、錆びにくいという特徴があるため10〜15年が塗装メンテナンスの目安となります。
金属屋根材のデメリットの一つとして、メンテナンスするまでの期間が環境に左右されやすいという点が挙げられます。例えば、海の近くの錆が起きやすい環境や、埃が飛散しやすい環境では耐用年数が大幅に下落してしまう場合もあります。そういった地域では、塗り替え時期の目安よりも早くメンテナンスをされることをおすすめします。
先ほど紹介したトタンやブリキは、現在はメンテナンスで使用することはほとんどありません。ガルバリウム鋼板は棟板金交換等で屋根に使用される主要な素材となっています。
ガルバリウム鋼板の特徴としては、軽量で耐震性が高く、耐久性に対して価格が低くコストパフォーマンスに優れるという点が挙げられます。こういった理由から、金属屋根材の中では高い人気を誇っています。ガルバリウム屋根材はきちんとメンテナンスを行えば、錆びによるトラブル等を未然に防ぎ、長期にわたって使用することが可能です。
サビや穴あき、雨漏りなどを防ぎ
長期的に使用することができます
粘土瓦のみ塗装不要!それ以外の瓦は要塗装
昔からお住まいの屋根材と言えば「瓦」が使用されていたという経緯があるため、屋根材は「〇〇瓦」と呼ぶ習慣があります。スレート屋根材は「スレート瓦」や「新生瓦」と呼ばれ、金属屋根材は「金属瓦」と呼ばれます。ただ、今回はスレートや金属屋根と瓦屋根を区別し、昔から使用されている屋根瓦を瓦としてご紹介していきます。
● 瓦の種類は、粘土瓦とその他に分類される
「瓦」と付く屋根材は多くありますが、伝統的な「瓦」の中にも、粘土を焼き固めた瓦、コンクリートやセメントを成型してつくられた瓦の2種類に分類されます。一部では、粘土瓦のみを瓦として扱うこともあります。
瓦屋根にお住まいの方の中には、お住まいの屋根瓦の種類が気になったり、塗装が必要なのかと屋根瓦を確かめたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。ですが、屋根に上ることは大変危険なことですので、瓦屋根のことでお困りの際は是非街の外壁塗装やさんの無料点検をご活用ください。
● 粘土瓦も塗装可能ですが…
「粘土瓦」は基本的に塗装が不必要であると言われていますが、塗装をすること自体は可能です。「粘土瓦」に分類される釉薬器瓦(陶器瓦)、いぶし瓦、素焼き瓦(無釉薬瓦)等には、それぞれ専用の塗料も存在しています。しかし、一度塗装してしまった場合、定期的に塗装をすることが必要となってしまうため、「瓦」の費用対効果が悪くなってしまいます。
また「粘土瓦」の特徴として、表面がなめらかというものがあります。そのため正しく施工したとしても、表面がなめらかであるがために塗装が剝がれてしまうという事態が起きてしまいます。「粘土瓦」は劣化するのではなく、時間経過と共に「風化」していきます。そういった風情を楽しむのも、一つの楽しみになると私たちは考えています。
しかし、素焼き瓦の場合は古くなると水分を染み込みやすくなるという特徴があります。そのため凍害を受けてしまうことがあり、凍害を予防するため塗装をされる方もいらっしゃいます。
● コンクリート瓦とセメント瓦の形は似ていますが、
同じ下塗り用塗料は使用できません
コンクリート瓦(モニエル瓦)とセメント瓦は非常に形が似ています。どちらも肩入れ成形によって作られているため、形が均一でありながら安価です。それに加えて1枚が大きくなっているため、40年ほど前から普及しました。しかし形が似ているからといっても素材は異なるため、シーラーと呼ばれる下塗り塗料にはそれぞれに適したものを使用する必要があります。
しかし、現在コンクリート瓦(モニエル瓦)とセメント瓦は廃盤になっています。そのため、屋根塗装時に既に割れている場合や欠損が激しい場合には、葺き替え工事をご検討されることがオススメです。しかし、原料自体の耐久性は非常に高く魅力的であるため、定期的にメンテナンスをされていて損傷が軽度である場合は塗装によるメンテナンスが可能であるケースもあります。
紫外線・雨風・温度変化等で
劣化した塗膜を塗り替えました!
コンクリート瓦とセメント瓦の2種類は形が非常に似ていると述べましたが、原材料が異なるため、同じシーラーを使用することが出来ません。もし同じシーラーを使用した場合には、せっかく屋根塗装を施しても、すぐに剥がれてしまうというデメリットがあります。
形が似ていますが、瓦の角の小口という部分がなめらかな場合はセメント瓦、その反対にデコボコしている場合はコンクリート瓦という見分け方があります。しかし、業者の中には、これらの知識を有しておらず、同じシーラーを使用しようとしてしまう業者も存在しますのでご注意ください。
もしもお住まいに使用されていた瓦材がコンクリート瓦であった場合には特に注意しなければなりません。コンクリート瓦の代表的な屋根材として、モニエ瓦・パラマウント・スカンジア等があります。そして、これらの屋根材には劣化を防ぐためにスラリー層という、着色されたセメントとクリアー塗装によって形成されている膜が施工されていることがあります。このスラリー層は非常に優秀で高い耐久性を誇っていますが、屋根塗装時に限っては厄介なものへと変貌してしまいます。
一般的には屋根塗装のタイミングは屋根材の種類に関係なく、塗膜が劣化した時であると言われています。スラリー層は耐久性が高いがゆえに塗膜がしっかり残されているため、そのまま新しい塗料によって塗装を行っても密着性が悪く塗料が剥がれてしまう恐れがあります。
上述した化粧スレートのメンテナンス目安が10年程度、金属屋根材のメンテナンス目安が5〜15年程度と言われているのは、塗膜が劣化するタイミングの事を述べています。しかし、この数値は新築後、初めて屋根塗装をする際の目安となる数値ですので、2回目以降は使用した塗料の耐久性によって、メンテナンスのタイミングが変化してきます。
これらの事を踏まえると、屋根塗装は早く行えば良いとは言えません。もちろん、遅すぎても被害が悪化してしまう恐れがあります。これは全ての屋根材に共通することですが、「適切なタイミングでのメンテナンス」を行うことが大切なのです。
また、劣化しにくいスラリー層に塗装を行う際は、充分な高圧洗浄や専用シーラーなどを使用することにより密着性を高めます。しかし、この時に施工業者の屋根材への知識十分でないと、正しい処理ができず塗膜が剥がれてしまったり、それに対して過度な塗装を行ってしまうなどのトラブルが発生することがありますので、業者の選定は慎重におこなってください。
塗料には大きく分類してウレタン、シリコン、フッ素、無機という4つの種類があります。ここからはそれぞれの特徴について見ていきましょう。
ウレタン塗料 | 耐用年数は8〜10年程度です。非常に安価で密着性・伸縮性が高いのが特徴です。 |
シリコン塗料 | 耐用年数は約10年です。価格と耐久性の双方に優れている塗料です。そのため、現在最も使用されていると言われています。 |
フッ素塗料 | 耐用年数が15〜20年と非常に長いです。耐久性が非常に高く、汚れにも強いです。そのため、屋根が傷みやすい環境の地域で非常に高い人気があります。耐久性に優れるという一方で、その分他の塗料に比べやや高価です。 |
無機塗料 | 耐用年数20〜25年が非常に長いのが特徴です。最近登場した新しい無機物を取り入れた塗料です。石やガラスなどの無機物を取り入れています。 |
これらの塗料から最も希望する価格・耐久性に近い塗料を選択し、どのような機能性を付与させるのかどうかを決めましょう。特殊効果のある塗料には以下のような種類があります。
遮熱塗料 | 熱の元になる赤外線を反射させ、暑さを抑える塗料です。 |
断熱塗料 | 熱、冷気両方を遮断する事が可能な塗料です。夏場だけでなく、冬場の寒さも軽減したいという方におすすめの塗料です。 |
光触媒塗料 | 汚れに強い塗料です。日光によって汚れを浮き上がらせることが可能で、それを雨が洗い流してくれます。 |
これらをご検討のうえ、必要や予算に応じて、最適な塗料をご選択ください。
また塗料には、水性と油性があります。こちらもお住まいのコンディションによって選択する塗料に違いがでてきます。
油性塗料の方が防水効果に優れています。屋根は雨に晒されるため、屋根塗装の際には油性塗料を使用することが多いです。そして、油性塗料のデメリットである独特の臭いは高所である屋根では心配する必要がないため、屋根塗装には油性が適している傾向があります。
それに対して、水性塗料は臭いが少ないです。屋根材の種類によっては、水性塗料のみしか使用できないという事もあります。この点はより専門的な知識が必要となりますので、点検やお見積りの際に業者に詳しいお話をお尋ねください。
すべては安全の元に成り立っています。足元を安定させる事が、安全性や作業性を生み出してくれます。そのため、足場の仮設を一番に行います。
屋根の勾配が急な場合にも足場を組みます。足場を組むことによって、どのような屋根であっても安全かつスピーディーな塗装が出来ます。
屋根塗装をする際には、高圧洗浄機を使用するため水が飛散することもあります。そのためメッシュシートと言われるシートを張って、水の飛散を防ぎ近隣住民の方へご迷惑をおかけしないようにすることも大切なことです。
屋根の洗浄をする際、アンテナなど屋根の上にある障害物を最初に移動させます。その後高圧洗浄機にて150Mpaという非常に強い水圧で屋根の洗浄を行います。普段は屋根の上を目にされるという機会も少ないのではないかと思いますが、実は屋根の上は非常に汚れているのです。それを150Mpaという水圧で一掃していきます。
高圧洗浄機のイメージとして、高い水圧で綺麗にしていくというイメージがあると思いますが、それ以外にも多くの機能があります。種類によっては、水流の回転をかけ、汚れを的確に落としてくれるノズルや、苔やカビ、藻に対しては、専用の洗浄液を使用して、完璧に洗浄することも可能です。
高圧洗浄機を使用した洗浄は、大量の水を使用します。そのため、屋根材が水を大量に含んでいますので、夏場であっても1日以上は乾燥をさせましょう。またこの工程は、雨が降っていても関係なく作業ができる唯一の工程ですので、日程のずれも少ないです。
下地調整の際に、劣化や飛来物でスレートにひびや欠けなどがあった場合は補修をすることが必要になります。専用の樹脂材を使用してひびなどを埋め、欠けてしまっているような部分については接着をします。
その他に、棟板金を釘で固定しているのですが、その釘にゆるみを出ている場合があります。そういった場合には釘をしっかりと打ち込み、必要に応じて追加でステンレスビスを打ち、固定します。
棟板金にはケレンと言われる工程も行います。ケレンとはやすり等を用いて、錆や不要な汚れ、過去の塗膜を落とすことを指します。
実は塗料の塗布をする際には、表面がつるつるであるよりも、ある程度ざらついている方が密着してくれるのです。
屋根材が破損をしていても、すぐに雨漏りが起きるわけではありません。屋根材は直接的に雨風を受けますが、屋根材の下には雨漏り防止用に防水紙というものが敷設されています。そのため、雨漏りは起きていないが屋根材が破損しているというケースは多くあるため、早急な補修をするべきであると言えます。
作業中に塗料が飛ぶ、跳ねる、ということは良く起こります。そのため、本来塗装を行う必要のない場所にまで塗料がかかることを防ぐために、ビニールシートやマスカー、テープで覆うという工程も行います。
養生を行うことで塗装部とそうでない部分でのメリハリがつき、仕上がりが綺麗になるという利点もあります。
下塗りとして、シーラーやフィラー、プライマーと呼ばれる下塗り用の塗料を塗布していきます。スレート屋根の場合はベスコロフィラーを下塗り材として弊社は使用しています。
ベスコロフィラーはシーラーレスフィラーと言われるもので、シーラーとフィラーという両方の性能を持った優れモノの下塗り材です。スレートの耐久性を向上させ、仕上げ用塗料の密着性を高めるという役割を果たしています。下塗り後、スレートの屋根の塗装の場合は雨漏りの原因とならないよう、必ず「縁切り」という作業を行いましょう。
必須の縁切りとは?
スレート屋根は本来、屋根内部へ入り込んだ雨水を排水するために屋根材同士に隙間を設けなければなりません。もしも隙間を塗料によって埋めてしまうと雨水を排水することができなくなり、屋根内部へ雨水が滞留することとなります。雨水の滞留は防水紙の損傷を招き、雨漏りへと繋がってしまうため、スレート屋根の塗装時には隙間が埋まらないよう「縁切り」という処置を施す必要があるのです。「縁切り」は塗装後にカッターや皮スキと呼ばれる工具等で隙間を切り開いたり、下塗り後にタスペーサーと呼ばれる専用器具を差し込むことで隙間を設ける作業のことを指します。
タスペーサーの設置には、「シングル」と「ダブル」という二通りの設置方法が存在します。これらは屋根材1枚に対してのタスペーサーの数を表し、「シングル」では一枚、「ダブル」では二枚を隙間に挿入します。「ダブル」の方が充分な縁切りが行うことが可能ですが、「屋根が割れやすくなってしまうのでは?」と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、タスペーサーを差し込んだ部分に何度も人が乗ってしまうとスレートが割れてしまうことはあるのですが、通常の使用方法であればダブルにしたことで特別割れやすくなるということはありませんのでご安心ください。そのため、私たち街の外壁塗装やさんではより充分な縁切りができる「ダブル」での施工をおすすめしております。
下塗りのあとは十分に乾燥をさせ、その後は中塗りという工程を行います。中塗りは仕上げ塗りの1回目に当たります。屋根は雨風、太陽光など劣化の要因となる様々なものに日々晒されるため、高い耐久性が要求されます。そのため、仕上げ塗りは2回行い、より強固な塗膜を形成します。
最近では、遮熱塗料の人気が高まっています。その理由として、夏場の暑さを軽減して、光熱費を節約することが可能であるということが挙げられるのではないでしょうか。遮熱塗料は熱の原因となる赤外線を反射させ、室内の温度上昇を抑えることができるという効果があります。夏場の暑さが辛いとお悩みの方は是非、街の外壁塗装やさんにご相談ください!
「遮熱と断熱の違いって何?」と疑問に思われている方もいるかと思います。遮熱塗料が太陽光を反射させることによって夏場の温度上昇を軽減する一方で、断熱塗料は熱の伝達を緩やかにして室内の温度変化を抑制するという効果を持ちます。そのため、夏場の暑さにお悩みの方は遮熱塗料を、冬の気温低下も含めて温度変化にお悩みの方は断熱塗料をお選びいただくとよいでしょう。環境に合わせて使用する塗料を決めることをお勧めします。
中塗りを終え、十分に乾燥をさせたらいよいよ塗装最後の工程、上塗りを行っていきます。2度重ねて仕上げ塗料の塗布をしたことにより、より強固で、より美しい屋根を実現してくれます。
ここまでの工程を終えた今、次のメンテナンス時期までは屋根の心配はいりません。安心して日々の生活を送っていただけます。雨漏りの心配がなくなり、外観も綺麗になったというだけではなく、今回は遮熱塗料を使用して塗装を行ったため夏もより快適にご生活いただけるようになりました。
上塗りもしっかりと乾燥したら、屋根塗装工事は完了となります。その後は問題箇所がないか、スタッフが点検・確認をさせていただきます。スタッフによる確認を終えた後、街の外壁塗装やさんでは再度、お客様と一緒に点検・確認をさせていただいております。
点検、確認を行っている際は、まだ足場がありますので、普段見ることのない屋根の上をじっくり観察してみてはいかがでしょうか。当然、安全ヘルメット等をご用意させていただくなど、安全面には最大限注意いたします。
そして最後の作業として、足場を撤去し周辺の清掃を行い、保証書をお渡しさせていただいたら、いよいよ竣工となります。
その後のアフターサービスとして、保険内容に沿った定期点検をスタッフが行わせていただきます。定期点検のため改めてお住まいへお伺いさせていただいた際には、どうぞまたよろしくお願いいたします。
私たち、街の外壁塗装やさんでは20,000棟以上もの施工実績がございます。屋根塗装をやってよかったというお客様の感想を多くいただいていますので、一部ご紹介いたします。
私たち街の外壁塗装やさんではお問い合わせをいただいた際に「なるべく低価格が良い」
「周りの目が気になるから、早く工事をしてほしい」
といったご要望をいただくことがございます。
高い工事費が必要になることや、ご近所の方へのご迷惑になるのではないかというお悩みは皆様感じられる事だと思います。当然理想の業者さんは、安くて早い、そして完璧に工事ができる業者さんですよね。
しかし、お客様の中には、低価格や工事期間の短い業者を重視したところ、
「工事費は安かったけど、塗料も安価なものだった」
「早く工事は終わらせたものの、2回塗りをしていなかったため、数年で塗料が剥がれてきてしまった」
といったお客様もいらっしゃいます。
適切な塗装工事を行うためには、上記でご紹介した施工の流れは必要不可欠です。
そのため、工期を1日のみ短縮することが出来たとしても、1〜2日で終えることのできる工事は、はっきり言ってありません。
高価な塗料には当然理由があります。その多くは高耐久であるために、高単価になり初期コストは高くなってしまうかもしれません。ですが、高耐久であることで次回メンテナンスまでの期間が長くなるため、長期的なコストを重視して業者と塗料選びをご選択いただくことをオススメします。
「タスペーサーを取り付けていなかったために、塗装後に雨漏りが起きてしまった。」
「下塗りが不十分で色にムラができてしまった。」
こういった後悔がついて回るようなメンテナンスは、決してあってはいけません。
私たち街の外壁塗装屋さんでは、「無料」で点検・お見積りを行っております。当然、相見積もりでの比較であったり、適正価格が知りたいという理由でのご利用でもかまいません。
私たち街の外壁塗装やさんは、今後の生活・お住まいに関するご要望や、それに伴う屋根塗装工事の不安等をお聞かせください。そういった不安や悩みを私たちと共に解決し、綺麗で丈夫な屋根があり安心して暮らすことのできるお住まい・ご生活を一緒に作り上げましょう。
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屋根材には、塗装が必要不可欠な種類、必要のない種類があります。お住まいに使用されている屋根材はどのような特徴があり、どのようなメンテナンスが必要であるのか、適切な施工時期はいつなのかを把握しましょう。
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近年人気な屋根材「化粧スレート」や「金属屋根材」は塗膜の劣化が進むことにより、傷んでしまいます。そのため塗装が必要不可欠です。新築の場合、塗り替え時期の目安は化粧スレートで10年、ガルバリウム鋼板が10〜15年程度になります。2回目以降の塗り替えは、前回のメンテナンスで使用した塗料の詳細によって変化するため、いつメンテナンスをすべきなのかを把握しておきましょう。
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「コンクリート瓦」、「セメント瓦」は吸水してしまうことにより劣化をします。それによって、耐久性が年々低下します。そのため、屋根塗装が必要不可欠です。下塗りにおいて対策が必要になるのが、「コンクリート材」です。「コンクリート材」の場合、密着性を高めるための対策が必要となりますので、必ず塗装業者に工事をお任せする際は屋根材を見分けることが可能な塗装業者を選ぶようにしましょう。
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綺麗に屋根塗装を仕上げるために、高圧洗浄と下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りは必要不可欠です。また、充分に乾燥させる必要もあるため、大幅な工期短縮は難しく、仕上がりや耐久性に問題が生じてしまう恐れがあります。
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メンテナンスを決める際に「費用」や「工事日程」は非常に重要な考慮事項です。しかし、もし安価で工事が早く終わる業者に依頼した後に、施工不良が発覚したり、雨漏りが発生してしまった場合には、更なる費用と時間がかかってしまいます。そのため、屋根塗装を依頼する際は、「塗装業者」が正しい知識を有しているのか、また適切な工事をできる技量、経験があるのかを見極めましょう!