住宅の基礎は建物全体を支える重要な部分です。
そのため、基礎に発生する「クラック(ひび割れ)」は早期発見と適切な補修がとても大切です。
今回はクラック補修の方法や重要性について見ていきたいと思います(*^^)v

基礎のクラック補修の重要性
基礎とは?
基礎は建物の重量を地盤に伝え、安定して支えるための重要な役割を果たします。
一般的な住宅では鉄筋コンクリート製の「ベタ基礎」が多く採用されるようになりました。
コンクリートは強度に優れていますが、それでも様々な原因でクラックが入ることがあります。
クラックが発生する原因
基礎のクラックは様々な要因によって発生します。代表的な原因としては以下が挙げられます。
・乾燥収縮によるひび割れ
・地盤沈下や不同沈下
・コンクリートの中性化による内部鉄筋の錆
・施工時の不備や材料不良
・地震や大型車両通行による振動
よくある原因はコンクリートの乾燥収縮です。

どのような原因であれ、クラックを見つけた場合には問題ないか業者に診断してもらい、必要に応じてクラック補修を進めるようにしましょう(^▽^)/
クラックの補修方法
基礎クラックの補修は、ひび割れの幅・深さ・進行具合によって適切な工法が選ばれます。
シール工法

幅0.3mm以下の軽微なヘアクラックにはシール工法がよく用いられます。
ひび割れをシーリング材で埋め、雨水が浸入しないようにします。
費用は3万円~程度が目安です。
Vカット工法
幅が広がっている、またはシーリングが奥まで届きにくいと思われるクラックには、V字型に溝をカットしてから補修材を充填するVカット工法が採用されます。
費用は1,500円~2,000円/mです。
エポキシ樹脂充填

注入器でひび割れ表面にエポキシ樹脂を圧入して内部からしっかりと固める工法です。
特に細かいクラックに有効で、内部の奥までしっかり充填しやすいです。
費用は10,000円~20,000円/m程度が目安です。
アラミド繊維シート貼り付け

タイヤなどに使われるような強度の高いアラミド繊維のシートを貼り付けてひび割れを補修する工法もあります。
アラミド繊維シートを基礎に貼り付け、その上から樹脂モルタルなどを塗布することによって基礎の強度や耐震性を高めることができます。

表面のモルタルが剥がれている場合
基礎の表面に施されているモルタル仕上げは、経年劣化や外的要因によって剥がれや浮きが生じることがあります。
こうした症状を放置すると、美観が損なわれるだけでなく、内部のコンクリートにも悪影響を及ぼす恐れがあります。
表面のモルタルが剥がれている場合は、左官工事による補修が適切です(*^^)v
劣化した部分を丁寧に剥がし、下地処理を行った上で新たにモルタルを塗り直します。

塗装の保護まで行いましょう!
クラック補修を行ったあとは、仕上げとして基礎の表面を塗装して保護することをオススメしています。
塗膜による保護は紫外線や雨水の影響を防ぐ効果があり、基礎部分の劣化を抑えやすくなります。
補修跡が目立たなくなりますので、多くの場合は塗装まで行います。
私たち街の外壁塗装やさんでは、外壁だけではなく基礎の補修や塗装も幅広く対応しておりますので、まずは詳しいスタッフの無料点検からご利用ください(*^^)v
記事内に記載されている金額は2025年06月16日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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