現地に到着し、まずは外観から全体の状態を確認しました。
RC造の建物で多いのが、
打ち継ぎ部(コールドジョイント)や開口部周辺からの浸水です。コンクリート自体は防水性が高いものの、経年による微細なひび割れや、シーリング材の劣化から水が侵入してしまいます。
1階天井部分には
大きな雨染みと膨れが確認できました。
RC造の場合、天井内部に防水層がないと、上階や屋上からの水分が徐々にコンクリートを伝い、下階に滞留してしまうことがあります。放置するとコンクリート内部の鉄筋が錆び、構造劣化につながる恐れもあります。
床下空間を確認すると、配管まわりに湿気がこもり、水分の痕跡が見られました。
RC造の床下はコンクリートスラブで覆われているため、
内部で漏れた水の逃げ場がなく、室内側に影響が出ることがあります。特に排水管の接続部や貫通部は、雨水が逆流しやすい要注意箇所です。
窓枠まわりや外壁目地にある
コーキング(シーリング)材が硬化し、隙間ができていました。
RC造の外壁は動きが少ない構造ですが、温度変化や経年でわずかに伸縮するため、この部分の劣化は
雨水の侵入口になりやすいポイントです。
階層の継ぎ目(打ち継ぎ部)は、施工時にコンクリートを分けて打設した際の境界部分です。
防水処理が十分でない場合や、経年で劣化した場合に浸水しやすくなるため、RC造の雨漏り原因として非常に多い箇所です。
窓サッシまわりのコーキングが切れており、隙間から水が浸入した形跡が見られました。
サッシ枠とコンクリートの取り合い部は、構造上どうしても微細な隙間が生じやすく、特に
外壁に直射日光や風雨が当たる面では劣化が早まります。
このような場面では、赤外線調査・散水試験・防水工事の専門スタッフが連携し、再発しない根本的な雨漏り修繕をご提案しております。
お住まいのRC造建物で天井や壁に雨染みを見つけた際は、街の外壁塗装やさんへお気軽にお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2025年10月10日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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