外壁塗装では外壁の保護や美観向上を目的として塗装を行いますが、実は同時に見逃せないのが「鉄部塗装」です。建物には想像以上に多くの鉄部が使用されており、適切に塗装を施すことで錆の発生を抑え、住宅全体の耐久性を高めることができます。
特にシャッターボックスや雨戸は、日差し・雨水の影響を受けやすく、放置すると錆びが進行しやすい部位です。外壁塗装時に色を合わせて塗り替えることで、住まい全体が統一された美しい仕上がりになります。
鉄部は外壁以外にもバルコニーの天井(軒天)や庇(ひさし)、手すりなど意外な場所にも多く使われています。これらの部材は常に風雨にさらされているため、劣化が進むと錆びによる腐食に発展し、交換が必要になってしまうこともあります。外壁塗装と同時に鉄部塗装を行うメリットは、足場を一度で済ませられるため
工事費を抑えられることです。
また、基礎水切りも鉄部のひとつです。住まいの下部にある細い金属板の部分で、外壁内部に雨水が入り込むのを防ぐ重要な役割があります。ここもサビが発生すると穴あきにつながるため、外壁塗装と同時にしっかりとメンテナンスすることで長寿命化につながります。
庇(ひさし)も多くの場合金属製で、錆びやすい部分のひとつです。庇は日差し・雨水を防いでくれる大切な部材ですが、劣化を放置すると穴あきや腐食の原因になり、最悪の場合は交換工事が必要になることもあります。外壁塗装と同時に鉄部塗装を行えば、美観だけでなく建物の安全性も向上します。
鉄部塗装の特徴は、外壁とは異なり「ケレン作業」が必須である点です。
・ケレン(研磨)で錆・旧塗膜を除去
・錆止め塗料の下塗り
・中塗り・上塗りで強固な保護膜を形成
この工程を丁寧に行うことで、錆の再発を防ぎ、鉄部の耐久性を大きく向上できます。
外壁塗装は建物全体を守るメンテナンスですが、鉄部塗装を同時に行うことでより効果的にお住まいを長持ちさせることができます。
街の外壁塗装やさんでは、鉄部ごとの劣化状況を細かくチェックし、最適な塗装プランをご提案しています。
外壁塗装をお考えの際は、ぜひ鉄部塗装もセットでご検討ください。
記事内に記載されている金額は2025年12月05日時点での費用となります。
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