厄介なポイントとしては、塗装直後は綺麗な見た目になりますので乾燥時間が不十分であったことに気づきにくいという点です。施工不良は工事からしばらく経ってから……数年後などに顕在化してくるため、塗装工事を任せる業者が信頼できるかどうかを事前に判断しておくようにしましょう。
オススメなのは相見積もりを取って複数の業者を比較検討することです！
まだ製品として完成していない、と捉えられますね。
塗料は塗装後に乾燥し、形成した塗膜が外壁を保護するまでを製品の役割としています。そのため正しい工事をすることで完成品となるのです。
もちろん、完成品にするためには職人の技量はもちろん、適切な乾燥時間が必要です。そのた、塗料には現場で混ぜてから使用する2液タイプのものもありますので、その配合・希釈率も塗装の品質に関わってきます。
塗装作業において、気温は乾燥時間に大きな影響を与えます。
気温が高い場合、塗料の乾燥時間は短くなります。夏のように気温が高い時であれば、数時間程度で乾燥することもあります。
一方、冬のように気温が低い場合は、乾燥には約1日かかることがあります。
ただし、夏場は湿度も高くなりますので、その点も考慮して乾燥時間を見定めなければなりません。
塗料メーカーは、塗装を避けるべき条件として気温5℃以下や湿度85～90%以上を公表しています。この湿度は基本的に雨天時となりますね。
これらの条件下では、塗った塗料は硬化にかなりの時間を要し、塗装作業が進みません。特に冬場は気温が下がり、結露が起こりやすくなります。結露が起これば塗料が乾燥せず、次の工程の塗装ができません。
また、冬場は日照時間も短く、作業の進み具合が遅くなることも考慮しなければなりません。
一方、気温が高い場合はどうでしょうか。塗料メーカーでは温度が高いときの条件は特に明記されていませんが、現場の声としては「40℃超えの気温では乾燥が早過ぎて作業しづらい」という意見もあります。
特に太陽の熱を直接的に受ける屋根塗装では、表面が60℃を超えるとすぐに乾燥してローラーが引っ掛かり、それが塗りにくさに繋がるとも言われています。
また、乾燥時間が長すぎることも問題です。乾燥時間が長いと、塗料が外部の環境要因（例：風、雨、ほこり）に長く晒されることになります。これにより、塗膜の品質が低下し、耐久性が損なわれる可能性があります。
以上を総合的に考えると、気温は暑過ぎず寒過ぎず10～30℃ほど、そして湿度は75%以下が塗装できる気象条件と言えます。
春や秋は気温や天気が安定しやすいため、塗装作業におすすめの時期です！
＜参考価格＞
■外壁塗装：税込657,800円～
■屋根塗装：税込415,800円～
■屋根・外壁塗装セットプラン：税込833,800円～
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記事内に記載されている金額は2023年10月19日時点での費用となります。
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