
皆さんこんにちは、街の外壁塗装やさん熊本店です。
いよいよ、外壁に塗料を塗る工程が始まります。
しかし、いきなり仕上げの色を塗り始めるわけではありません。
まず行うのが「下塗り」という工程です。
今回は、熊本市南区で進行中の外壁塗装工事から、外壁下塗りの様子をお届けします。
「下塗りって本当に必要なの?」
「外壁の素材によって下塗り材は変わるの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、下塗りの役割はもちろん、南面の外壁が日差しで傷んでいたこの現場ならではの工夫もあわせてご紹介します。
前回の記事では、コーキング打ち替えの様子をお伝えしました。
▶︎ 【熊本市南区】劣化したサイディングのコーキング打ち替え。隙間も気泡も許さない充填の技
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担当者情報

今回の工事を担当させていただいたのは、弊社代表の富野誠です。
塗装業界での実務経験は15年以上を数え、現場で培ってきた確かな技術と知識でお客様の住まいを守ってきました。 国家資格である「1級塗装技能士」を保有しており、塗装に関する高度な知識と技能が国に認められた証です。
「お客様の大切な住まいだからこそ、ごまかしのない仕事を」をモットーに、 誠実な対応と明るい人柄でお客様から多くのご好評をいただいております。 工事に関するどんな小さなご質問にも、丁寧にお答えいたしますので、ご安心してお任せください。
今回の現場について

今回の現場は、熊本市南区にある築13年・建坪35坪の戸建て住宅です。
外壁には窯業系サイディングボードが使われています。
お客様はコーキングの劣化をきっかけにご相談くださり、現場調査の結果、外壁塗装・コーキング打ち替え・付帯部塗装(軒天・雨樋)の工事プランが決まりました。
屋根のガルバリウム鋼板は良好な状態のため、今回は塗装を見送っています。
外壁の状態で特に気になっていたのが、南面の劣化です。
日差しが強く当たり続ける南面は、他の面と比べて外壁そのものが傷んでいる状態でした。
この傷みが下塗りの工程でどのように影響し、どんな対策を取ったのか。
今回の記事の見どころのひとつです。
外壁下塗りはなぜ必要なのか?
外壁塗装における下塗りは、中塗り・上塗りの塗料をしっかりと外壁に密着させるための「接着剤」のような役割を果たす工程です。
下塗りには大きく分けて三つの役割があります。
一つ目は、密着性の向上です。
外壁材の表面と仕上げ塗料の間に下塗り材の層を挟むことで、塗料が外壁にしっかりと食いつくようになります。
下塗りなしで直接仕上げ塗料を塗ると、塗膜が外壁に十分に密着せず、短期間で剥がれてしまうリスクが高まります。
二つ目は、外壁材の吸い込み止めです。
経年劣化した外壁は、塗料を吸い込みやすい状態になっています。
吸い込みが激しいまま仕上げ塗料を塗ると、塗料が外壁に吸われてしまい、色ムラや艶ムラの原因になります。
下塗り材で吸い込みを均一に抑えることで、仕上がりの美しさが格段に向上するのです。
三つ目は、上塗り材の発色向上です。
下塗り材が均一な下地を作ることで、仕上げ塗料本来の色がきれいに発色します。
外壁の素材によって、適切な下塗り材は異なります。
主な下塗り材の種類としては、シーラー、フィラー、微弾性フィラーがあります。
シーラーは外壁材に浸透して密着性を高めるタイプで、サイディングボードのように比較的表面が滑らかな素材に適しています。
フィラーは厚みのある下地を作るタイプで、モルタル外壁の細かなひび割れを埋めるのに向いています。
微弾性フィラーはフィラーに弾力性を持たせたもので、下地の動きに追従しやすいのが特徴です。
今回の窯業系サイディングボードの外壁には、浸透性に優れたシーラータイプの下塗り材を選定しています。
外壁下塗り当日の様子と工夫したポイント

今回の下塗りに使用したのは、ファインパーフェクトシーラーです。
ファインパーフェクトシーラーは浸透性と密着性に優れた下塗り材で、窯業系サイディングボードの下塗りに適した製品です。
劣化した外壁材にしっかりと浸透し、中塗り・上塗りとの強固な密着を実現してくれます。

今回の現場で特にこだわったのが、南面の外壁への対応です。
南面は日差しが強く当たり続けた影響で、外壁そのものが傷んでいました。
こうした状態の外壁は、通常の外壁と比べて塗料の吸い込みが非常に激しくなります。
シーラーを通常どおり1回塗っただけでは、外壁に吸い込まれてしまって十分な下地膜が形成されず、そのまま中塗りに進むとムラができやすくなるのです。

そこで今回は、シーラーを2回塗りで対応しました。
1回目の塗布で外壁の吸い込みをある程度抑え、2回目の塗布でしっかりとした下塗り膜を形成する。
この2回塗りによって、南面の傷んだ外壁にも均一な下地が仕上がり、中塗り・上塗りでムラのない美しい仕上がりが期待できる状態になりました。
シーラーの2回塗りは、手間も材料も通常の倍かかります。
しかし、ここで手を抜いてしまうと仕上がりに影響が出てしまいます。
見えなくなる工程だからこそ、丁寧に手間をかけることが、長持ちする塗装につながるのです。
お客様とのやり取り・エピソード
下塗りの工程は、仕上がりの色とは異なる透明や白っぽい色の塗料を塗るため、お客様から見ると「思っていた色と違う」と不安に思われることがあります。
下塗りはあくまで土台づくりの工程であり、仕上げの色は中塗り・上塗りで塗っていく旨を、事前にご説明するようにしています。
今回の現場でも、下塗り材の役割や南面にシーラーを2回塗る理由などをお客様にお伝えし、ご安心いただいたうえで作業を進めています。
外壁下塗り完了後の現場

下塗りが完了した外壁は、シーラーが均一に浸透・塗布され、表面に薄い膜ができた状態になります。
見た目には地味な変化ですが、この下塗り膜があるかないかで、中塗り・上塗りの仕上がりが大きく変わってきます。
特に南面は、シーラーの2回塗りによって吸い込みがしっかりと抑えられた状態です。
他の面と同じ条件で中塗り・上塗りに進めることができ、均一な仕上がりが見込めます。
下塗り後は、シーラーが十分に乾燥するまでの時間を確保します。
乾燥が不十分なまま中塗りに進んでしまうと、下塗り膜の性能が発揮できず、密着不良の原因になりかねません。
しっかりと乾燥させてから、いよいよ外壁の中塗り・上塗りに移ります。
施工日数の目安
外壁下塗りの作業は、一般的な住宅で1日程度が目安です。
ただし今回の現場では、南面にシーラーの2回塗りを行っているため、通常よりもやや時間をかけて丁寧に進めています。
1回目の塗布後に乾燥時間を設け、しっかりと乾いてから2回目を塗布するという流れです。
下塗り完了後は、中塗りに入る前に十分な乾燥時間を確保します。
下塗りがしっかり乾いた状態で中塗りに進むことが、美しく長持ちする仕上がりへの第一歩です。
次回のブログ
次回は、外壁の中塗り・上塗りの様子をお届けします。
いよいよ外壁に仕上げの色が入り、お家の印象がガラリと変わる瞬間です。
今回の現場で使用するラジカル制御形塗料「ファインパーフェクトトップ」の特徴や、中塗りと上塗りの違い、色決めの工夫なども詳しくご紹介しますので、ぜひお楽しみにお待ちください。
まとめ
今回は、熊本市南区での外壁塗装工事における外壁下塗りの様子をお伝えしました。
外壁下塗りは、密着性の向上・吸い込み止め・発色の向上という三つの役割を持つ、仕上がりの品質と耐久性を左右する大切な工程です。
今回の現場では、窯業系サイディングボードの外壁にファインパーフェクトシーラーを使用。
日差しで傷んだ南面は通常よりも塗料の吸い込みが激しいため、シーラーを2回塗りすることでムラのない均一な下地を作り上げました。
見えなくなる工程にこそ、仕上がりへのこだわりが表れます。
熊本市南区をはじめ熊本県内で外壁塗装をお考えの方は、下塗りから丁寧に施工する私たちにぜひお気軽にご相談ください。
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記事内に記載されている金額は2026年07月02日時点での費用となります。
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