本日は杉並区成田西にて、今年で築20年になるお住まいの外壁のメンテナンス調査の模様をお伝えいたします。外壁の汚れとひび割れが気になるので直して塗装をお願いしたい、というご相談をいただき、調査にお伺いました。外壁メンテナンスは今回が初めてとの事です。お客様にお伺いするにあたり、私達街の外壁塗装やさんでは、新型コロナウイルス感染症対策を行っており、感染リスクを少しでも下げるためマスク着用でお伺いさせていただいております。
モルタル外壁にチョーキング現象が出ています
お客様の外壁はモルタル外壁になります。最近の住宅では窯業サイディング外壁が主流ですが、70年代以降では一般住宅で非常に良く使われた外壁です。洋風にも和風にも合う外壁スタイルで当初はモダンな外壁として流行しました。モルタルは、水とセメントと砂を混ぜ合わせた外壁素材です。意匠性が高く味わい深い外観が魅力的ですが、セメントベースなため吸水性はあっても防水性、撥水性はほとんどありませんので、雨水からは表面を塗装することにより守ります。防水を塗装頼みになっていますので、その肝心の塗装が劣化してしまうと、雨水などを吸収しやすくなってしまい、ひび割れが発生しやすくなってしまったり、カビや藻、苔などが発生しやすくなってしまいます。
まずはその塗膜の状態を直接触って確かめます。指先に白い粉が付着しました。これは劣化した塗膜が白亜化して付着したもので、一般的にチョーキング現象といいます。このチョーキング現象が出るという事は塗装の時期に差し掛かっていると言っていいでしょう。
塗膜の劣化により雨水を防ぎきれない状態にあり、ひび割れが多数発生しておりました。ひび割れ幅が0.3mm以下の微細なクラックであれば、高弾性塗料などを塗布してカバーすることも可能ですが、一目でわかるほどの大きなクラックになりますとシーリングを使った補修工事が必要となります。
外壁のひび割れは、発生してしまったからといってすぐに雨漏りするわけではありませんが、長期間放置いたしますとそこから雨水が侵入してきて下地材や構造材を傷めてしまう事になりかねません。
軒天の塗膜の劣化によりカビが繁殖
他に目についたところは、軒天の傷み具合でした。こちらも塗膜の劣化により雨水を防ぐことが出来ない状態で、軒天にカビが多く繁殖していました。まだボード自体の腐食は見られませんでしたが、このまま放置いたしますと、腐食し穴が開いてしまいますので、今のうちに洗浄と塗装を行っておいたほうが良いでしょう。
お客様には点検写真をご覧いただきながら、現在の状況をご説明いたしました。ご提案いたしました工事としましては、軒天の塗装工事と、モルタル外壁のひび割れの補修作業、そして塗装工事をご提案いたしました。ひび割れの補修はひびわれをV字カットをして内側にコーキング処理を行う工事です。塗料に関しましては、ひび割れに最適な超高弾性塗料のエラストコートをおすすめいたしました。私達街の外壁塗装やさんでは、末永くお住まいを維持するためにも定期的な点検をおすすめしております。
記事内に記載されている金額は2020年11月16日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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