愛知県大府市にて雨漏りによる建物調査の依頼を受け現地に行ってきました。
建物は築39年のクボタハウスの物件です。構造は軽量鉄骨のためかなり丈夫な建物です。
今回は、お部屋の中に雨漏りが発生したために補修工事などの提案が欲しいということでした。
屋根材はカラーベストで、塗り替えのメンテナンスもきっちりと行われていたのですが、縁切りがしっかりと行われていないことが原因のようでした。
お客様の希望もありましたが、当店では安全第一のため屋根に登らずにビデオ撮影をするようにしています。今回も屋根をビデオ撮影して確認をして原因究明しました。
その結果、屋根はアイジーガルテクトを使用したカバー工法の提案、外壁は塗り替えの提案をいたします。
外壁は塗膜の劣化によるチョーキング現象が起きていました。擦ると指が白くなるのが塗膜の劣化している証拠です。
約10年前には塗り替えをおこなっているのですが、紫外線の影響をうけやすい場所から塗膜の劣化が起きてきます。
軒裏はケイカル板が使用されていましたが、屋根からの雨漏りの影響と思われる、塗膜の浮きが多数確認できました。
軒裏には水性系の塗料が塗られることが多いのですが、このようにふやけた様に浮いてくるのは雨水がまわっている可能性があります。塗膜の捲れかたや浮いた塗膜の状態でも原因を突き止めることも出来ます。
バルコニーに一部使用されている板は、所々ひび割れが発生したり、シーリングの劣化、ビス頭の劣化など状態があまりようくない状態でした。
今回のご提案では、このまま下地処理して塗り替えをおこなっても、10年後を考えると現状より悪くなっていることしか考えられないために、板の交換を含めた提案をしたいと思います。
一部の窓周りにもシーリングが施工されていました。築年数から考えるとシーリングの打ち替えをする必要があるので、高耐候性の変性シリコンノンブリードで提案をしたいと思います。
鼻隠しも塗装されているのですが、所々で塗膜が剥がれていました。原因は、塗装するときに目粗しをしっかりとおこなわずに、上塗りを塗っているからだと思われます。目荒らしをおこなって下塗りを塗ってから上塗りを塗れば剥がれることはないです。
樋も一度交換して塗装もされていました。
塗膜の剥がれはありませんでしたが、経年劣化による色の退色はしていました。
樋は硬質塩ビの材質のために下塗りを塗装する必要がなく、上塗りだけで大丈夫ですが、樋の金具などに錆止めが必要な場合もあります。
現在ではアルミの格子が主流ですが、昔はこのように鉄か木の格子が主流でした。アルミ以外の鉄や木は定期的なメンテナンスが必要になってきます。写真のような鉄格子は、取り外してから塗膜の除去と掃除をおこなってから研磨して錆止め、上塗りと塗装をおこなっていきます。
他にも、基礎土台の鉄骨が錆びていたり、玄関先軒裏の木部のクリヤーの劣化や外構の塗膜の色あせなどありました。
塗り替え工事をおこなうと汚れているところが色々気になってくるので、最終的には塗れるところは全て塗装することになってきます。
街の外壁塗装やさん名古屋南店では、施工管理技士や塗装技能士などの国家資格や雨漏り診断士などの資格を持つ有資格者による建物診断をおこなうので安心してお問い合わせください。
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