外壁材として広く採用されているサイディングには、「縦張り」と「横張り」の2種類の施工方法がある…ということをご存知でしょうか。
「どちらがいいかな…」と悩む方も多くいらっしゃるかと思います。
本記事では、縦張りサイディングの特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説します！
新築時だけでなく外壁のリフォーム時にも役立ちますので、ぜひ参考にしてみてくださいね(*^-^*)
縦張りサイディングは、サイディングボードを建物の屋根から
地面に向かって垂直に設置する方法です。この方法では
胴縁（下地木材）が横向きに配置されることが一般的です。
特に
金属サイディングは縦張りのものが多く、シーリングの施工箇所が少ない傾向にあります。
建物がスラリとした印象になり、モダンでスタイリッシュな外観を演出できます。
また、縦方向のラインが強調されるため、建物がより高く見える効果も期待できますよ！(^^)/
横張りのサイディングは、長辺が
横向き（地面に向かって水平）に配置されています。
この場合、胴縁（下地木材）と目地が縦向きになります。
窯業系サイディングの多くが横張りに合わせた製品があり、バリエーションも豊富です。
また、
ALC（軽量気泡コンクリート）に関しては、サイディングよりもパネルが小さく厚く、縦横どちらにもシーリングが施工されているケースが多いです。
縦張りにすることで建物が高く見え、モダンでシャープな印象になります。シンプルで洗練されたデザインを求める場合に適しています。
横張りの場合、ボード同士の継ぎ目が水平に並ぶため、雨水が侵入しやすくなります。
しかし、縦張りでは継ぎ目が垂直になるため、水が入りにくくなり、防水性が向上します。
縦張りサイディングは、他の素材と組み合わせることでデザインの幅が広がります。例えば、一部を横張りにしてアクセントをつけることで、より個性的な外観に仕上げることも可能です。
サイディングを施工する際、胴縁と呼ばれる下地材を施工する必要があります。
縦張りサイディングは「横胴縁（よこどうぶち）」で施工するのですが、縦胴縁に比べて通気しにくいのではないかという点がしばしば問題になっています。
縦張りサイディングは、ボードの重みがそのまま下方向にかかるため、施工後にズレが生じる可能性があります。そのため、しっかりと固定するための工夫が求められます。
縦張りのサイディングは、スタイリッシュでシャープな印象を与える一方で、クラシックやカントリー調のデザインにはあまり適していません。
ナチュラルな雰囲気を求める場合には、横張りの方が選択肢が広がるでしょう。
縦張りサイディングは、建物をモダンでスタイリッシュな印象に仕上げることができ、雨水の流れがスムーズになるため汚れが付きにくいというメリットがあります。
一方で、施工コストが高くなりがちで、施工の手間が増えるというデメリットもあります。
建物のデザインやメンテナンスのしやすさを考慮しながら、最適な施工方法を選ぶことが重要です！
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