一ヶ所に集中して発生していたクラック
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っそく現地にお伺いし、外壁の状態を点検させていただきました。比較的築浅なこともあり、お伺いしていた苔の繁殖以外にはおおむね綺麗な状態を保っている様に見受けられましたが、1階南西部にあるバルコニー下の外壁部分のみ、無数のクラック(ひび割れ)が発生しているのを発見しました。お客様にお伺いすると、築数年で雨漏りが発生したため、建設会社の保障でバルコニー周りの外壁を解体して作り直したという経緯があるとのことでした。クラックが発生している箇所は、造り直された外壁に集中しており、造り直し工事に問題があったと考えて間違いない状態でした。あまりにもクラックの数が多く、シーリングなどによるクラック補修だけでは根本的な解決にはならないだろうと考えながら調査を進めていると、一番見つかってほしくないものが見つかりました。
木材住宅の天敵「木材腐朽菌」
バルコニーの笠木の下から、白い物体が出ています。これは木材腐朽菌(もくざいふきゅうきん)という菌類で名前の通り、腐った木材に繁殖して腐食をさらに進行させる木造住宅の天敵です。注意していただきたいのが、「菌が繁殖した木材が腐食する」のではなく、「すでに腐食している木材に繁殖する」という点です。そのため、木材腐朽菌が繁殖している時点で内部の木材はある程度の腐食が進行しており、木材が腐食するということは内部で雨漏りが発生しているということです。
お客様に調査結果をご報告いたしました。相見積もりを取られた他社様の見解では塗装をすれば問題ないというお話だったようですが、木材腐朽菌が見つかった以上このまま塗装を行っても意味がなく、外壁の解体・復旧を行って雨漏りを解消してからでなければ塗装できないというご案内をさせていただきました。
最終的に、私たちの提案にご理解・ご納得をいただき、解体・復旧工事をご用命いただきました。
私たち「街の屋根やさん」では、新型コロナウイルス対策として、「マスク着用」「手指アルコール消毒」「ソーシャルディスタンスの確保」を徹底しておりますので、どうぞご安心してお問合せください。
記事内に記載されている金額は2023年03月06日時点での費用となります。
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