外壁に付着した苔や藻、カビは美観性を損ない、悩みの種になりますよね。ご自宅を新築したばかりの方、また外壁の塗り替えやリフォームをしたばかりの方なら、なおさらきれいな状態でキープしたいと思われるはずです。しかしどれだけ外壁や屋根をきれいに保とうと努力しても、苔や藻、カビの発生はなかなか止められるものではありません。しかもこれらは外観の問題だけでなく、外壁の劣化を招く原因にもなります。では苔や藻、カビはなぜ外壁に付着するのでしょうか?まずは原因が分からなければ対策を講じることもできません。そこで今回は家の外観を損ねてしまう汚れへの対策について考えていきたいと思います。もっとも効果の高い屋根・外壁塗装についてはもちろん、外壁の正しい清掃方法や注意点も解説していきますのでぜひご参考にしてください。
【動画で確認「外壁の苔・藻・カビ対策」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
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動画で見たいという方は是非ご覧ください!
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外壁には雨風や紫外線から居住者を守るという重要な役割があります。ということは、外壁は24時間365日、雨風や紫外線に晒されているということです。それだけに汚れが外壁に付着するのは当然と言えます。
では外壁に付着する汚れは経年でどのように変化していくのでしょうか。メンテナンスが必要になるタイミングを含めてご紹介します。□ 付着する汚れは軽度
□ 洗えば落ちる程の汚れ
□ 総合的にまだきれいな外観を保っている
この段階の汚れではまだメンテナンスの必要はありません。軽度の汚れでは外壁自体に劣化が発生している可能性もほとんどないでしょう。
□ 汚れが目立つ
□ 汚れが洗っても落ちないほど頑固
□ 外観が古ぼけた印象
このように汚れが顕著になり、お住まいそのものが古ぼけた印象を与えるようになるとそろそろメンテナンス時期です。塗装には、外観を美しく保つという効果以外にも、雨漏りなどの原因となる外壁の劣化を予防するという効果もあります。汚れがひどくなったら外装リフォームの専門業者に問い合わせてみましょう。
汚れの進行はお住まいの立地や環境によって異なりますが、どんなお住まいでも汚れは必ず付着するものです。汚れが目立ち、落ちにくくなってくると外壁の塗膜が劣化している証拠です。「汚れくらい気にならない」と放置するのではなく、しかるべきメンテナンスを行い、今後起こりうる劣化からお住まいを守りましょう。
近年の住宅でよく使用されているのは化粧スレートの屋根材、そして窯業系サイディングの外壁材です。そしてこれらの建材の共通点は「セメントが主原料」であるということ。セメントは吸水性が高いため、雨水をすぐに吸収してしまい、屋根材・外壁材の強度が低下してしまいます。それを予防するために行うのが「塗装」です。塗装で形成される「塗膜」は建材自体を保護し、雨を吸水して傷んでしまうリスクを防ぎます。
外壁塗装の塗膜が機能しているうちは、塗膜の持つ防水性によって汚れが付着しても雨で流されるため外壁の美しさが保たれます。しかし塗膜が劣化すると雨水を吸収してしまうため、汚れだけでなく苔や藻、カビが発生する原因となるのです。さらに、雨水を吸収した屋根材や外壁材は損傷の進行が早まり、一度損傷をしてしまうと塗装では状態を改善することが困難になるため、外壁材が雨水を吸い込むようになる前に対策を講じることが重要です。
→10年後に点検を行った結果、屋根材・外壁材自体に問題がないことが判明。塗装メンテナンスのみで、費用は150万円で済んだ。
→10年持たずに塗膜が剥がれ始めることが予想され、再塗装では回復が困難だと判断。カバー工法や葺き替え・張替工事が必要で費用は250万円ほどかかると言われた。
外壁に劣化が見られる場合は早めの対処が重要です。苔や藻、カビの付着が見られるということは、屋根材・外壁材の劣化が始まっています。劣化が進行する前に早めにメンテナンスを行うことは、今後の支出を抑えることにも繋がるのです。
苔や藻、カビが付着することを止めることはできません。しかし汚れのつきやすさは、お住まいによって異なります。では汚れのつきにくいお住まいは何が違うのでしょうか?
苔や藻、カビといった汚れが付着する原因には、屋根材・外壁材の素材が影響します。屋根材・外壁材の中でも苔や藻が付着しやすいのはセメント系のものです。一方陶器(和)瓦や金属素材、タイルなどは吸水性が低いため苔や藻が付着しにくい性質を持ちます。ただし汚れが付着しにくい素材でも、漆喰や水が溜まりやすい凹部に苔や藻、カビが発生することはあるので覚えておきましょう。
塗膜は外壁を保護するために重要な役割を担っています。しかし塗料にはアクリル・ウレタン・シリコンなど種類がいくつかあり、それぞれグレードが異なります。耐久性に優れた塗料を使用するとそれだけ塗膜の機能が長続きするため、汚れがつきにくくなります。
一般的に新築のお住まいでは安価に仕上げるために、外壁にはアクリル塗料が使用されています。しかしその後の塗り替え時にはグレードを上げ、シリコン以上の塗料を選ぶことが多いです。耐久性の高い無機やフッ素塗料は、ガラスのように滑らかな硬膜(塗膜)を形成するため、汚れが外壁につきにくくなると同時に汚れが落ちやすい特徴があります。このほかにも機能を付加した塗料があります。たとえば低汚染性塗料は親水性があるため、付着した汚れを雨水と一緒に洗い流す機能があります。このようなセルフクリーニング機能は、定期的な外壁清掃の回数を減らせるうえ美しい外壁を長く保つことが可能です。このほか防カビ・防藻性などの機能性塗料もあるため、お住まいの環境に応じて塗料を選ぶことをおすすめします。
苔や藻、カビの発生には、お住まいの環境や壁面の方角も大きく影響します。たとえば南面と比べると北面は日当たりが優れないためカビが生えやすいです。苔や藻、カビは高温多湿を好むため隣の家との距離が近い、風通しが悪いなどの条件も発生原因になります。このほか公園が近い場合やお庭に木を植えている場合は土に水分が含まれているため、苔や藻が繁殖しやすい環境といえるでしょう。窯業系サイディング外壁の場合は、サイディングボードの継ぎ目・サッシ周りにシーリングを打ちますが、シーリングは紫外線に弱いという弱点があります。そのため日当たりが良いと剥離や破断のような劣化を起こします。
外壁に汚れが目立ちにくい色を選ぶこともあるかと思いますが、汚れが目立ちにくいだけで汚れがつきにくいわけではありません。グリーンやグレーなどは苔や藻、カビが目立ちにくい色です。しかし目立ちにくいだけで外壁に汚れは付着しています。定期的な塗装メンテナンスを忘れないようにしましょう。
屋根や外壁に苔や藻、カビが発生してしまったらどう対処すればよいのでしょう?早めに対処できるよう、具体的な方法をみていきましょう。
苔や藻の付着原因は外壁の塗膜が劣化したことにあるため、苔や藻が目立つようになったというお住まいでは屋根材・外壁材の吸水が始まっているということです。この劣化状態を放っておくと、屋根材の浮きや反り、外壁材のひび割れが発生する原因になります。深刻な状態になる前に、早い段階で塗装メンテナンスをご検討ください。
新築・リフォームから5~8年で苔や藻、カビが発生するのであれば、塗膜の劣化よりも立地や周辺環境が関係しているのかもしません。この場合の要因は次のようなものです。□ ガーデニングをしている
□ 日当たりが悪い
□ 風通しが悪い
もしも苔や藻、カビが外壁の一部もしくは部分的に発生しているのであれば、中性洗剤を使うと簡単に落とせます。中性洗剤を薄めて、柔らかいブラシやスポンジで洗い落としましょう。強くこすると外壁材を傷つける恐れがあるので力を入れないようにしてくださいね。
外壁洗浄後は洗剤が残らないようにしっかりと水で落としましょう。外壁に洗剤が残っていると外壁が傷む原因になります。また吹き付け乾燥もNGです。
屋根は雨や太陽の影響を外壁よりも受けやすいため、苔や藻、カビが発生しやすいといえます。しかし屋根に上がるのは危険ですから、ご自身で洗浄されるのはお控えください。ただでさえ屋根は滑りやすく危険です。そこに苔や藻が付着すると屋根はより滑りやすくなります。また屋根の上での慣れない作業はかえって屋根材を傷つけかねません。さらに、屋根の塗膜が劣化しているのであれば、洗浄だけでは問題は解決しません。塗装によって新しい塗膜を形成する必要があるため、専門業者に塗装メンテナンスを依頼しましょう。
外壁の洗浄を行う場合、高圧洗浄機やスチームクリーナーの使用を考える方もいらっしゃるでしょう。しかしこれらはかえって外壁を傷つけてしまう恐れがあります。家庭用高圧洗浄機はプロが使用する業務用高圧洗浄機よりも水圧が低く、外壁を破壊させるほどのパワーはありません。しかし目地が劣化している箇所やクラック(ひび割れ)が発生した箇所に集中的に当たってしまうと雨漏りを引き起こす可能性があります。
またスチームクリーナーはきれいに汚れを落とせますが、その分外壁材を傷めてしまう恐れがあります。加えてスチームクリーナーで洗浄するだけでは塗膜の劣化が進行するため、塗装を行わなければ意味がないのです。正しい方法で洗浄したあとは、苔や藻、カビを発生させないような対策も行いましょう。たとえば風通しを塞いでいる物を動かして風の通り道を確保する、木を選定して日当たりをよくするという方法が有効です。
屋根や外壁の塗装時期は築年数や塗料の耐用年数が大きく関わります。しかし苔や藻、カビに関しては次回の塗装時期を待たずに発生することがあります。一般的に日当たりの良い南面では外壁が色あせやすく、日当たりの悪い北面は苔や藻が生えやすいです。ただしお住まいの向きや形状、隣家との距離によっても汚れの付着しやすさは異なります。
ではどの程度の汚れまたは色あせがあれば、塗装を検討すべきなのでしょうか?チェックしていただきたいのはお住まいでもっとも劣化が目立っている箇所です。塗装メンテナンスは毎日の暮らしの中でもっとも気になる箇所を基準にします。そして汚れや色あせ、目地の劣化や外壁のクラックなど、定期的に清掃をしながらチェックしてみましょう。
汚れや苔、藻、カビが発生してしまうと、せっかくの大切なお住まいの外観が損なわれてしまいます。たとえ立派なお住まいであっても、築年数の経過を感じざるをえません。苔や藻、カビを目立たせないようにするには、それらに似た色で塗装することをおすすめします。たとえば苔や藻はグリーン、カビはグレーに近い色という具合です。またフッ素や無機塗料、機能性塗料を使用すると、きれいな外壁の状態を長く保つことができます。このように汚れなどを目立たせないようにするには、塗装の際に適した塗料を選ぶことが重要です。
塗料の色や機能についてご関心をお持ちいただいている方は、街の外壁塗装やさんの「オンライン相談」や「カラーシミュレーション」をご活用ください。街の外壁塗装やさんでは無料で点検・お見積りの作成を行っております。安心してきれいな状態のお住まいに住み続けるためにも、外壁清掃やメンテナンスに関して気になることがあればお気軽にご相談ください。
屋根や外壁の苔・藻・カビ対策まとめ
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経年やお住まいの環境によって屋根や外壁に苔や藻、カビが発生することがあります。定期的な清掃で落とせないようであれば、屋根材・外壁材の塗膜が劣化している証拠です。塗装メンテナンスをご検討ください。
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屋根・外壁の汚れやすさは、屋根・外壁の素材やお住まいの立地・環境が大きく影響します。塗り替え時期にお悩みの方は、築年数もご参考いただき塗装メンテナンスをご検討ください。
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屋根・外壁の汚れに対する最も適した解決策は塗装メンテナンスです。お住まいの環境によっては本来の塗装時期よりも早くに苔や藻、カビが発生する場合があります。
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外壁の清掃は薄めた中性洗剤を使用し、柔らかいブラシやスポンジで優しくこすり洗いします。外壁に洗剤が残ると劣化原因になるため、水でしっかりと洗剤を洗い流してください。高圧洗浄機やスチームクリーナーは外壁材を傷めるリスクがあるため、ご使用をお控えください。
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屋根・外壁メンテナンスの時期は、生活の中で最も気になる箇所を基準にして塗装時期を決めていただくことがオススメです。塗装の際に汚れが目立ちにくい色、高耐久性・高機能な塗料を選ぶと、外壁を長くきれいな状態に保てます。
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