築40年の犬走の状態です。大きなひび割れや深い陥没が見られます。
基礎に大きなひび割れははがして補修します
陥没部分やクラック部分は洗浄機で洗って清掃します。
コンクリートの砂利が露出している状態の事をジャンガといいます。こうした部分も洗浄機で清掃して施工していきます。
コンクリートの欠損部分の補修に使う材料
コニシボンドのKモルタルはコンクリートの欠損部分補修が簡単にできる材料です。普通のモルタルよりもとても扱いやすいので今回はこの材料で欠損部分を補修していきます。扱いやすい理由は薄く補修しても硬化不良しない事や粘土質なので形成しやすいことです。因みに普通のモルタルを薄く施工する場合ドライアウトと呼ばれる硬化不良に注意する必要があります。
陥没部分を清掃後にユニエポプライマーを刷毛で塗布します。
ユニエポプライマーが完全に乾く前ベタベタしている状態のうちに指や鏝などで5ミリ程度ずつ欠損部分を埋めていきます。完全にプライマーが乾くと密着しないので注意して施工しました。
最後に金鏝で表面をならして補修完了です。エポキシシンナーで周り付いた余分なKモルタルを掃除する場合もあります。
基礎部分の脆弱な部分はハンマーなどで取り除いてから施工します。立ち上がり部分や天井などもKモルタルで簡単に補修できます。
H2クラックメンテはクラックに流し込むタイプの材料です。床面の微細なクラック補修に向いているので微細な
クラックはこの材料で補修しました。
H2クラックメンテ500グラムに対して水150㏄で練って容器に入れてクラックに流し込むでいきます。表面が完全に埋まるまで数回同じ作業を繰り返して補修します。
最後に立ちナイフやスクレーパーなどで余分な材料をケレン処理で補修完了。
以前にモルタルで補修した部分も十分な厚みが取れていないので弱く剥がれていました。こうした部分はKモルタルで不陸調整も兼ねて補修することが出来ます。
コンクリートの砂利が経年劣化で露出している状態の部分に水が溜まり冬には氷、滑って危ないのでこうした部分も水が溜まらない様に補修します。
ネオドライ工法ND防水(ポリマーセメント系塗膜防水)
コンクリート下地用下塗材NDプライマーEを吸込みがなく乾いても濡れ色がキープするまで繰り返し塗装します。剥がれない様にする為です。プライマーが吸い込んだままの状態で上塗り塗装すると密着が弱く剝がれたりします。
中塗り材のNDコートを塗装します。これが防水層になります。質感は柔軟性があり表面はザラザラしています滑り止めの効果もあります。小さなクラックはこれで埋まります。
NDコートを塗装後に防水層保護のためNDトップコートを塗装します。軽歩行用で滑りにくいのが特長です、歩行する場所は軽歩行用を2回塗装して仕上がりです。陸屋根など歩かない場所は非歩行用を塗装する場合もあります。
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