昨日点検の様子をご紹介した千葉市稲毛区緑町のお住まいですが、図面から外壁材にはアイジーサイディングの純壁Ⅲ(トリプル)が使用されていました。窯業系にも樹脂製にも見えますが実は金属系サイディングです。今回は金属サイディングの特徴と塗装方法、カラーシミュレーションによる仕上がりのイメージをご紹介したいと思います。
金属サイディング塗装時のポイント


以前は金属外壁というと工場や倉庫にも使用されている波状のトタンが想像されたかと思います。薄く軽量ですので住宅への負荷も少なく、その耐久性でお住まいを守ることが出来ていました。しかしやはり従来の金属外壁材は錆びやすく頻繁なメンテナンスが必要とされていました。現在はトタンよりも更に錆びにくいガルバリウム鋼板を使用しておりますので、軽量はそのままに高耐久性を長期に渡って維持することが出来ます。鋼板は非常に薄い為加工が難しくデザインが限られてると思われがちですが、意匠性に優れた製品が続々と開発されていますので選択肢の幅も広がると思います。


金属サイディングに使用されているガルバリウム鋼板は従来の金属系素材よりも遥かに錆びにくいです。しかし絶対に錆びないという訳ではありませんのでいずれは塗装が必要となってしまいます。現在錆が発生していないにしろ、今後の錆の発生を防ぐ為には水や空気との接触を妨げる錆止め塗料を下塗りに使用すると良いでしょう。下塗りと相性が良く密着性の高い仕上げ塗料で仕上げれば塗装メンテナンスは完了です。適切なメンテナンスを行っていれば長期間使用できる外壁材ですので、メンテナンスサイクルを考慮した上で塗料のグレードを決めていきましょう。
続いて塗り替え時のポイントですが、アルミサッシや玄関ドアは塗装を行いませんので色の変更は出来ません。その為雨樋や破風板・鼻隠しといった付帯部はサッシ枠等の色と合わせた方が綺麗にまとまり、外壁色の選択肢も広がるかと思います。付帯部に黒色を使用した場合はスタイリッシュなイメージ、白色は明るく清潔感のある印象を与えますので住宅形状やお好みの色を照らし合わせながら決めましょう。
カラーシミュレーション


まずは近年人気の高いダークブラウンです。もちろん綺麗に仕上がりますが鎧張り(下見張り)サイディングは重なり部分に陰影ができ暗く見える部分が表れる為、平坦な見本板よりも暗く仕上がる可能性がありますので、あらかじめお住まいに見本板を立て掛けて確認してみましょう。
洋風なイメージが強いサイディングですので、彩度の高い鮮やかな色でも綺麗にまとまります。クリームやホワイト色はどのようなお住まいにも合いますが、屋根も明るく塗り替えることで他の住宅では表現できない印象を感じさせます。
彩度の高い色は組み合わせが難しくなります

ブルーやピンク等、お住まいの外壁材や形状を選ぶ色でも綺麗にまとめることが出来ます。彩度の高い色を使用する場合の問題は組み合わせです。バルコニー等で区切ってツートンに仕上げることは出来ますが、鮮やかな色を数色使うとまとまらずゴチャゴチャとしたお住まいになってしまいます。また屋根が見られるお住まいも同系色を使用してまとめたりと、1色1部分を見るのではなく外観全体を見て組み合わせを検討しましょう。
カラーシミュレーションは全く同じ仕上がりを保証するものではありませんが、お住まい全体のイメージを確認することが出来ます。外壁塗装の仕上がりに迷いがある、他の色でのイメージを確認したい等、仕上がりに関して気になる方はお気軽に街の外壁塗装やさんへご相談ください。点検・お見積りはもちろんカラーシミュレーションも無料にて承っておりますのでご安心ください。
記事内に記載されている金額は2019年12月05日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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