この記事では門や塀、擁壁の塗装に関して詳しく解説しています。
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この記事では門や塀、擁壁の塗装に関して詳しく解説しています。
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外の通りからご自宅を眺めた場合、一番最初に目に留まるのはお住まいの外壁や、ぐるりと囲む塀ではないでしょうか?立地にもよりますが、中には外壁が見えるのはほんの一部で、大部分は塀しか見えない…というお住まいもあるかと思います。
お住まいの建物をいくらセンス良く造りこんだとしても、門扉や塀とのバランスが悪くてはせっかくのこだわりも台無しです。なぜならお住まいの風格や素敵な佇まいは、門や塀などの境界部分が大きく関わっているからです。
たとえば外壁塗装をしたばかりの建物は美しい外観で人目を惹きますが、建物を囲む塀に苔や藻が生えていると少々残念な気がしてしまいます。建物がきれいにメンテナンスされていても、門扉にサビが付着していると、やはり建物全体の印象を悪くしてしまいます。
街の外壁塗装やさんではお住まいの機能だけでなく、全体の見た目も重視し、塀、カーポートといったアプローチ、エクステリアなど本来塗装をご依頼でない部分まで美しく保てるように高圧洗浄のサービスを実施しております。もちろんご近所の方にご迷惑がかからないよう、塀を高圧洗浄させていただきます
外壁塗装でお住まいの外観が蘇ったら、なおのこと門や塀、擁壁などの汚れや劣化が気になるもの…。高圧洗浄で汚れを落とすだけでもとても気持ちの良いものですが、高圧洗浄で対処できない劣化に関しても、門や塀、擁壁を塗装することでお住まいの外観をアップグレードさせることができます。
この記事では門や塀、擁壁の劣化に応じたメンテナンス方法や塗装について詳しく解説いたします。お住まいのエクステリアでお悩みの方はぜひご参考にしてください。
塀や擁壁の劣化サイン「エフロレッセンス(白華現象)」とは?
塀や門、擁壁は1年中紫外線や風雨に晒されているため、経年によってどうしても劣化してしまいます。塀や擁壁の代表的な劣化サインには「エフロレッセンス(白華現象)」と呼ばれるものがありますが、これはモルタルやコンクリートに含まれる水酸化カルシウムが原因です。
雨に晒されたモルタルやコンクリートに雨水が浸み込むと、水酸化カルシウムが表面に溶け出します。水分が蒸発するときに水酸化カルシウムが空気中の炭酸ガスと化学反応を起こすのですが、溶けにくい炭酸カルシウムだけがモルタルやコンクリートの表面に残ってしまいます。これが「エフロレッセンス(白華現象)」と言われるものです。
表面に残ってしまった炭酸カルシウムは白いパウダー状をしており、汚れのようにこびりついて見えます。塀や擁壁の強度には何の影響もないのですが、見た目がかなり悪くなるのが欠点です。見た目が気になる方は、塗装で美しい状態に戻す方法をおすすめします。
エフロレッセンスが起こるメカニズム
雨などによって水分がコンクリート内部に浸透し、内部に含まれる「水酸化カルシウム」を溶解します。
天気が回復すると水酸化カルシウムを含んだ水が蒸発し、乾燥します。蒸発するときに水に混じった水酸化カルシウムは空気中の炭酸ガスと反応し、水に溶けにくい炭酸カルシウムだけが残る形となって表面に現れます。
炭酸カルシウムが乾いて白いパウダー状になり、モルタルやコンクリートの表面にくっつきます。これがエフロレッセンス(白華現象)のメカニズムです
エフロレッセンス(白華現象)の他にも問題はあります。たとえば塀や擁壁、門扉は濡れたままの状態が続くと汚れがつきやすくなり、苔やカビ、藻が生える原因となります。
よくある例としてお地蔵さんを想像してください。お地蔵さんは長年雨風に晒され、表面に苔が生えてしまいます。さらに年代の古いものだと、表面の苔がセメントと一緒に剥がれ落ち、欠けてしまっている状態のお地蔵さんも見かけたことがあるのではないでしょうか?実は塀や擁壁にも、このお地蔵さんと同じような現象が起こるのです。
加えてモルタルやコンクリートはどうしても水が浸み込みやすい性質を持っているため、寒い地域では凍害を受けやすくなります。「凍害」はひび割れの原因の一つで、コンクリートの内部に侵入した水分が凍結し、膨張することによって発生するものです。
そのまま放置してしまうと見た目の問題だけでなく、倒壊するリスクも高まります。塀や擁壁、門などへの塗装は、外観を整えるという目的以上に、劣化を防ぎ耐久性を高めるためのものでもあるのです。
塗料は塀や擁壁、門などの建材に合わせて選ぶ!
業者選びは慎重に
お住まいの塀や門に、どのような建材が使用されているかご存じでしょうか?たとえばコンクリートブロックだけを使った塀やコンクリートブロックの上に金属の策を組み合わせている塀など、一口に塀といってもさまざまです。
金属製の柵がアルミ製やステンレス製であれば塗装は必要ありません。しかし柵が鉄などの合金の場合は塗装メンテナンスが必要です。
このような塀ではコンクリートの部分より金属部分の方が面積が少ないため、安さを売りにする業者の中には同じ塗料でコンクリート部分と金属部分を塗装するケースがあります。どのような素材にも対応できる万能塗料もあるので、同じ塗料を使ったからといって一概に「悪い」とは言えません。しかし材料費や手間を省くために同じ塗料を使うのであれば、それはただしい施工とは言えず、不具合や早期の劣化などが起きてもおかしくはありません。
特に下塗りのシーラーは建材に合わせたものを使わなくてはいけません。将来的に耐用年数にも関わってくる問題ですから、素材に合わせて塗料を的確に選ぶことができる、専門知識や実績の多い業者を選びましょう。
塀や擁壁の塗装には「透湿性塗料」を選ぶ!
ブロック塀や擁壁のコンクリートは水分が浸透しやすい性質を持っているため、塗装を行う際には通気性に優れた「透湿性塗料」を選ばなければいけません。水は気化するときに体積が1650倍にも膨張してしまうため、通常の塗料で塗装してしまうと水分や水蒸気が原因でコンクリートが膨らんだり剥がれたりするのです。塀や擁壁の塗装はよく素材を見極めて行うとが、耐久性を高めるうえでとても重要になるのです。
塗料や塗り方で変わる!塀や擁壁は塗り替えリフォームでイメージチェンジを
おすすめ!意匠性の高い「ジョリパット」でおしゃれに素材感を活かす
お住まいの外壁やデザインに合わせて塀の色を選ぶやり方もありますが、もっとおしゃれで意匠性の高いものをお考えなら「ジョリパット」塗り壁材を使うのもおすすめです。
「ジョリパット」は左官仕上げのような、デザイン性の高い塀に見せることができる塗料です。色やデザインのバリエーションが豊富なため、自分らしい個性あふれる塀に仕上がります。
たとえば素朴で落ち着きのある「あらかべ」、砂のザラザラした感じを残す「サンド」、反対に細かい骨材で滑らかに仕上げた「スムース」など…。土の感触を残したような仕上がりはとてもおしゃれに見えます。
また「ジョリパット」ならコテを使って塀に模様を描くことも可能です。まるで上質な漆喰の壁のように、伝統的なデザインも造れます。たとえば櫛などで横に直線を引く「掻き落とし」、四角いコテの跡を残す「スクエア」、扇形のコテ跡を連続させてつくる「ウェーブ」、扇形のコテ跡を無造作に残す「ランダム」…。
都会的にモダンに仕上げることもできれば、伝統的な和のイメージに仕上げることも思いのまま。コテや櫛など道具の使い方、動かし方でデザインを生み出すため一つとして同じ模様にはならず、デザインは無限大です。個性的で美しい塀をご希望の方はぜひ「ジョリパット」をご検討されてはいかがでしょうか。
打ちっぱなしのコンクリートが蘇る?コンクリート描画工法とは
インダストリアルなコンクリート打ちっぱなしの塀は、おしゃれで憧れる方も多いのではないでしょうか?「打ちっぱなし」というからには「何もしなくてよい」と勘違いされる方もいらっしゃいますが、打ちっぱなしのコンクリートでもやはり劣化は免れません。
打ちっぱなしのコンクリートには多くの場合「シラン系撥水剤」が塗布されています。強力に防水してくれるものですが、紫外線に弱く撥水効果は数年しかもちません。もともとコンクリートは水が浸み込みやすいため、撥水効果が落ちてしまうと雨で劣化が進んでいきます。コンクリートが劣化すると、砂や土による汚れの付着はもちろん、苔や藻、黒カビが繁殖してしまうため、やはりメンテナンスが欠かせません。
汚れがひどくなり、カビや藻が発生してしまうと高圧洗浄でも元の状態には戻りません。新築時には都会的だった塀も古ぼけて見えてしまうと残念ですよね。そこで「コンクリート描画工法」を用いて元の無機質で都会的なデザインに戻します。「コンクリート描画工法」とは文字通り、コンクリートの模様を塀に描いていく工法のことです。これによってコンクリート独特の風合いが蘇ります。
コンクリート描画工法で塗装し終わったら、その上からコーティング剤を塗布し耐久性を高める作業を行うため、長期間コンクリート独特の質感を楽しむことができます。RC外壁(コンクリート外壁)やブロック塀にも応用できますので、ご興味がございましたらぜひ街の外壁塗装やさんにご相談ください。
塗装・サイディング張り替え・防水のことならなんでもお任せ下さい!
コンクリート塀は表面がザラザラしています。そのため外壁よりも汚れやすく、苔や藻が繁殖することがあります。塗装前には必ず高圧洗浄で頑固な汚れを落とす作業が必要です。
プロが使う高圧洗浄機は150Mpaという高圧力で水が出ます。そのまま使用するとコンクリートが削れてしまう恐れがあるため、洗浄時には水圧を落として丁寧に表面の汚れを取り除きます。
塀の塗装時にはお車やお庭に塗料が飛散しないように、丁寧にビニールシートで養生します。大切なお車に塗料がつくことはありませんので、ご安心ください。
屋根塗装と外壁塗装を同時に行う場合は、お住まいをメッシュシートで覆います。しっかりと養生し、近隣の方々にも迷惑がかからないように注意しながら丁寧に作業を進めます。
塀には塗装前にシーラーやフィラー、プライマーと呼ばれる下塗り用塗料を塗布します。下塗りをしないと仕上げ塗料が塀に密着しないため、劣化の原因になります。下地はブロックの目地の部分にも塗り残しがないよう丁寧に塗っていきます。
下塗り塗料の多くは白や透明ですから、仕上げ塗料の発色を邪魔することはありません。
下塗りが乾いたら中塗りです。施工する業者や塗装工程の回数によっては中塗りのことを「仕上げ塗りの1回目」や「1回目の上塗り」と呼ぶこともあります。中塗りは仕上がりの美しさはもちろん、耐久性を高めるために重要な作業です。
中塗りには透湿性の高い塗料を使い、将来的な膨れや剥がれを予防します。目地の部分は塗り残しが起こりやすい箇所ですから、よく確認しながら丁寧に塗布します。
中塗りが乾燥したら仕上げです。中塗り、上塗りを重ねることで強い塗膜を形成し、耐久性を高めます。
仕上げ塗りは2回行い、ローラーの塗り跡を残さないように施工します。
ブロック塀の塗装が終わるとこのように仕上がります。白い柵と塗りムラのないブルーのブロック塀はコントラストがきれいです。しっかりと養生を行ったため、周囲への塗料の飛散もありません。
作業工程は以上です。こちらのお客様はブロック塀と外壁に鮮やかなブルーのベースカラーをお選びいただきました。グレーの屋根をアソートカラーに、サッシ、雨戸、門扉にホワイトのアクセントカラーを入れて全体がまとまった仕上がりになっています。