無事に外壁塗装工事が終了してしばらく日にちが経った頃、塗装したお住まいの外壁にプツプツとした気泡がいくつもできていたら不思議に思いますよね。
せっかく塗装工事を行い、パッと見て美しい外観だけどよく見たらところどころに無数の気泡があったら「何だろう?施工不良かな?」と思うこともあります。
塗装工事後に発生するそういった気泡はピンホールと呼ばれる現象です。このページではこういったピンホールが発生する原因と発生した際の対処法についてご紹介します。ピンホールについて疑問やお悩みのある方はぜひ、最後までご覧ください。
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
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塗装後に現れるピンホールとは?
ピンホールとは英語で、「針で刺したような小さい穴」という意味です。塗装工事においては施工完了後に塗装した外壁や屋根の表面に形成される塗膜に発生する小さな穴をピンホールと呼んでいます。
塗膜表面にピンホールが発生する原因の1つは「塗料の乾燥が不十分で、水分が蒸発する過程で塗膜に穴ができる」ということです。このような原因で発生することに由来し、ピンホールは「気泡」と表現されることもあります。
塗装工事完了後に発生したピンホールが広い塗装面積に対して1つや2つ発生している程度であればなんら問題ありません。しかしその数が何十、何百と発生している場合、それは確実に塗装業者の施工不良なのです。
ピンホールは塗装工事が完了してからおおよそ7日~10日の時期に発生する不具合です。施工不良や手抜き工事があった場合でも、塗装工事が完了してすぐには不具合が発生しないため綺麗に塗装が終わったかのように感じてしまいます。
パッと見た外見は綺麗に見えますが完成した後数日経過してから施工不良が見えてくることがあるため、塗装工事完了後、1~2週間は外壁に異常が見られないかをご観察いただくことをオススメいたします。
塗装工事完了後にピンホールが発生する原因は一言で表現すれば「施工不良」なのですが施工不良にも様々なタイプがあります。そこでここからはピンホールの原因となる施工不良の詳しい内容をご紹介していきます。
本ページの冒頭でもご紹介しましたがピンホールが発生する原因の1つに「乾燥が不十分なため水分が蒸発する際に塗膜に穴ができる」とご紹介しました。
塗装工事というのは外壁であっても屋根であっても1回塗料を塗って完了ではありません。「下塗り・中塗り・上塗り」と基本的には合計3回重ね塗りを行います。
そのため塗装を行う際は塗った塗料を十分に乾燥させることが非常に重要です。乾燥が不十分な塗料の上に重ね塗りをしてしまうと、内側の塗料に含まれる水分が乾燥する際、上から塗った塗料でできた塗膜に穴を開けてしまうことがあります。
塗装完了後にピンホールが発生する原因して考えられる施工不良に「下地調整が十分ではなかった」という可能性もあります。品質の良い塗装を行うには塗装作業に入る前に以下のような下地調整作業を行わなければいけません。
☑ 高圧洗浄
☑ クラックや穴の補修
☑ 塗装面をタワシやヤスリで研磨し錆や汚れを落とす(ケレン)
高圧洗浄は塗装工事の下地調整として必ず行う作業です。塗装する部分の表面に砂ぼこりや汚れなどが付着したまま塗料を塗るとピンホールが発生する原因になるのはもちろん塗膜の剥がれや塗装寿命が短くなるなどの様々な不具合の原因につながります。
塗装を行う前に外壁にひび割れ(クラック)や小さな穴などを発見した場合、それをパテやシーリングで埋めるなどの補修を行う必要があります。
金属系サイディングや金属屋根など金属素材の塗装面の下地調整では塗装前に錆や汚れをタワシやヤスリ、時には電動工具などを使い除去するケレンを行わなければいけない場合もあります。
多くの塗装業者はそういった下地調整も丁寧に行うため問題はありません。しかし中には技術不足や手抜き作業で下地調整を十分に行わない業者もいます。そのため塗装工事は技術力があり下地調整も丁寧に行うような業者に依頼することが重要です。
塗装工事で使用する塗料は塗料の缶に入っている原液をそのまま使うのではなく水やシンナーと言った溶剤で薄めて使うのが基本です。「薄めて使うと品質に問題があるのでは?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが塗料は薄めて使うことを前提に製造されているため全く問題はありませんのでご安心ください。
そのように塗料の原液を水やシンナーのような溶剤で薄めることを「希釈する」と言い、具体的に塗料をどの程度まで薄めるか定めた割合を「希釈率」と呼びます。
その塗料の希釈率は塗料メーカーが必ず目安を明記してありますが、気温や湿度、日照時間など現場の気候条件によって微調整する必要があります。季節により寒暖差が激しい日本では夏や冬では気温や湿度も全く異なるため一律に何%に希釈すれば良いというわけでないのです。この希釈率の微調整についてはメーカーでも目安を表記していないためどのくらいにするかは塗装する職人の経験から導き出されます。そしてその希釈率が適正でないと施工不良としてピンホールが表れてくることがあるのです。
下地調整や希釈率同様に職人の技術によるところが大きいのが、メーカーが規定した塗布量で均一に塗装ができるかどうかです。1つの塗装箇所に必要以上に塗料を塗りこんでしまうとその場合もピンホールの原因になります。塗膜には最適な厚みというものがあり、塗膜が厚すぎでも薄すぎても品質が悪くなるのです。
本来であれば塗膜の厚さが定まらないという品質はあってはならないことです。しかし塗装業者でも技術が未熟な若手の職人が塗装することもあり、もっと悪い業者になると何の知識もない素人同然の人間が塗装を行うこともあります。そういった技術不足や知識不足が原因でピンホールを発生させないためにも丁寧に施工する業者を選ばなくてはいけません。
希釈率の部分でもご紹介しましたが日本というのは季節により寒暖差が激しい国です。また同じ季節でも北と南では当然温度や湿度は異なります。また山間部か沿岸部かで湿度なども異なることもありますが、塗装にも適した気温があり不適切な気温や湿度の状況で塗装を行うとピンホールが発生する原因となり得るのです。
例えば、気温が高すぎると塗料の表面だけが乾燥し内側の乾燥が不十分になることで乾燥にムラが出てしまい、逆に気温が低すぎるとそもそも乾燥しにくくなりピンホールが発生しやすくなってしまうのです。
様々な要因により塗装工事中で使用中の塗料にゴミや砂ぼこりなど塗料と溶剤以外の不純物が混ざってしまうことでピンホールが発生することもあります。
塗装をしている最中はどうしても塗料を入れた缶や容器から目を離してしまうため、完全に防ぐことは難しいかもしれません。しかし目を離す時は不純物が混入しないようにフタをするなどして防ぐことは可能です。
塗装工事ではローラーを使用して手作業で塗装していく「ローラー工法」とスプレーガンと呼ばれる機械を使用して一気に塗装していく「スプレー工法」があります。スプレー工法では使用するスプレーガンの内側に以前使用した際の塗料の残りや油分、汚れなどが付着したままだとピンホールが発生する原因になり得るため注意が必要です。
またスプレーガンの使い方が適切でなかったりスプレーガンの調整を誤ったりすることでピンホールが発生する原因になることもあります。一度に広い面積を塗装できるスプレーガンはローラー工法に比べて簡単に思われがちですがその使用にもある程度の知識や経験、技術力が必要なのです。
せっかく塗装できれいになった外壁にピンホールを見つけると、非常に残念な気持ちになってしまいますよね。塗装面に発生したピンホールが1つ2つなら問題はないのですが、ピンホールの程度によっては美観性を損なうだけでなく機能面でも問題が発生します。
ピンホールの深さにもよるのですが、小さい穴でも穴は穴です。その小さな穴から雨水が浸入しそれが外壁材やお住まいの柱などを傷める恐れもあります。またそうやって浸入した水分によって湿気がたまりシロアリの集まる原因になることも考えられるのです。
なにより大量のピンホールは塗装工事の施工不良の証なので発生自体あってはならないことです。ピンホールが存在することで塗料本来の耐用年数を短くしてしまう恐れもありますのでピンホールを見つけたら放置せずにすぐに対処することが重要になります。
ここからはそんなピンホールを塗装工事完了後に発見してしまった場合、どうすればいいのか、対処法をご紹介します。
施工業者へ連絡
塗装工事完了後に外壁を観察してピンホールを見つけたら程度の大小に関わらず、まずは施工業者に連絡しましょう。
優良な業者であれば状況を確認して塗り直しなど適切な処置を行ってくれます。
保証書の確認
そしてピンホール発見後、塗装業者に連絡する際に塗装の保証書があれば事前に内容を確認して保証内容を把握しておきましょう。保証書があれば万が一塗装業者が対応してくれない時でも権利が主張しやすいので破棄せず必ず保管しておいてください。
第三者機関に相談
「ピンホールを発見したから塗装業者に電話したけど出ない」「保証書もなく、補修を嫌がる」など塗装業者が対応を嫌がっている場合は消費生活センターなど第三者機関へのご相談も視野に入れていきましょう。
消費生活センターなどの第三者機関では直接再塗装を請け負ったり補修をしてくれたりするわけではないのですが、今後の対応方法などアドバイスをしていただけますのでご不安な点があれば積極的に活用してみてください。
ピンホールはDIYで直せるか
「塗装業者にピンホールについて指摘しても対応してくれない」「消費生活センターなど第三者機関に相談しても解決しない」などお客様でできる対応に限界を感じた場合、最終手段として別の塗装業者に相談し、補修を依頼するという方法もあります。新たに補修を依頼することになるため別途費用がかかってしまいますが、ピンホールを放置したことでより被害が悪化する恐れがあるため選択肢の一つとして覚えておいてください。
ちなみに、塗装箇所に発生したピンホールをDIYで一般の方が補修するのはおすすめできません。なぜなら塗装は適切な環境条件や熟練の技術が必要であり、塗装はとてもデリケートな作業なためどうしても早期の塗膜劣化の原因などになるからです。
ここまでピンホールが発生する原因についていろいろなパターンを交えながらご紹介してきました。そこから結論づけるとピンホールを発生させないためには塗装業者の技術力が重要であるということです。
また、万が一ピンホールが発生した際に誠実に対応してくれる業者かどうかいう点も塗装業者選びでは重要になります。しかしどの塗装業者が信頼できる業者であるのか見極め、判断することは難しいですよね。
そんな時は私たち街の外壁塗装やさんへお気軽にご相談ください。入念に現地調査を行い、お住まいの状態や必要なメンテナンス方法など詳しくご報告させていただきます。また、お見積りをご覧いただくことで別の業者との比較がしやすくなり、記載に不備のある業者などのご判断も用意になるという点も利点の一つです。調査とお見積りは無料で承っておりますのでご安心ください。
ご質問のみのお問い合わせにも喜んでお応えさせていただきます!
塗装は専門業者に任せましょう
屋根や外壁の塗装は塗装業者だけが行っているわけではありません。住宅のことならどんなリフォームも行う総合的なリフォーム業者もあれば、最近では住宅部門を持つ家電量販店やリフォームを請け負うホームセンターなども増えています。
そういった家電量販店やホームセンターのような業者の技術力が必ずしも低いということはないのですが、より確実かつ高品質な外壁塗装を行うためには専門業者にご依頼いただくことが安心に繋がります。
外壁塗装は塗料に関する知識や下地調整、希釈率の微調整など熟練の技術が必要になる工事です。ピンホールのような施工不良が発生することのないよう慎重な業者選びを行っていきましょう。
私たち街の外壁塗装やさんは塗装工事の専門業者のため外壁や屋根塗装の技術ではどこの業者にも負けないと自負しております。それぞれの職人がピンホールの発生原因をきちんと理解し、ピンホールが発生しないための施工方法も熟知しております。
最長15年の長期保証つき
ここまで私たち街の外壁塗装やさんについてご紹介してきましたが「塗装技術が高いと言っても施工不良が絶対に起きないとは言えないのでは?」と感じる方もいらっしゃるはずです。確かに、いくら塗装職人が高い技術で塗装しても全く施工不良が起きないとは言い切れません。
だからこそ、私たち街の外壁塗装やさんはお客様に安心して塗装工事をご依頼いただけるよう、外壁塗装では最長15年の長期保証をお付けしています。塗装完了時に保証書を発行し、お客様にお分かりいただきやすいよう、保証内容を保証書に明記させていただいております。
私たち街の外壁塗装やさんは1件1件の工事で手を抜くことなく丁寧に塗装させていただいておりますが、万が一ピンホールなどの施工不良が発生していたら誠実に対応させていただきます。安心して外壁塗装をお任せくださいませ。また、私たち街の外壁塗装やさんのホームページでは施工事例やお客様のお声を掲載しておりますので、塗装工事をご検討の際はぜひご参考になさってください。
まとめ
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塗装工事完了後にピンホールが発生する原因は施工不良
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ピンホールの発生原因は多岐にわたるものの塗装技術の高い業者なら発生しにくい
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ピンホールの発生を防ぐには施工不良を起こさない塗装業者を選ぶことが重要
私たち街の外壁塗装やさんでは1人1人の職人が正しい知識と確かな技術でピンホールの発生を防ぐ塗装を行い、適正価格にて塗装工事を提供しております。また外壁塗装工事では最長15年の保証をお付けし、お客様にご安心いただける保証内容を保証書に明記させていただいております。
ピンホールについてご不安をお持ちの方や、施工不良が起きないか心配・保証内容が充実している業者にお願いしたいという方はお気軽に、私たち街の外壁塗装やさんにご相談ください。