今回ご紹介するのは、ご近所様の施工をきっかけにご縁をいただいたお客様の事例です。すでに近隣で工事を行っていたこともあり、外観からでも建物全体に経年劣化のサインが見受けられました。
「うちはまだ大丈夫」と思っていても、実は気づかないうちに劣化が進行しているケースは少なくありません。特に屋根は普段目にする機会が少ないため、状態の把握が遅れがちです。同じような状況の方にこそ、ぜひ参考にしていただきたい現場です。
今回の現地調査では、屋根材であるカラーベストの表面に色あせや防水性の低下が確認されました。見た目としては軽微な変化に見えるかもしれませんが、これは塗膜が劣化し、紫外線や雨水から屋根を守る機能が弱まっているサインです。
この状態を放置すると、雨水が屋根材に浸透しやすくなり、ひび割れや反り、最悪の場合は雨漏りへと発展するリスクがあります。屋根は建物全体を守る重要な部分だからこそ、早期の対処が非常に重要です。
現地調査の結果を踏まえ、通常であれば光触媒塗布を含めた4回塗りの施工をご提案するケースですが、今回はカラーベストの劣化がやや進行していたため、より耐久性を高める5回塗り仕様をご提案しました。
塗り回数を増やすことで塗膜の厚みが確保され、防水性や耐候性が向上します。特に下塗り工程をしっかり行うことで、塗料の密着性が高まり、長期的に安心できる仕上がりにつながります。大切なお住まいを長く守るための、現場状況に応じた最適な判断です。
施工前の屋根には、長年蓄積した汚れやコケが付着していました。このまま塗装を行っても塗料がしっかり密着せず、早期剥離の原因になります。
そのため、まずは高圧水洗浄で汚れを徹底的に除去します。施工中は屋根の隅々まで丁寧に洗浄し、塗装に適した下地を整えました。洗浄後は表面がすっきりとし、塗料の密着性が大きく向上します。この工程を省くと施工後の耐久性に大きな差が出てしまうため、非常に重要な作業です。
下塗り1回目は、劣化した屋根材に塗料をしっかり吸収させ、下地を整える重要な工程です。施工前は塗膜が薄くなり、屋根材がむき出しに近い状態でしたが、1回目の下塗りによって表面に均一なベースが形成されます。
施工中は塗りムラが出ないよう丁寧に塗布を行い、吸い込みの激しい箇所にも対応しました。この工程をしっかり行うことで、後の仕上がりの品質が大きく左右されます。省略すると塗装の持ちが悪くなるため、欠かせない工程です。
1回目の下塗り後も、劣化が進んでいる部分では塗料の吸い込みが見られたため、2回目の下塗りを実施しました。これにより塗膜の厚みが確保され、塗料の密着性がさらに向上します。施工中は屋根全体の状態を確認しながら、均一に塗り重ねていきました。
完了後は下地がしっかりと整い、中塗り・上塗りの性能を最大限に引き出せる状態になります。この工程を怠ると塗装の剥がれや劣化が早まるため、耐久性を高めるうえで非常に重要です。
屋根塗装では見落とされがちな工程ですが、タスペーサーの取り付けは非常に重要です。施工前は塗膜の劣化により隙間の機能が弱まっていましたが、塗装によってさらに隙間が塞がれるリスクがあります。
施工中にタスペーサーを設置することで、屋根材の重なり部分に適切な通気層を確保します。これにより雨水の排出がスムーズになり、内部結露や雨漏りのリスクを軽減します。この工程を省くと見えない部分で劣化が進行する可能性があるため、重要な対策です。
下地が整った後は中塗り工程に進みます。施工前は色あせが目立っていた屋根ですが、中塗りによって本来の色味がよみがえり始めます。施工中は均一な厚みを意識しながら丁寧に塗布し、上塗りの仕上がりを左右する重要な層を形成します。
中塗りがしっかりしていることで、最終的な耐久性や美観が大きく向上します。この工程を疎かにすると仕上がりにムラが出たり、耐久年数が短くなるリスクがあります。
上塗りは仕上げとなる工程で、見た目の美しさと耐久性を決定づけます。施工前のくすんだ屋根とは一変し、鮮やかで均一な仕上がりになります。施工中は細部まで丁寧に塗り込み、塗り残しがないよう慎重に作業を行いました。
完了後はツヤのある美しい屋根となり、防水性も大きく向上します。この工程を適切に行わないと、せっかくの塗装も短期間で劣化してしまう可能性があります。
最後に光触媒塗布を行い、仕上がりの性能をさらに高めます。施工前は汚れが付着しやすい状態でしたが、光触媒の効果によりセルフクリーニング機能が付加されます。施工中は全体に均一に塗布し、コーティングを形成しました。
完了後は汚れが付きにくく、美観を長期間維持できる屋根となります。この工程を行わない場合、汚れやコケの再発が早まり、見た目の劣化が進む可能性があります。
今回のように、ご近所様の施工がきっかけでお住まいの状態を見直す機会はとても大切です。屋根は普段見えない分、気づいたときには劣化が進んでいることも少なくありません。
しかし、適切なタイミングで適切な施工を行えば、大切なお住まいを長く守ることができます。「うちも同じかもしれない」と感じた方は、ぜひ一度点検をご検討ください。小さなきっかけが、大きな安心につながります。
記事内に記載されている金額は2026年04月13日時点での費用となります。
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