壁の塗装と一緒についでに塗装してほしいとのご依頼です。現状はひび割れがひどく、大きなクラックが2か所あり内部にまで届いているほどのひび割れでした。また外装も経年劣化が進んでいて、色が褪せている状況でしたので新たに塗装したいとのご希望でした。
このような大きな目立つクラックがあるのでまずする事は大きなクラックをU字カットでカットします。サンダーと言われるコンクリートを削る機械で切り口がUの字になるように削っていきます。
このように入り口を大きくカットする事により、この後に補強するシーリング材が中に入りやすくします。入り口が狭いままだとシーリング材が奥まで行き届かなくなり、またひび割れの原因になる可能性があります。
次にU字カットした部分にシーリング材を補填していきます。
シーリング材の補填が完了しました。線に沿ってしろくなっているのがわかります。
シーリング材が乾くのを1日待ちます。次に行うのが塀の下塗り材の塗布です。シーラーとも言われます。シーラーの役割は細かいひび割れを埋めたり、その上に塗装する塗料の接着率を良くします。
次に塗装するのは吹き付けになるので、塀の養生をしっかりします。養生は特に道路に敷き詰めるほど大きめに伸ばしておきます。スプレーで塗布 するので、遠くまで飛散する可能性があるからです。
ここから塀に吹き付けしています。塗料はニッペのジキトーンセラです。まず、中塗りで表面を塗布します。よく乾かす為に一日あけてから上塗りを塗布していきます。上塗りで表面の模様が決まるので慎重に均等に吹いていく必要があります。
板をつかって上に飛散しないように天端を吹き付けています。天端は上に柵がついているので施工が難しく、養生で汚れないようにする必要があります。
最後の日にクリヤーを吹き付けて完成になります。クリヤーを塗布する事でコーティング効果があるので塀の耐久性が向上し、ツヤもかかるので見た目がより綺麗に見えます。
雨で中止になった日をぬいて、工期は7日間程で完成しました。塀に使用したのは、ホワイトシーラー、ジキトーンセラ、ジキトーンUクリヤー、になります。高級感ある塀に仕上がり施主様も大変喜ばれていました。
記事内に記載されている金額は2018年03月15日時点での費用となります。
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