今回の現場は大阪市生野区にある2階建て住宅です。
一部が増築されていますが、その部分からの雨漏りがあり地震と台風で外壁にかなりの被害があるので
すぐに見に来てほしいとお問い合わせをいただき現場調査に伺わせていただきました。
使用材料
下塗り:日本ペイント「アンダーフィラー弾性エクセル」
上塗り:日本ペイント「オーデフレッシュSi100Ⅲ」
今回の現場は大阪市生野区にある2階建て住宅です。
外壁はモルタルで、1階部分の一部が増築されています。
まずは施工前のお家の状態を詳しくご紹介していきます。
こちら写真上で黄色い丸で囲ってある部分は後から増築されて部分です。
強い風を伴う雨の日にはこの箇所から雨漏りが確認できるとのこと。
増築部分の屋根上の写真を見ると分かるようにかなりのクラックと
塗膜の浮きがあり、雨漏りの原因となる劣化が多数確認できます。
どうしても後から増築する部分は元々建っていた箇所よりも
雨漏りの発生頻度は高くなりますので増築してあるお宅は、
より定期的に点検を行いこまめなメンテナンスを心がけましょう。
こちらの3箇所はモルタルが浮いてしまい剥落寸前です。
地震の際にこうなってしまったとおっしゃられていましたが
全体的にメンテナンスの時期を大幅に過ぎていることを考えると
深めのクラックがあった箇所が地震の際に一気に浮いたと考えられます。
この3か所に関しては、モルタル外壁の復旧を行います。
浮いている部分のモルタルを撤去して、下にあるラスと呼ばれる
モルタルを塗り付ける金網ごと交換し、新しい外壁で復旧させます。
ご自宅の裏側は日当たりが悪い様で外壁には苔が発生したいました。
玄関横の塗膜の浮き、剥離はかなり目立っています。
クラックも至る所に発生しておりそのほとんどがヘアークラックと呼ばれる
初期のものではなく構造クラックと呼ばれる深刻なクラックでした。
正直ここまで傷んだ状態で外壁塗装を行う場合、
大規模な下地調整が必要になってしまい費用が高くなります。
適切な時期にメンテナンス工事を行っていれば
工事費用を約40万円程抑えられたと思います。
まずモルタルが浮いていた3箇所の外壁を撤去していきます。
サンダーと呼ばれる工具で撤去する部分をカットして、
手作業で剥がしていくという実にシンプルな方法です(^^)
そうしてモルタルを撤去すると木ずりと呼ばれる
防水紙とラスを止めていた木材が姿を現しました。
腐食している様子なども見られません。良かったです。
この木ずりに新しい防水紙とラスと呼ばれる金網を貼っていきます。
先ほど説明した木ずりにまずは防水紙を貼っていきます。
そしてその次にラスと呼ばれる金網を留めていきます。
この防水紙とラスの2つはタッカーと呼ばれる
現場用ホチキスの様な道具で木ずりに留めます。
次はラスにモルタルを塗り付けると新しい外壁の完成です。
左官屋さんがコテを使いラスにモルタルを塗りつけいきます。
このラスに塗ることでモルタルが垂れてくることはありません。
手際よく塗ったらあとはしっかり乾燥させるだけです。
モルタルの復旧工事と同時にクラックも補修していきます。
サンダーでクラックの周りをV(U)型にカットします。
そこに密着性を高めるプライマーを塗り、コーキングを充填し
その上から更にモルタルで蓋をする要領で補修していきます。
コーキングだけで補修する場合もありますが、費用などを考えて
予算が合うのであればモルタルで蓋をした方がより安心ですね。
下地調整が全て終了したら塗装作業に入ります。
今回下塗りには日本ペイントから出されている
「アンダーフィラー弾性エクセル」を使用、
中塗り、上塗りには同じく日本ペイントの
「オーデフレッシュSi100Ⅲ」水性シリコン塗料を使用しました。
今回の現場は下地の状態があまり良くなくクラックも多数ありました。
このアンダーフィラー弾性エクセルは塗膜に弾性を持たせることで
クラックなどの動きに追従する働きがある為、既存のクラックの拡大防止
新規のクラック発生の抑制などの効果が期待できます。
薄塗り、厚塗りどちらも可能ですが、
今回は塗膜に厚みを持たせるため砂骨ローラーを使用し
なみがた模様と呼ばれるパターンを付けて塗装しました。
塗装の手順は通常通りです。
隅から刷毛で塗りローラーで中央部分を塗装していきます。
このなみがた模様を付けるには、
砂骨ローラーを使えば誰でも同じ模様になるわけではありません。
職人の技量により出来栄えが変わる為、可能であれば下塗りの時には
ご自身の目で作業風景を確認できると安心ですね。
中塗り、上塗りには日本ペイントから出されている
「オーデフレッシュSi100Ⅲ」という水性シリコン塗料を使用。
水性塗料なので臭いが少ないので選ばれるお客様も多いです。
耐久性にも優れており耐用年数は14年。
弊社からの保証は6年間で施工させていただいています。
手順も同じく隅を刷毛から仕上げ中はローラーで塗っていきます。
こうして14日間の工事が無事に終了しました。
あまりご自宅のメンテナンスに興味がないご様子だったお客様も
「綺麗になって良かった」と喜んでいただけたので嬉しいです!
・足場架設:約23万
・下地調整:約52万
(高圧洗浄、クラック補修、外壁復旧)
・外壁塗装:約55万
(下塗り:日本ペイント アンダーフィラー弾性エクセル)
(上塗り:日本ペイント オーデフレッシュSi100Ⅲ)
・その他雑工事:約9万
(ポスト新設、表札取付※内ポスト代:3万2千円)
以上が今回の工事のざっくりとした詳細です。
雨漏りも無事止まりましたので私たちも安心です!
これからはもう少し小まめにメンテナンスすることを
お節介ながら、お勧めさせていただきました(^-^;
弊社では【点検、調査無料・お見積り無料】
契約しなくても現場調査費等は一切いただいておりません!
どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせください。♪
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記事内に記載されている金額は2019年03月01日時点での費用となります。
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