築24年が経過し、当時建設してもらった建設会社は倒産。1~2階が店舗で近年雨がふるたびに雨漏れしていました。いままで数社見てもらいましたが、工事が終わり支払い、その後に雨が降るとまた雨漏り。修繕業者に再度依頼しても、逃げるばかり。信頼できる業者をHPで探そうと思い、『街の外壁塗装やさん』にたどりつきました(お客様 談)
今回の雨漏り検査では、サーモグラフーカメラを入れ入念に検査しました。現場で怪しいと思う部位を特定し、撮影します。サーモグラフーカメラで解る事は、雨漏れしている部分は水分が滞留しているため、温度差を生じます。青い部分が他の部位より温度が低くなっています。この温度差を利用して雨漏りを発見する事が出来ます。但しサーモグラフーカメラで全てが解る訳ではありません。長年の経験とハイテクがあればこそ解明出来ます。当日撮影したお画像は事務所に持ち帰り、パソコンで処理します。画像を可視化する事でよりいっそう雨漏り部位が鮮明になります。実際の現場での画像と見比べてみます。真ん中の画像の〇の部位が温度が低く、拡大してみるとそこにはクラック(ひび割れ)が入っています。
サーモグラフーカメラで知り得た雨漏り部位に、今度は足場をかけ散水検査をしてみます。やはり20分の散水で雨漏りが再現出来ました。
今回の雨漏りは外壁のALCパネルのクラック(ひび割れ)が原因でした。築25年が経過するとALCパネルも、建物の揺れに追従できなくなり、各所にクラック(ひび割れ)が入る場合があります。既存の塗料は伸縮性の機能がないため、下地が割れると塗膜も割れてしまいます。下地が割れても表層が伸びる塗料を厚塗りする事で、ALCパネルのクラック(ひび割れ)は防止出来ます。
通常の塗装方法よりコストはかかりますが、今後20~30年雨漏りから解放されるのであれば、費用対効果はあると思います。
外壁の目地は全て変性シリコンを増し打ちしました、窓枠のコーキングは撤去打ち替え。その後に洗浄し、シーラー処理。
中塗りは圧膜にするため、平塗1回、さらに砂骨ローラーにて凹凸状にして2回塗布しています。これくらの塗布量を付けいていると、クラック(ひび割れ)は今後入らないと確信しています。また使いきった塗料は缶数を数え、ちゃんと使用缶数を使いきったかどうか検査もします。現場に入れた缶数は全て使い切るよう指導しています。
最終の仕上げ材は、SK化研の弾性クリンマイルドシリコンを既存の色に合わせ、2回塗布しました。
岡山市南区新保のKビル様は、数年前にも雨漏り診断をさせて頂きました。その時はピンポイントで雨漏り部位を見つけ、コーキングのみで処理し、お引渡しさせて頂きました。その後、雨漏りは起こしていなかったのですが、台風で違う部位が雨漏りを起こしたと、お客様から連絡を受けました。前回一発で雨漏りを直した実績をかわれ、今回もお問い合わせ頂きました。
訪問後、調査すると外壁目地の割れから雨漏り。今回の場合は雨漏りしている面は弾性系の塗料で全面塗り替えするのが望ましいと思います。都度雨漏りを直しても良いのですが、雨漏り部位が高い所にもありましたから、足場が必要となります。そうした場合は足場があるうちに再塗装したほうがコストはかかりません。
お住まいの外壁がALCで出来ていたら、一度クラック(ひび割れ)点検しておく事をお勧め致します。
今回の工事の後に大型台風が数回きましたが、雨漏りはありませんでした。K様今回も工事依頼誠にありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。
記事内に記載されている金額は2019年06月20日時点での費用となります。
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