
築年数が20年を迎え、そろそろしないといけないかなと思われ見積依頼を頂きました。
使用材料
外壁 スーパーラジカルシリコンGH 屋根 ファインパーフェクトベスト
こちらのお家は窯業系サイディングを使用して建てられています。 窯業系サイディングは現在国内の新築で最も使用されている建材です。 ☆窯業系サイディングとお手入れの必要性☆ 窯業系サイディングは、通常セメントや砂などの素材で作られています。
この素材は耐久性が高く、耐候性にも優れていますが、定期的なメンテナンスが必要です。 窯業系サイディングのお手入れには、シーリング(コーキング)補修工事が不可欠です。
繋ぎ目部分にコーキングを施すことで、防水性を高めることができます。
また、コーキングの劣化や隙間、ひび割れが発生した場合には、打ち替え工事が必要となります。 定期的なコーキングのメンテナンスや、劣化部分の修理を行うことで、窯業系サイディングの耐久性や美観を保つことができます。
専門家による適切なメンテナンスを行うことで、長い間安心してお使いいただけます。
このような苔の発生は工場で生産時に塗装された塗膜の防水性の劣化が原因です。
シーリング材は外壁同士の継ぎ目やサッシ廻りに施工されています。 シーリング材はお家の中に湿気を入れない役割を果たします。 表面が硬化したり、写真の様に隙間が生じてくると危険です。
屋根の状態をドローンを飛ばして確認しました。 瓦はスレート瓦と呼ばれる種類で、外壁と同様に塗装工事をすることで長期的に使用できる建材です。 今回は外壁と同時に屋根もしっかり塗装していきます。

劣化したシーリング材を、カッターで切り込みを入れ、ペンチで引っ張って撤去します。 中のバックアップ材が見えます。

仕上げるシーリング材のラインを真っすぐに出すために、両サイドにマスキングテープを貼ります。 その後、下地と新たに充填するシーリング材の密着を良くするためにプライマーを塗布します。

シーリング材を充填します。 材料はノンブリードタイプの変性シリコンを使用します。

中に空気が入らないように気を付けながらヘラで均します。 その後、ます。剥がして完成です。
塗装工事においてシーリング工事は非常に重要です。 しっかり時間と手間をかけて仕上げます。

補修したシーリング材を十分乾燥させた後に高圧洗浄をします。 コンプレッサーはガソリンを燃やして作動するので、高圧洗浄時はエンジン音がします。 ☆塗装工事における高圧洗浄の重要性☆ 外壁や屋根は日々外気にさらされており、様々なダメージを受けています。
そのため、塗料を塗る前には高圧洗浄を行うことが重要です。
高圧洗浄によって、付着した汚れやカビなどをしっかりと落とすことができます。
これにより、外壁と塗料の密着性を高めることができ、仕上げの塗料の付着性も向上します。
また、高圧洗浄は雨の日でも作業が可能なため、日程のずれを少なくすることができます。
高圧洗浄は外壁塗装の重要な工程の一つであり、塗装後の仕上がりにも影響を与えるため、適切に行うことが必要です。
屋根の劣化した旧塗膜や表面の汚れが落ちていく様子がわかります。

外壁の1回目はシーラーを塗装します。 シーラーは既存下地と上から塗装する塗料の密着を良くするための接着剤の役割を果たします。
材料は日本ペイントの水性パーフェクトシーラーを使用します。
シーラーは無色の為、塗装をしても色は付きません。 しかし表面に艶が出ます。

主剤はアステックペイントのスーパーラジカルシリコンGHを使用します。
中塗りから色が付きます。 元の色から雰囲気がガラッと変わるのが分かります。
中塗りと上塗りは同じ材料の同じ色を塗装します。 塗り漏れが無いように慎重に作業を進めます。

屋根も外壁と同様に3回塗料を塗り重ねて仕上げます。 屋根も最初はシーラーを塗装します。 材料は日本ペイントのファインパーフェクトベスト強化シーラーを使用します。
シーラーを塗装すると、劣化した瓦がシーラーを吸収して元の色よりも色が濃くなります。

シーラー乾燥後にタスペーサーという縁切り部材を挿入します。 スレート瓦塗装の際は縁切り工法を必ずしないといけません。 ☆縁切り工法とは☆ スレート瓦における縁切り工法は、屋根材1枚1枚が重なっている部分に塗装をしても屋根が呼吸できる隙間を作り、雨水を排水する作業です。 この縁切り作業は、屋根の内部に侵入した雨水を排出するために重要な役割を果たします。
主剤も2回塗り重ねて仕上げます。 劣化した屋根が綺麗になりました。
続いて付帯部の塗装をします。 付帯部とは外壁屋根以外の塗装できる箇所の総称です。 主に塩ビプラスチックや鉄部を塗装します。 塗装できないのはアルミ・焼き物・ステンレス・銅等です。
付帯部は2回塗料を塗り重ねて仕上げます。 劣化した付帯部が綺麗に生まれ変わりました。
付帯部の塗装が終わると、タッチアップ・清掃をして完了です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^^♪
記事内に記載されている金額は2025年01月14日時点での費用となります。
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