港区元麻布にあるビルのオーナー様より雨漏りの点検のご依頼をいただきました!雨漏りはビルの3階のトイレで発生しており、壁のクロスがボロボロになっていました。雨漏りの原因を特定して、どんな補修工事が必要になるのか見ていきましょう!
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雨漏り箇所の真上には屋上です!
雨漏りを起こしているトイレの真上は屋上になっていました。屋上の不具合から雨漏りが起こっている可能性があるので点検していきます。
屋上は手すりに囲まれており、その外側に足首ほどの高さまで立ち上がった壁、パラペットがあります。
今回は壁際での雨漏りだったので、まずはパラペットに不具合がないかを見ていくと…パラペットの上にかぶさっている金属製の笠木と外壁の取り合い部分に隙間ができています。取り合い部分のシーリングは黒ずんでいて劣化がひどいですね。そのため、シーリングの剥がれが起きているようです。この隙間から雨水が浸入してくることがあるんです。
笠木のジョイント部分のシーリングも劣化しています
続いて笠木全体を見ていきます。笠木自体には、表面の塗膜が劣化したためか、塗膜が剥がれて錆の発生が見られます。しかし、それよりも笠木と笠木のジョイント部分のシーリングの劣化が進んでいるようです。シーリングが劣化して肉痩せを起こし、隙間が生じている箇所や、そもそもシーリング自体が剥がれてしまったのか、完全に無くなっている箇所もあります。どうやら笠木の内側に雨水が入りたい放題な状態のようです。
笠木の交換工事をご提案!
点検の結果をお客様にお伝えし、今回は笠木の交換工事をご提案させていただきました!
今回の雨漏りの直接的な原因はシーリングの劣化によるものでしたが、笠木自体も劣化が進んでいることや、下地の腐食が疑われることから、既存の笠木を剥がして下地から新しくしていきます!築年数のたった古い建物だと、笠木の下に防水紙が敷かれていないケースが多いため、下地から新しくするのは防水紙を施工できる点で今後も安心です。
笠木からの雨漏り被害は広範囲に及ぶことがあるのですが、意外と気付きにくかったりもします。また、台風のような強風時のみに発生するなんてケースもあるので要注意です!笠木は屋上のパラペットだけではなく、ベランダ・バルコニーの腰壁にもあり、実は身近な部分です。日頃からの点検で、シーリングの劣化やズレ、浮きがないかをチェックして雨漏りを未然に防いでいきましょう!
記事内に記載されている金額は2024年07月11日時点での費用となります。
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