相模原市南区相模台にお住まいのK様より、雨漏りに悩んでいますとのお問い合わせをいただいたことが今回の工事のきっかけでした。
現地調査にお伺いすると、2階天井部分に雨漏りの跡を発見しました。
このお住まいを建てられた建設会社さんの応急処置により一度は止まっていたようですが、再発してしまったため困っていたということでした。
雨漏り箇所の直上にはバルコニーがあり、防水層の亀裂を発見しました。
おそらくこのあたりで間違いないだろうということで散水試験を行ったところ雨漏りが再現され、雨水の浸入経路を究明することができました。
そこでFRP防水のカバー工事を提案させていただき、無事雨漏りを止めることができました。
相模原市南区相模台にお住まいのK様から、雨漏りに悩んでいるというお問い合わせをいただいたことが今回の工事のきっかけでした。
現地調査にお伺いすると、2階天井部分に雨漏りの跡を発見しました。
このお住まいを建てられた建設会社さんの応急処置により一度は止まっていたようですが、再発してしまったため困っていたということでした。
2階の雨漏り部分の真上部分は3階バルコニーでした。
窓枠からの浸水が多いので見てみましたが、以前建設会社さんにコーキング材を施工してもらっていたようでした。
もう少し周辺をよく見てみると、防水層に小さな亀裂を見つけました。
防水層の破断は雨漏りに直結しますので非常に怪しい部分です。
この亀裂を軸に散水試験を行います。
散水試験は
正しく浸入経路を割り出すために、水下や低い位置から散水していきます。
平場で10分ほど散水しましたが、雨漏りは再現せず。
徐々に水上側へと散水ポジションをあげていくと、先ほど見つけた亀裂のあたりを散水中に雨漏りが再現されました。
念のため防水テープを使用し亀裂を塞ぎ、その他周辺の散水も行いましたが、雨漏りは発生しなかったため原因箇所の特定に至りました。
工事開始です。
今回行う工事は
FRP防水の重ね張り工法となります。
亀裂部分をコーキングして浸入経路を塞ぐ処置という選択肢もありましたが、部分修復ではなく雨漏りの根本的解決を望まれたので、このような
防水工事を行うことになりました。
サンダーを使用し既存の防水層を
ケレンします。
表面を削り、あえて目を粗くすることで表面積が増え、メイン塗料との密着度をあげることができます。
その後、ケレン作業で出た粉塵や埃を清掃します。
アセトン拭きとは、表面に付着した油分などを取り除く効果があります。
脱脂効果ですね。
仕上がり後にはこの工程を行ったことがわからなくなりますが、上端の防水層の質にこだわるには下地調整が重要ポイントです。
下地調整が完了したら既存のFRP防水床とこれから施工する防水層を密着させるための調整材であるプライマーを全体に満遍なく塗布していきます。
プライマーが不十分になってしまうと剥離の原因となってしまうので、塗り残しの無いように丁寧に塗っていきます。
プライマーが乾燥したら
FRP防水の1層目を施工していきます。
FRPとは(Fiber Reinforced Plastics)の略で、ガラス繊維をプラスチックの中に入れて強度を向上させた複合材料です。
日常生活などで目にする身近なFRPでは、車のボンネットや浴槽等が挙げられます。
防水工事での施工手順としては、ガラスマットと呼ばれる綿のクッションにも見えるようなマットをプライマーを塗布した上に敷きます。
そこに特殊な樹脂を染み込ませ化学反応を起こすことで頑丈な防水層を形成します。
しかし、硬すぎるが故に柔軟性は持ち合わせていません。
建物の動きに追従できずに地震の際などに割れてしまうこともあります。
FRP防水は硬化が早いので、工期としては
1~2日あれば施工可能です。
1層目を塗布した後にお昼休憩でも挟めば、午後の開始時にはカチカチに硬化していますので2層目に入ることができます。
ひとつ注意点を挙げるとするならば、施工期間中は
独特な刺激臭が発生するところでしょうか。
完成してしまえば臭いは残らないのですが化学反応による硬化中はとても強烈な臭いを放ち、気分が悪くなる・頭痛がすると言われるほどです。
対策としては窓を閉め切り換気扇を止めるなどして、建物の中に臭いを侵入させないことが有効です。
2層目のFRP防水が完了したら、表面に
ケレンをかけ均していきます。
次の工程で使用するトップコートと呼ばれる保護塗膜を、しっかりと防水層に密着させるためです。
防水層の弱点のひとつに紫外線があります。
防水層をこのまま露出した状態で使用すると紫外線によるダメージを顕著に受け、ひび割れを起こし雨漏りへと繋がってしまいます。
それを防ぐためにトップコートと呼ばれる保護塗膜を上から塗り重ねるのです。
よく勘違いでこのグレーの塗装が防水塗装と勘違いしている方を見かけますが、
この塗膜自体に防水性能はなく、あくまで保護塗装になります。
最後に防水施工した部分と外壁の端部にコーキングを打ち込んでいきます。
掃き出し窓の下部分は雨漏りの原因にもなっていたので念入りに
厚塗りしました。
普段目につかない箇所ですがマスキングテープを使用し、綺麗に仕上げます。
FRP防水のカバー工事が無事に完了しました。
強烈な刺激臭のする中作業していただいた職人さんに大感謝です。
長年悩まれていた雨漏りからも解放され、K様に喜んでいただけました。
私達、街の外壁塗装やさんでは、塗装工事だけでなく防水工事も行っております。 陸屋根やバルコニーからの雨漏りや亀裂、メンテナンス時期などに困っておりましたらお問い合わせください。
防水工事の費用は工法や施工面積によって変動いたしますが、
(税込)76,780円~承っております。
記事内に記載されている金額は2025年01月17日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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