「下屋」とは何か?
住宅の屋根について調べていると「下屋(げや)」という言葉を見かけることがあるかと思います。
しかし、普段の生活の中であまり意識されることのない部分でもあるため、「下屋ってどこ?」「どんな役割があるの?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、屋根の専門業者である「街の屋根やさん」が、下屋の位置や具体的な役割、適切な雨仕舞処理の重要性について、実際の施工現場の画像を交えて丁寧に解説していきます。
「下屋ってどこ?」の答え

「下屋」とは、建物の1階部分などに取り付けられた小さな屋根のことを指します。
メインの大屋根とは異なり、玄関や掃き出し窓の上、1階の部屋の屋根として設けられていることが多いです。
下屋の主な役割とは?

下屋は見た目のアクセントとしてだけでなく、以下のような大切な役割を持っています。
1. 雨風から外壁を守る
下屋があることで、雨が直接1階の壁面に打ち付けられるのを防ぎます。これにより、外壁の汚れや劣化を遅らせ、住宅全体の耐久性を高めます。
2. 掃き出し窓や玄関の保護
雨の日でも窓や玄関からの出入りがしやすくなります。また、下屋によって強い日差しも和らぎ、室内の温度調整にも効果的です。
3. 美観の向上
建物に立体感を与え、デザイン性を高める効果もあります。特に和風建築では、下屋が美しいラインを形成します。
色々なサイズの下屋(下屋根)

下屋は建物ごとにその形状や大きさが異なります。
掃き出し窓の庇のような小さなものから、1階全体を覆う大きな下屋まで、設計によってさまざまです。
下屋の取り合い部は雨仕舞が重要!

赤い矢印で示された部分が、雨漏りリスクの高いポイント「取り合い部」です。
ここには雨水が集中しやすいため、板金処理やシーリングなどの施工品質が問われます。
屋根工事の際には雨押えや捨て谷とも呼ばれます。
施工時は確実な雨仕舞処理を!!

下屋は建物本体と接するため、「取り合い部分」と呼ばれる接続部分の雨仕舞(雨水が侵入しないように処理すること)が非常に重要です。
ここに隙間があると雨漏りの原因になり、内部の柱や断熱材にまで影響を及ぼすことがあります
まとめ|下屋は建物を守る重要な存在
「下屋ってどこ?」という疑問に対し、今回はその位置・役割・メンテナンスの重要性まで解説しました。
下屋は建物の構造の一部として、見た目以上に大きな役割を果たしています。
街の屋根やさんでは、下屋の点検や雨仕舞の補修、防水処理なども行っております。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年07月17日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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