
皆さんこんにちは、街の外壁塗装やさん熊本店です。
今回は熊本市西区島崎で行った、スレート屋根の下塗り塗装工事の様子をお届けします。
屋根塗装と聞くと、最終的な仕上げの色を塗る工程をイメージされる方が多いかもしれません。
しかし実際には、最初の工程である「下塗り」こそが屋根塗装の出来栄えと耐久年数を決める最重要ポイントです。
下塗りを正しく行えば塗膜はしっかりと密着し、10年以上にわたって屋根を守り続けてくれます。反対に、下塗りを疎かにすれば、どんなに高級な上塗り塗料を使っても数年で剥がれてしまうことさえあります。
今回のお住まいでは、スレート屋根材にひび割れや色褪せが発生しており、棟板金にも経年劣化の兆候が見られました。
屋根材と金属部、それぞれの素材に合った下塗り材を選定し、丁寧に施工した工程を写真付きでご紹介します。
前回までの記事はこちら →無料点検・調査の様子→足場組立の様子→高圧洗浄の様子→コーキング打ち替えの様子→屋根ひび割れ補修の様子
この現場の担当者はこの人!

今回の熊本市西区の現場を担当しているのは、弊社代表の富野です。
実務経験15年以上のベテラン職人で、国家資格である1級塗装技能士を保有しています。
1級塗装技能士は塗装に関する知識と技術を国が認定する最上位の資格であり、実技試験と学科試験の両方に合格しなければ取得できません。
富野の強みは確かな技術力に加え、デザインセンスにあります。
お客様からは「色選びの相談がとても楽しかった」「提案してもらった配色がイメージ通りだった」というお声をよくいただいており、仕上がりの美しさには特にこだわりを持っています。
まずはケレンから|塗る前の下地処理が仕上がりを左右する

下塗りの前にまず行うのが「ケレン」と呼ばれる下地処理です。
ケレンとは、サンドペーパーやワイヤーブラシなどのヤスリで金属表面を研磨し、錆や汚れ、旧塗膜の浮きなどを除去する作業のこと。
地味に見える工程ですが、これを丁寧にやるかどうかで塗料の密着力がまったく変わります。

今回の棟板金は幸い錆が軽度だったため、手作業のサンドペーパーによる「4種ケレン」で対応できました。
ケレンにはもう一つ重要な役割があります。
それは「目粗し(めあらし)」です。表面にわずかな傷をつけることでアンカー効果(引っかかり)が生まれ、次に塗る下塗り塗料がしっかりと食いつくようになります。
ツルツルの金属面にそのまま塗料を塗ってもすぐに剥がれてしまうため、このひと手間が欠かせないのです。
スレート屋根材の下塗り|1液ベストシーラーの「くさび効果」とは

ケレンが終わったら、いよいよ下塗りに入ります。
まずはスレート屋根材の部分から。使用した塗料は日本ペイントの「1液ベストシーラー」です。
スレート屋根は経年劣化で表面がスカスカに吸い込みやすい状態になっています。
ベストシーラーは浸透性に優れた下塗り材で、劣化したスレートの内部深くまで染み込み、内側から下地を固めてくれます。

この塗料の最大の特長は「くさび効果」と呼ばれる密着メカニズムです。
下地の微細な隙間に浸透したシーラーが固まることで、まるでくさびを打ち込んだように下地と上塗り塗料を強力に結合させます。
この仕組みがあるからこそ、上から塗る中塗り・上塗り塗料が長期間にわたって剥がれにくくなるのです。
下塗りの際に気をつけているのは塗布量の管理です。
スレート屋根は場所によって吸い込みの度合いが異なるため、劣化が進んでいる箇所にはたっぷりと、比較的状態の良い箇所は適正量をしっかり塗ります。
ローラーの転がし方ひとつで仕上がりが変わるため、均一に塗膜が行き渡るよう細心の注意を払いました。
棟板金への錆止め下塗り|1液ハイポンファインデクロの防錆力

続いて、棟板金などの金属部に下塗り(錆止め)を行います。
使用した塗料は日本ペイントの「1液ハイポンファインデクロ」です。
この塗料を選んだ理由は大きく3つあります。

1つ目は、高い防錆力。
ハイポンファインデクロは特殊防錆顔料を配合しており、金属面を錆の原因である酸素と水分から長期間にわたって遮断してくれます。
ケレンで目に見える錆を除去しても、金属内部に残った微細な錆の芽は完全にはなくなりません。そこにこの防錆塗料でフタをすることで、再発を予防するのです。
2つ目は、速乾性。
1液タイプで乾燥が速いため、天候に左右されやすい屋根上の作業でも効率よく工程を進められます。
乾燥待ちの時間が短いぶん、工期短縮にもつながりお客様の負担軽減にもなります。
3つ目は、塗りやすさ。 ローラーでの作業性が非常に良く、刷毛目やムラが出にくいのが特長です。
均一な塗膜を形成しやすいことは、見た目だけでなく防錆性能の安定にも直結します。

「上塗りで覆うから錆止めはいらないのでは?」
と思われるかもしれません。
しかし、塗膜は永久ではありません。
紫外線や雨風で塗膜が徐々に劣化すると、そこから空気中の酸素や水分が侵入します。
そのときに錆止めの層があるのとないのとでは、金属の寿命がまったく違ってきます。

一度錆が進行すると金属はどんどん脆くなり、最悪の場合は穴が開いて雨漏りの原因になることも。
熊本は夏場の日差しが強く、台風や梅雨の湿気も多い地域ですから、棟板金の防錆対策は特に重要です。
なぜ屋根材と板金で下塗りを分けるのか
今回のポイントは、スレート屋根材には「1液ベストシーラー」、棟板金には「1液ハイポンファインデクロ」と、同じ屋根の上で2種類の下塗り材を使い分けたことです。
これは素材の性質がまったく異なるためです。
スレートはセメントと繊維で成型された屋根材で、劣化すると水分を吸い込みやすくなります。
そのため、浸透して内部を固めるタイプのシーラーが必要です。
一方、棟板金はガルバリウム鋼板などの金属素材であり、水分は吸い込みませんが錆が天敵です。
だから防錆機能に特化した下塗り材を使います。
「屋根は全部同じ塗料で塗ればいい」と考えてしまうと、どちらかの素材で性能が十分に発揮されず、結果的に塗装の寿命を縮めてしまいます。
素材を見極めて最適な塗料を選ぶことが、プロの仕事です。
作業報告は毎日欠かさず|お客様との信頼を積み重ねるために

当店では1日の作業が終わるたびに、お客様へ手書きの報告メモをお渡ししています。
その日にどんな作業を行い、翌日は何を予定しているのかを簡潔にまとめたものです。
屋根の上の作業はお客様の目に見えない場所で進むため、「本当にちゃんとやってくれているのかな?」と不安になるのは当然のことです。
毎日のメモがあれば工事の進捗がひと目で分かりますし、手抜き工事の心配もなくなります。
在宅されている場合は口頭でも丁寧にご説明しています。
こうした地道な積み重ねが信頼につながると信じて、どの現場でも必ず実施しています。
次回は中塗り・上塗り工程のご紹介です。
仕上がりの色が乗っていく様子をお届けしますので、お楽しみに。
街の外壁塗装やさん熊本店の無料点検・調査
屋根や外壁の状態が気になる方は、まずは無料点検からいかがでしょうか。
国家資格1級塗装技能士の代表がお住まいの状態を直接確認し、ご希望に合わせた最適な補修方法をご提案いたします。
ご契約前提ではありませんので、「まずは状態だけ知りたい」という方もお気軽にご連絡ください。
街の外壁塗装やさん熊本店が選ばれる理由
◎ 地域密着7年、施工実績10,000棟以上
◎ 一級塗装技能士を含む自社職人が施工
◎ Googleレビュー☆5の高評価
◎ 電話1本で最短即日訪問のアフターフォロー
「そろそろ塗り替え時期かな?」と思ったら、まずはお気軽にご相談ください。
現場調査・お見積もりは無料です。
もちろん、しつこい営業は一切いたしません。
相見積もりも大歓迎です!
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記事内に記載されている金額は2026年03月23日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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