
皆さんこんにちは、街の外壁塗装やさん熊本店です。
工場や倉庫の屋根・外壁でよく見かける「波型スレート(波形スレート)」。
「そろそろメンテナンスした方がいい気がするけれど、どんな建材で、何に気をつければいいのか分からない」
そんなお声を、熊本のお客様からよくいただきます。
この記事では、波型スレートの基礎知識から、注意しておきたいアスベストの問題、そして塗装によるメンテナンス方法までを、できるだけ分かりやすくご紹介します。
記事の後半では、実際の施工事例もご覧いただけます。
初めての方はこちらから>>
初めての外壁塗装・屋根塗装
ここまでやります! 街の外壁塗装やさんのお住まい無料点検
波型スレートとは?
波型スレート(波形スレート)とは、セメントに補強繊維を混ぜ込み、波の形に加圧成形した建材のことです。
セメントだけではひび割れやすいという弱点があるため、繊維素材を混ぜることで耐久性を高めています。
比較的安価でありながら、耐久性・耐火性・遮音性に優れているため、全国の工場・倉庫を中心に、屋根材・外壁材として長く使われてきました。
耐用年数は一般的に25〜30年とされ、大きなメンテナンスをしないまま築50年以上が経過している建物も存在するほど、優秀な建材です。
「大波」と「小波」の2種類がある

波型スレートには、波の幅と高さによって「大波スレート」と「小波スレート」の2種類があります。
| 種類 | 波の幅 | 波の高さ |
| 大波スレート | 130mm | 38mm38mm |
| 小波スレート | 63.5mm | 18mm |
建物のどこに、どちらのスレートが使われているかを知っておくと、メンテナンスの計画が立てやすくなります。
波型スレートの主なメリット
・耐火性・耐久性が高い:法定不燃材として認められている
・遮音性に優れる:雨音などを抑えやすい
・コストを抑えやすい:他の建材に比べて安価
波型スレートの主なデメリット
・寿命は比較的短め:ガルバリウム鋼板などの金属屋根材と比べると耐用年数が短い
・フックボルトが錆びやすい:固定している金属製ボルトが錆び、雨漏りの原因になりやすい
・2004年以前の製品はアスベスト含有の可能性:撤去・解体時に多額のコストや専門的な処理が必要になる
なぜ工場や倉庫でよく使われるのか
一般住宅ではあまり見かけない波型スレートですが、工場や倉庫では屋根材・外壁材の定番として広く使われてきました。
その背景には、工場・倉庫という建物ならではの事情があります。
主な理由として、次の5つが挙げられます。
・耐火性に優れている:法定不燃材として認められており、火災リスクを抑えられる
・遮音性が高い:機械の稼働音や雨音を抑えやすい
・工事費用が比較的お手頃:広い屋根・外壁を安価に仕上げられる
・税制面で有利:条件によっては税制上のメリットを受けられる場合がある

工場や倉庫は屋根・外壁の面積が非常に大きいため、
「丈夫で・燃えにくく・安価に施工できる」
建材が求められます。
波型スレートはこれらの条件をバランスよく満たしているため、多くの現場で選ばれてきたのです。
なお、こうした建物には高額な機械や重要な書類などが保管されていることも多く、それらを自然災害から守っているのが屋根と外壁です。
「ノーメンテナンスでよい」
と思われがちですが、定期的な点検・メンテナンスが建物と中身を守ることにつながります
波型スレートで注意したい「アスベスト」の問題

波型スレートを語るうえで避けて通れないのが、アスベスト(石綿)の問題です。
かつての波型スレートは、補強繊維としてアスベストが使われていました。
アスベストは耐火性・耐久性に優れる一方で、飛散した繊維を吸い込むと、20〜40年ほどの潜伏期間を経て肺がんや中皮腫などの健康被害を引き起こすおそれがあることが分かっています。
現在は法規制により、アスベストを含む建材の製造・使用は禁止されています。
屋根材については2004年10月以降に製造されたものにはアスベストが含まれていません。
築年数から見分けるのが確実
波型スレートにアスベストが含まれているかどうかは、外観から判断するのは困難です。
そのため、建物の建築年代(製造時期)から推測するのが最も確実な方法とされています
・2004年10月以降に製造された波型スレート … アスベストを含まない
通常の使用状態では、すぐに繊維が飛散する可能性は低いとされています。
ただし、割れたり粉砕したりすると繊維が飛び散るおそれがあるため、劣化が進んだスレートは早めの対策が大切です。
波型スレートのメンテナンス・改修方法
とも言われる波型スレートですが、まったく手をかけなくてよいわけではありません。
劣化の状態に応じて、主に
「塗装」
「張替え」
「カバー工法」
という3つの方法があります。
まずはそれぞれの特徴を押さえておきましょう
| 方法 | 向いている状態 | 特徴 |
| 塗装 | 劣化が軽度 | 費用を抑えやすく、防水性を回復できる |
| 張替え | 一部が割れ・破損 | 傷んだ箇所だけを新しい材に交換 |
| カバー工法 | 全体的に劣化 | 既存屋根の上に新しい屋根材を重ねる |
① 塗装(塗り替え)

劣化が軽度な段階で最も選ばれるのが塗装です。
波型スレート自体はセメントが主原料のため錆びませんが、時間の経過とともに表層が風化し、防水性や強度が少しずつ低下していきます。
目安としては10年に1度の塗り替えで、表面の防水性を保つことが推奨されています。
なお、2004年以降に製造されたアスベストを含まないスレートであれば、高圧洗浄も塗装も可能です。
一方、アスベストを含む古いスレートは洗浄ができないなど、塗装の可否や方法が限られる点に注意が必要です。
あわせて重要なのが、スレートを固定しているフックボルトの点検です。
フックボルトは金属製のため経年で錆び、スレートとの間に隙間ができて雨漏りの原因になります。
塗装の際は、防錆塗料でボルトを保護し、細かい重なり部分を先に塗ってから全体を仕上げていきます。
② 張替え(部分張替え)

一部のスレートだけが割れ・破損している場合は、傷んだ部分だけを新しい材に交換する張替えが適しています。
全体を工事するより費用を抑えられ、必要な箇所だけをピンポイントで補修できるのが利点です。
ただし、アスベストを含む古いスレートの場合は、撤去の際に飛散対策が必要になり、処分費も含めて費用がかさむことがあります。
広範囲に劣化が進んでいるときは、張替えよりも次のカバー工法や葺き替えが向いているケースもあります。
③ カバー工法(重ね葺き)

既存の屋根材を撤去せず、その上から新しい屋根材(軽量なガルバリウム鋼板など)を重ねて葺く工法で、次のようなメリットがあります。
・工期の短縮・廃材処分費の削減:撤去作業が不要な分、コストと時間を抑えられる
・遮音性・断熱性の向上:屋根が二重になることで性能が高まる
・長期的なメンテナンス費の軽減:耐候性の高い屋根材で仕上げれば、塗装の周期を減らせる
一方で、屋根が二重になるため建物の重量が増し、耐震性に影響する可能性があること、次回の改修時には「カバー材+既存材」の両方を撤去する必要があり費用が高くなりやすい点には留意が必要です。
なお、大きく劣化している場合や資産価値の向上まで見据える場合は、既存材をすべて撤去して新しくする葺き替えという選択肢もあります。
どの方法が最適かは、劣化の程度・予算・今後の使用計画によって変わるため、専門業者による診断のうえで検討するのが安心です。
メンテナンスを検討する劣化症状と対応の目安
劣化は静かに進行していることが多いため、次のような症状が見られたら、メンテナンスを検討するサインです。
症状の程度によって、前章でご紹介した塗装・張替え・カバー工法(葺き替え)のどれが向いているかの目安も合わせてご覧ください。
・チョーキング(白亜化):表面を触ると白い粉が手につく。塗膜が劣化し、防水性が落ちてきたサイン
・コケ・藻・カビの発生:黒ずみや黄土色の汚れが広がる。スレートが水を吸い始めている状態
・一部のひび割れ・欠け:部分的な割れや欠けがあり、そこから雨水が浸入するリスクがある
・反り・浮き・全体的な割れ:吸水と乾燥の繰り返しでスレートが広範囲に変形・劣化している
・フックボルトの錆:固定ボルトが錆びて隙間ができ、雨漏りの原因になる
・雨漏り・天井のシミ:防水機能が限界を迎えている可能性が高く、早急な対応が必要
対応の目安としては、色あせ・チョーキング・軽度のコケ程度なら塗装で防水性を回復できる段階です。
一部のひび割れ・欠けであれば傷んだ箇所の張替え(部分補修)が向き、反り・浮き・全体的な割れ、繰り返す雨漏りなど劣化が広範囲に及ぶ場合はカバー工法や葺き替えが現実的な選択肢になります。
フックボルトの錆は、軽度なら塗装とあわせた防錆処理で対応できますが、進行していればボルト交換やカバー工法を検討します。
ただし実際の判断は現地の状態によって変わるため、自己判断せず専門業者の診断を受けるのが安心です。
いずれの場合も、劣化が軽いうちに手を打つほど、工事の範囲も費用も抑えやすくなります。
「そろそろかな」と感じた段階での点検がおすすめです。
まずは無料の現場調査から
そんなときは、まずプロの目で状態を確認するのが安心です。
熊本県内全域で、現地調査・お見積り無料で承っております。
お問い合わせはこちら
電話:0120-555-378
施工事例のご紹介
当社が手がけた波型スレート倉庫の外壁塗装事例をご紹介します。
【熊本市中央区】波型スレート倉庫の外壁塗装事例|無機塗料でチョーキング対策と長期耐久性を両立





「波型スレートの外壁がかなりチョーキングしているので、一度塗装の見積もりをしてほしい」
熊本市中央区で倉庫を所有されているお客様から、こうしたご相談をいただいたのが工事のきっかけでした。
現地調査を行ったところ、外壁を手で触れると白い粉が付着するチョーキングに加え、複数箇所のひび割れを確認しました。
チョーキングが進んでいるのは表面の塗膜がすでに機能していないサインで、放置すると素材の劣化が早まるため、早めの塗り替えをご提案しました。
施工では、まず吸い込み止めとなるエポキシ系シーラー(ロックハイパーシーラーエポ)で下地を整え、中塗り・上塗りには最高位グレードの無機塗料「ロックハイパーリアクターコート無機」を採用。
長期の耐久性と、汚れを雨で洗い流すセルフクリーニング性を備えた塗料で、「次の塗り替えまでの周期をできるだけ延ばしたい」というお客様のご要望にお応えしました。
【熊本市中央区】波型スレート倉庫の外壁塗装事例|無機塗料でチョーキング対策と長期耐久性を両立
お客様の声

▶お客様の声の詳細はこちら
【熊本市中央区】波型スレートの倉庫の外壁塗装工事をさせて頂いたお客様、株式会社再起様の声
まとめ
波型スレートは、耐久性・耐火性・遮音性に優れ、コストも抑えやすい、非常に優秀な建材です。
工場や倉庫の屋根・外壁で長く使われてきたのには、しっかりとした理由があります。
一方で、次の点には注意が必要です。
・アスベストの有無は外観では判断しにくく、築年数からの確認が確実
・「ほぼノーメンテナンス」でも、表面の塗装(約10年ごと)とフックボルトの点検は欠かせない
「うちの波型スレートは大丈夫だろうか」
「アスベストが含まれているか分からず不安」
そんなときは、まず専門業者による点検をおすすめします。
建物の状態やアスベストの有無を正しく見極めたうえで、最適なメンテナンス方法をご提案いたします。
街の外壁塗装やさん熊本店が選ばれる理由
◎ 地域密着7年、施工実績10,000棟以上
◎ 一級塗装技能士を含む自社職人が施工
◎ Googleレビュー☆5の高評価
◎ 電話1本で最短即日訪問のアフターフォロー
熊本県内(熊本市中央区・東区・西区・南区・北区、合志市、菊陽町、八代市ほか全域)での住宅の塗装及び補修工事は、地域密着の私たちにご相談ください。
お客様一人ひとりに寄り添ったご提案をお約束いたします。
お問い合わせはこちら
電話:0120-555-378(災害時のため現在24時間受付中)
施工事例を見る
記事内に記載されている金額は2026年09月25日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。





















