
皆さんこんにちは、街の外壁塗装やさん熊本店です。
上天草市の海沿いに建つ、建坪50坪のお宅。
ベランダの床から雨漏りしているという一本のご相談から、この工事は始まりました。
工事期間は20日間。
外壁塗装、コーキングの打ち替え、ベランダ防水、そして付帯部塗装まで。
お家をまるごと手入れする工事となりました。
「塗装工事って、実際どんな流れで進むの?」
「他のお客様はどんな仕上がりになったんだろう?」
「うちの家も同じように直せる?」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事では現場調査から完工までの全工程を、ひとつのストーリーとしてお届けします。
各工程の詳しい記事へのリンクも用意していますので、気になる部分はぜひそちらもご覧ください。
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初めての外壁塗装・屋根塗装
ここまでやります! 街の外壁塗装やさんのお住まい無料点検
この点検を担当したのは|代表自らがお伺いします

今回の工事を担当させていただいたのは、弊社代表の富野誠です。
塗装業界での実務経験は15年以上を数え、現場で培ってきた確かな技術と知識でお客様の住まいを守ってきました。
国家資格である「1級塗装技能士」を保有しており、塗装に関する高度な知識と技能が国に認められた証です。
「お客様の大切な住まいだからこそ、ごまかしのない仕事を」
をモットーに、 誠実な対応と明るい人柄でお客様から多くのご好評をいただいております。
工事に関するどんな小さなご質問にも、丁寧にお答えいたしますので、ご安心してお任せください。
今回の現場の概要
| -項目- | -内容- |
| 地域 | 熊本県上天草市 |
| 建坪 | 50坪 |
| 工事期間 | 20日間 |
| 総費用 | 250万円 |
| 施工箇所 | 外壁、コーキング(乾式目地)、ベランダ防水、付帯部(軒天井・破風板・雨樋・屋根板金・戸袋・雨戸) |
| 主な劣化症状 | 外壁のチョーキング・色褪せ、付帯部の色褪せ、コーキングの隙間、ベランダの雨漏り・コケ・黒ずみ |
使用した主な材料
| -工程- | -使用材料- |
| コーキング打ち替え | SRシールH100(期待耐候年数30年) |
| 外壁下塗り | ハイパーシーラーエポ |
| 外壁中塗り・上塗り | ハイパーリアクターコート無機(N87)v |
| ベランダ防水 | プライマーS、JE-2006L、JE-2090S-C20 |
| 軒天井 | 水性ケンエース |
| 雨戸・戸袋 下塗り | ミッチャクロン |
| 屋根板金 下塗り | 1液ハイポンファインデクロ |
| 鉄部・その他付帯部 仕上げ | ハイパーリアクターコート無機 |
この工事のテーマは「海沿いの家を、できるだけ長く守る」。
上天草市の海沿いという立地は、強い紫外線と潮を含んだ海風を絶えず受ける、住まいにとって過酷な環境です。
塗料メーカーが想定する耐用年数より早く劣化が進むことも珍しくありません。
だからこそ、軒天井を除く外壁・付帯部のすべてを無機塗料で仕上げるオール無機仕様とし、コーキングにも期待耐候年数30年の高耐候シール材を採用しました。
家じゅうの寿命を揃えて、次の塗り替えまでの期間をできるだけ長くする。
それが今回の工事の方針です。
物語のはじまり〜お客様との出会い

きっかけは、ベランダ床からの雨漏りでした。
お客様はまず、お家を建てられたハウスメーカーさんにお見積もりを依頼されたそうです。ところが提示された金額はご予算と大きく開きがあり、そこで一度立ち止まられました。
その後インターネットで情報を集めるなかで見つけてくださったのが、私たちのブログ記事でした。
「ハウスメーカーで建てた家でも、対応してもらえるのだろうか」
半信半疑のお気持ちのまま、それでもお問い合わせをくださった。
今振り返れば、あの一歩がなければこの工事は始まっていません。
現場にお伺いして、まずベランダを確認しました。
床にはコケが生え、黒ずみが広がり、雨水が侵入している状態です。
そして塗装屋として見過ごせなかったのが、外壁でした。
手で触れると白い粉が付くチョーキング、全体に進んだ色褪せ。外壁を守るはずの塗膜が、すでに役目を終えかけていたのです。
当初のご希望は「ベランダだけ直したい」。
そのお気持ちを受け止めたうえで、外壁の状態を正直にお伝えし、あわせて塗装することをご提案しました。
大切にしたのは、不安を煽らないことと、分からないまま契約させないこと。
なぜその工事が必要か、どんな材料を使うのか、費用はいくらか。
ご不明点がゼロになるまでご説明し、その場で答えは求めませんでした。
後日、「お願いします」とご連絡をいただき、工事が決まりました。
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【上天草市】ベランダの雨漏りから始まった現場調査。海沿いのお宅に隠れていた外壁の劣化サインを徹底チェック
工事の幕開け〜足場が組み上がるまで

工事の第一歩は、足場仮設です。
ただし、その前に必ず行っていることがあります。
近隣へのご挨拶回りです。
着工日より前に、粗品とチラシ、名刺をお持ちして一軒ずつお訪ねしました。
足場を組む際の打ち込み音、高圧洗浄での万が一の汚水飛散。
起きてから謝るのではなく、始まる前にお伝えしておく。
工事が終わったあともそこに住み続けるのは、お客様ご自身だからです。
そして組み上げたのが、くさび式足場。
お家全体が足場と飛散防止ネットに包まれ、「いよいよ始まる」という景色になりました。
続いて高圧洗浄です。
業務用高圧洗浄機で、塗装しない屋根や一部の付帯部も含めてお家全体を洗い上げました。
特に気を使ったのが、太陽光パネルが設置された屋根。
水圧と当て方に細心の注意を払いながら、汚れだけを落としていきます。
海風を浴び続けた外壁から、長年の汚れが流れ落ちていく。
まだ塗ってもいないのに、家がひとまわり明るくなった瞬間でした。
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【上天草市】海風と潮を浴び続けた外壁を高圧洗浄。塗料の密着力を最大化する下準備
丁寧な下準備〜養生とコーキング打ち替え

塗装の仕上がりは、塗る前の準備でほぼ決まります。
まず養生。
窓、サッシ、玄関、室外機、そして塗装しない箇所を一つひとつ覆っていきます。
「テープを貼るだけ」に見えて、ここが仕上がりの美しさを左右します。
塗る面と塗らない面の境目、その一本の線がまっすぐ通っているかどうかで、完成した家の印象は確実に変わるのです。
そして、この現場ならではの山場がコーキングの打ち替えでした。
外壁の目地は経年劣化で隙間ができ始めており、しかもハウスメーカー特有の「乾式目地」という特殊な仕様。
一般的なサイディングの湿式コーキングとは仕様が異なり、扱える業者が限られる部分です。
メーカーで同じ仕様のものに交換する方法もありますが、費用はかなり高額になります。
そこで私たちがご提案したのが、高耐候性のシーリング材で打ち替えるという方法でした。
採用したのは、期待耐候年数30年のSRシールH100。
古い材料を残す「増し打ち」ではなく、すべて撤去してから充填し直す「打ち替え」で対応しました。
外壁を無機塗料で仕上げるのに、目地だけが先に寿命を迎えては意味がありません。
建物全体の寿命を揃えるという考え方が、ここにも表れています。
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【上天草市】外壁塗装前の養生作業。塗らない場所を守り、仕上がりの美しさを決める職人の下準備
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家の印象が決まる瞬間〜外壁塗装の2工程

下準備が整い、いよいよ塗料を乗せていきます。
まずは下塗り。
使用したのはハイパーシーラーエポです。
下塗りは、外壁材と仕上げ塗料を結びつける接着剤であり、劣化した下地の吸い込みを止める役割も担います。
ここを省けば、どんな高性能な塗料も本来の力を発揮できません。
そして中塗り・上塗りへ。
ここで今回のハイライトが訪れます。色選びです。
お客様のご希望は「外壁を真っ白に」。
ただ、この「真っ白」が難しいのです。
純白に近いN95をそのまま使うこともできました。
ですが、純白すぎる白は外壁一面に塗ると、のっぺりとして安っぽく見えてしまうことがあります。
そこで選んだのが、ほんのわずかに色味の入ったN87。
並べて比べなければ分からない程度の違いですが、これだけで陰影が生まれ、落ち着きと深みのある佇まいになります。
軽自動車のバンの白と、乗用車の白の違い。
お客様にそうお伝えしたところ、すぐに納得していただけました。
仕上げの塗料は、耐候性最高クラスのハイパーリアクターコート無機。
規定の塗布量を守り、大小のローラーを持ち替えながら、サイディングの凹凸の奥まで丁寧に塗り込んでいきます。
色褪せてくすんでいた壁が、光を受けて柔らかく輝く白へ。
狙い通り、上品で長く見飽きない仕上がりになりました。
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【上天草市】チョーキングが進んだサイディング外壁の下塗り。無機塗料の性能を引き出す土台づくり
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本丸に手を入れる〜ベランダ防水工事

そしてようやく、この工事の出発点だった場所に手を入れます。
すでに雨漏りが起きていたベランダ。
防水層そのものが役目を終えていた状態でした。
こうなると、表面にトップコートを塗り直しても水は止まりません。
穴の空いたバケツに新しいペンキを塗るようなものです。
そこで選んだのが、根本からつくり直す方法でした。
既存の床面を撤去し、下地から新しく張り直す。
ディスクグラインダーでケレンをかけて下地を整え、下塗りで密着を確保。
その上に、エポキシ樹脂を塗布したローラーでガラスマットを押さえつけながら敷き込み、空気抜き用のローラーで気泡を追い出す。
これを2回繰り返し、FRPの2プライ工法で厚みのある防水層をつくりました。
仕上げのトップコートは2回塗り。
塗る前には必ず拭き掃除を行い、さらに立ち上がりと床面の際にはコーキング材を充填して防水性を強化しています。
コケも黒ずみも跡形なく、継ぎ目のない滑らかな床に生まれ変わりました。
もう、雨のたびに天井を気にする必要はありません。
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【上天草市】雨漏りしていたベランダを土間から撤去。FRP2プライ工法で防水層を丸ごとつくり直しました
細部にも妥協なし〜付帯部塗装

最後は付帯部です。軒天井、破風板、雨樋、屋根板金、戸袋、雨戸。
ここで難しいのは、箇所ごとに素材が違うという点です。
樹脂、鉄部、木部では塗料の食いつき方がまったく異なるため、それぞれに合った下塗り材を選ばなければなりません。
・雨戸・戸袋:塗料が乗りにくい鉄部のため、密着プライマーのミッチャクロンで下塗り
・屋根板金:1液ハイポンファインデクロで下塗り
・軒天井:直射日光が当たらないため、水性ケンエースでつや消し仕上げ
そして軒天井以外の仕上げは、すべてハイパーリアクターコート無機。
オール無機仕様で家じゅうの塗膜の寿命を揃えました。
逆に軒天井だけ無機塗料を使わなかったのは、紫外線が直接当たらない場所だからです。
必要のないところに過剰な仕様を入れれば、そのぶんお客様の負担になります。必要な場所に必要なものを、必要なだけ。
もうひとつ、対応が分かれた箇所がありました。玄関前の正面軒天です。
ここは雨漏りしていたため、現場調査の段階で「塗装できるか微妙です」とお伝えしていました。
実際に確認した結果、塗装では対応できないと判断し、交換で対応しています。
既存の軒天井を撤去し、石膏ボードと軒天井材を現場で採寸して取り付け。
そのとき使ったのは、既存と同じ模様の軒天井材でした。
玄関前は毎日目にする場所です。「ここだけ直した感じ」を残さないための選択でした。
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【上天草市】色褪せた雨樋の塗装。家の輪郭を引き締める、無機塗料での仕上げの一手
【上天草市】色褪せた雨戸・戸袋の塗装。サビが出る前に手を打つ、密着プライマー+オール無機仕上げ
【上天草市】軒天井の塗装と、雨漏りしていた正面軒天の交換。同じ模様の軒天材で違和感なく仕上げました
完工〜お客様の声
足場が解体され、20日間の工事が終わりました。
姿を現したのは、落ち着いた白の外壁に、引き締まった色の付帯部が調和した住まい。
雨漏りしていたベランダも、コケと黒ずみに覆われていた床も、すべて生まれ変わりました。
仕上がりをご覧になったお客様からは、「頼んでよかった」というお言葉をいただきました。
ベランダの雨漏りだけのご相談から始まった工事です。
「外壁も一緒に」とご提案したときには、当然ご予算の問題もありました。
その判断を「してよかった」と思っていただけたことが、何よりの結果です。
さらに工事後には、室内のクロス張り替えについてもお見積もりのご依頼をいただきました。
工事が終わってもお付き合いが続いていく。
これほどありがたいことはありません。v
今回の工事を振り返って
「メーカーの家だから」と諦めないでいただきたい
この工事で最もお伝えしたいのは、ここかもしれません。
ハウスメーカーで建てた家は、特殊な仕様が使われていることがあります。
今回の乾式目地がまさにそうでした。
そのため「メーカーにしか頼めない」と思い込み、高額な見積もりを前に塗り替えを諦めてしまう方がいらっしゃいます。
ですが、対応できる方法はあります。
今回も、高耐候のシーリング材で打ち替えるという選択肢をご提案したことで、費用を大きく抑えながら性能はしっかり確保できました。
知らないまま諦めるのは、あまりにもったいない。
まずは一度、話を聞いてみていただきたいと思います。
工事中に起きた、予期せぬ出来事
今回の工事には、忘れられない出来事がありました。
施工の途中で地震が発生し、断水が起きたのです。工事の進行にも影響が出ましたが、それ以上に困るのは日々の生活です。
そこで私たちは、市内から水を運んで支援させていただきました。
塗装工事とは関係のないことです。
ですが、目の前で困っている方がいて、自分たちに動く手段があるのなら、やるべきことは決まっています。
このときのことを、お客様は大変喜んでくださいました。
工事というのは、建物だけを相手にする仕事ではありません。
そこに暮らす方との関係の上に成り立っています。
今回の現場は、そのことを改めて教えてくれました。
同じお悩みを持つ方へ
今回のお客様は、ベランダの雨漏りに気づいてご相談くださいました。
そのおかげで、外壁の劣化にも早めに手を打つことができました。
もし雨漏りを放置していたら、構造材の腐食まで進んでいたかもしれません。
外壁の塗膜が完全に機能を失っていたら、塗装では済まない工事になっていた可能性もあります。
気になった時点が、いちばん安く済むタイミングです。
「まだ大丈夫かな」と迷っている段階で、どうぞお気軽にお声がけください。
今回の工事の費用と施工日数まとめ
今回の工事は、総額250万円・施工日数20日間という内容でした。
内訳の考え方は、おおよそ次のように分かれます。
・ベランダ防水工事:既存床の撤去・張り直し、ケレン、下塗り、FRP2プライ積層、トップコート2回塗り
・付帯部工事:軒天井(一部交換含む)、破風板、雨樋、屋根板金、戸袋、雨戸
・共通費用:足場仮設・解体
塗装工事の金額は、「塗る面積 × 塗料のグレード × 工程の手間」でおおよそ決まります。
今回はオール無機仕様という高いグレードを選び、ベランダも表面補修ではなく全面的なつくり直しを行いました。
そのぶんの金額です。
安く見せることは簡単です。
工程を省くか、グレードを落とせばいい。
ですがそれは、次の塗り替えが早く来るということでもあります。
なお今回は、ハウスメーカーさんでのお見積もりと比べて、費用を大きく抑えたご提案ができました。
同等以上の性能を確保しながら費用を抑えられるのは、仕様を一つひとつ選び直せるからです。
同じような工事をご検討中の方は、ひとつの目安としてご覧いただければ幸いです。
まとめ
上天草市の海沿いに建つお宅で行った、20日間の住宅塗装工事をご紹介しました。
・ベランダの雨漏りのご相談から始まり、外壁の劣化も見つかって工事範囲が広がった
・ハウスメーカー特有の乾式目地も、高耐候シーリング材での打ち替えで対応
・外壁はN87の白、仕上げはハイパーリアクターコート無機。軒天井を除きオール無機仕様に
・ベランダは床面から撤去し、FRP2プライ工法で防水層を新設
・玄関前の正面軒天は塗装できないと判断し、同じ模様の軒天材で交換 ・総額250万円、施工日数20日間で完工
紫外線と潮風にさらされる上天草市の住まいは、内陸より劣化が早く進みます。
だからこそ、家じゅうの寿命を揃えて長く守る仕様を選びました。
外壁塗装は、色を塗るだけの工事ではありません。
どこにどんな材料を使い、何を優先するか。
その一つひとつの判断が、10年後、20年後の住まいをつくります。
上天草市で塗り替えや雨漏りにお悩みの方、「メーカーで建てた家だから」と諦めかけている方。
まずは一度、お話を聞かせてください。
街の外壁塗装やさん熊本店が選ばれる理由
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記事内に記載されている金額は2026年09月24日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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