まずは足場を組み立てていきます。足場は高所作業のために脚立では確保できない安全性と、一斗缶を丸々持っていくための作業効率の確保をしてくれます。
塗装工事にはほぼ確定でついてくるもので費用はお客様のお住まいの大きさによって変わってきます。今回は
12万円でした。
周りにはメッシュシートを張ってこの後行う高圧洗浄の水がなるべく飛散しないようにします。汚れを落とす作業なので汚い水が飛び散ってはいけませんので。
高圧洗浄はエンジン型のパワフルな業務用を使用します。家庭用と比べてその圧はとても強いため外壁、屋根、付帯部などそれぞれに
適したノズルや圧調整を行って下地そのものに損傷がないように洗浄していきます。
この際に落とすものは
コケ、汚れ、チョーキングの粉、捲れている旧塗膜になります。これらは全て塗装の仕上がりに悪影響を及ぼし、残しておくと施工不良でたった2～3年程で塗装が剥がれてしまいます。
ちなみに今回は晴れでしたが、この高圧洗浄作業は
雨の日でも可能となっておりますので工期の遅れなどが出にくい作業になっています。
塗装工事前の高圧洗浄は前述した通りとてもパワフルなものを使用し、家庭用のものでは塗装工事に必要な洗浄は行うことが不可能です。
理由としては水圧で、一般的な家庭用高圧洗浄機は
8～12MPaで、
外壁塗装工事においては最低でも14.7MPa以上は必要です。極稀に家庭用高圧洗浄機を使用している悪徳業者がいるので洗浄作業に使用している機種については予め聞いて確認しておきましょう。
高圧洗浄時はエンジンの音、水の音と少し大きい音が出てしまいます。当店でもなるべく音が小さい洗浄機の使用や、音が響かないような場所に設置など工夫はしていますがそれでもうるさいと思われる方もいるかもしれません。
そのため、
工事前には近隣にお住まいの方々にご理解を頂けるように挨拶して回ります。
ここで気になられる方もいると思いますが高圧洗浄時の水道代についてです。これは
お客様負担になります。
そこまで大きい金額にはならないので工事前にご説明して了承を得てからご契約になっています。
当店ではサービスとして塗装しない箇所も洗浄を行っております。塗装工事後に塗装箇所だけ奇麗でもそれ以外が汚れていれば目立って見た目が悪くなるので、お客様にお返しするときは全体が奇麗な状態になるようにしています。
高圧洗浄が終わったら大量の水が付いている状態なので乾燥させるために1晩以上置きます。
乾燥しないと塗膜の膨れや気泡ができたりと施工不良になってしまいますので必ず乾燥させます。次は養生からですがその様子はまた次回紹介したいと思います。
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記事内に記載されている金額は2023年10月30日時点での費用となります。
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