皆さんは屋根にコケが生えているのを見たことがありますでしょうか?
ジメジメした場所に生えているイメージがあるコケですが、屋根や外壁にも発生することがあるのです。今回はそんなコケだらけになったスレート屋根の屋根塗装についてご紹介いたします。
実は多くの家に使用されているスレート屋根ですが、コケが大量に発生することは珍しいことではないのです。
というのも、
ある程度築年数が経過したスレート屋根は色褪せてしまったり、表面に粉が吹いた外壁でいうチョーキング現象のようなことが起こったりします。このような屋根の塗膜が劣化した状態になってしまうと撥水性能も低下しているので、表面の水捌けも悪くなっています。
その結果コケが生えてしまうのです。コケが生えるとその部分の水捌けが悪くなります。その周りにも水分が供給されるので、よりコケが生えやすく、拡がりやすい環境になってしまうのです。
屋根に発生してしまったコケを放置することによって発生するデメリットは単に景観が悪くなるだけではありません!
まず、コケを放置すると、屋根の強度が落ちて屋根材の表面や角が割れたり削れたりします。
他にもコケが繁殖した屋根は、常に水分が含んだ状態になっています。そのため、屋根の内部にある防水紙や木材を、湿気が腐らせてしまいます。もし腐ってしまうと葺き替え工事が必要になってしまい塗装よりも高額の修理費用がかかってしまいます。
そうならないようにするためにも屋根のコケを見つけたら、防水性を回復させるため屋根塗装を行うようにしましょう!
屋根塗装を行う前に高圧洗浄でしっかりと屋根に生えてしまっているコケを落とします。それから塗装を行っていきます。その際に
コケの再発防止を考えている場合は、塗装前にバイオ洗浄を行うことがお勧めです。バイオ洗浄を行うことで格段にコケの発生率を下げることができます。
今回は屋根と一緒に棟板金の塗装を行いましたので、ここでは塗料をしっかりと密着させるための下準備として、ケレン作業を行っております。この「
棟板金」とはストレート系の屋根や金属屋根の頂点に位置する金属板のことです。これがないと、雨や紫外線などのダメージを直接受けてしますので、どんな家にも設置されています。
下準備が完了しましたら今度は塗装を行っていきます。
塗装作業は通常、下塗り、中塗り、上塗りと3回行うことが基本になっています。
綺麗に仕上がりました!
スレート屋根の耐用年数は環境にもよりますが20年~30年程度です。しかし、新築時に使用されている塗料は紫外線や直射日光、雨などを浴びていることもあり、
5年程度で劣化が始まり、徐々に塗膜が剝がれてしまっています。なので7年から長くても10年頃を目安にメンテナンスを行い、しっかりと美観と防水性を回復させるようにしましょう!また、その時期にはちょうど外壁の方でも劣化が見られる時期ですので足場代の節約もかねて是非とも外壁塗装の方もご検討してみてください。
記事内に記載されている金額は2022年09月11日時点での費用となります。
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