新築から10年ほど過ぎてくると見た目は綺麗でもコーキングは劣化症状が見えてくるようになります。もしコーキングが劣化して破断してしまうと雨漏りなどのトラブルが発生してしまうので劣化症状がみられた際にはしっかりとメンテナンスを行いましょう。
現在のお住まいの主流となっているのが窯業系のサイディングですがこの外壁は幅500mm、長さ3000mm程度の大きさ(製品によって変わります)のボードを組み合わせてつくられたもので、
必ず繋ぎ目部分(目地)が存在します。これらの
繋ぎ目部分に充填されているのがコーキング材(シーリング材)です。
ネットなどでコーキング材と検索すると
コーキング材・シーリング材の2つの名前が出てくると思います。これらは厳密にいえば、意味も使用用途も違っていたようですが、
外壁塗装・住宅メンテナンス時におけるシーリングとコーキングは同じ意味・材料としてご説明しております。コーキング材は、
サッシ回り、キッチンや浴室などお住まいの水を使用する箇所・水に晒される箇所に使用されています。外装は常に雨水に晒されていますし、サッシと外壁などの異素材の取り合い部分は隙間が生じやすいためシーリング材が欠かせません。
冒頭でも述べたように新築から10年ほど過ぎてくるとコーキングは劣化症状が見えてくるようになります。
例えばコーキングはゴム製なので触ると弾力性があるはずですが、劣化してくると、硬くなり粉っぽくなったり、細かいひび割れや亀裂などが発生します。もしコーキングのひび割れから雨水が入り込みことがあれば外壁の耐久性を低下させてしまう恐れがあります。
家を長くいい状態で保つためにも新築から10~15年ほど経過した場合は点検、メンテナンスを行うことをお勧めします。
次に今回行いましたコーキング補修工事についてご紹介いたします。
まず最初に傷んでしまったコーキング材を撤去していきます。上記の写真のようにカッターで切り込みを入れ、手で引っ張り出します。傷みが軽度のうちはこれでほぼほぼ取り除けるのですが、あまりにも劣化しているとボロボロと崩れてしまい、手で引っ張り出すことは不可能になります。
このように撤去したときに目地の側面に残ってしまったシーリング材はカッターで削って除去します。もしそのままにしておくと、新しく充填したシーリング材の接着力が落ちてしまうのでしっかりと丁寧に行います。
撤去が終わったらマスキングテープで養生を行います。コーキング部分すべてに行いましたら、コーキング材とサイディングの側面の接着力を高めるため、プライマーを塗布します。
次に新規コーキング材を充填していきます。コーキング材には様々な色があるので外壁塗装の色にあったコーキング材を選びます。
コーキングの充填が終わりましたら、ヘラで仕上げていきます。この作業はコーキング材を均一にするだけでなく、中のエア抜き効果もあります。
仕上げ作業が完了しましたら、外壁を汚さないようにマスキングテープをすべて綺麗にはがして完了になります。
綺麗に仕上がりました!
外壁にとってコーキング材は雨水の浸入を防ぎ、建物の揺れに合わせた外壁材の破損を防ぐなど欠かせない存在です。
もしお住いのコーキングの状態が気になる方は無料でメンテナンスを行っておりますので、私たち街の外壁塗装やさんまでお気軽にお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2023年06月01日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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