摂津市にある3階建ての集合住宅では外壁、屋上の改修工事が進行中です。
外壁の改修工事が終了し、本日は屋上防水工事の様子をご紹介します。
↓ これまでの現場の様子は下記リンクからご覧いただけます ↓

塩ビシート機械的固定工法(絶縁工法)とは
今回行った防水工事は
機械的固定工法と呼ばれる工法で絶縁工法とも呼ばれています。
この施工方法は下地と密着させることなく下地とシートの間に空間を設けるため
下地の状態が多少悪くてもしっかりと防水機能を復活させることができます。
更に1回目の改修工事であれば下地の撤去は必要ないため費用・工期共に抑えられます
耐用年数は定期的にメンテナンスを行うことで20年は持つと言われており
主に面積の広い陸屋根、屋上の改修工事の際の防水工事で用いられる工法です。
工事スタート

施工前の状態

立ち上がり部の既存撤去
まず屋上に使用する材料を上げる荷上げ作業から始まります。
塩ビシートは1ロールの平均重量が25キロ程度あるので重労働です。
高い建物の改修工事の際にはレッカーなどを使用して荷上げする場合もあります。
既存はゴムシートで施工されていますが、平場部分の既存シートは撤去せず
立ち上がり部分の既存シートだけ撤去していきます。
立ち上がり部分は密着工法で施工しますので既存も撤去する必要があります。

絶縁シート・鋼板・ディスク取付
立ち上がり部分の既存ゴムシートを撤去したら、
平場に絶縁シートと呼ばれるシート(写真上薄緑のシート)を敷設します。
絶縁シートを敷設する際にはシワや膨れが出来ないようキレイに敷いていきます。
次に固定金具(鋼板)とディスクを取付けていきます。
※鋼板(写真上隅にある銀色のもの)
※ディスク(絶縁シート状に多数ある丸いもの)
鋼板やディスクは現場により取り付ける数などは変わり、
シートの割付や風荷重などを考慮しながら取り付けられます。
(風がいつも強く吹き付けているような場所ではディスクの数も増えるということですね)

改修用ドレン取付

塩ビシート貼り付け
シート防水の絶縁工法で改修工事を行う場合必ず改修用ドレンを取り付けます。
複雑で細かい作業が求められますが、雨漏りの危険性が高い箇所なので確実に処理します。
そして平場部分に塩ビシートを貼り付けていきますが、ボンドなどで貼るのではなく、

ディスクヒーターと呼ばれる道具を使用して、
先に絶縁シートに取り付けていたディスク部分に当てて熱でシートを溶着します。

両面ブチルテープ貼付

ボンド塗布

立ち上がり部抑え
立ち上がり部分は下地を撤去してある為素地にブチルテープと呼ばれる
密着性・耐久性・耐水性に優れた両面テープのようなものを貼ります。
そしてボンドを塗布したシートを貼り付け抑えて素地としっかり密着させます。
平場とは異なる施工方法で密着工法と呼ばれます。


脱気筒と呼ばれる下地とシートの間に発生した蒸気の出口になるものを取り付けます。
絶縁工法のメリットとして下地と密着させないことと説明させていただきましたが
この脱気筒がないと下地から発生した蒸気が逃げ場を失い、シートの膨れなどに繋がります。
密着工法の場合密着しているため湿気により膨れなどが起こりやすいのですが、
絶縁工法は下地とシートの間に隙間があるので湿気が溜まりこむことなく、
更にこの脱気筒から空気中に排出されるため不具合が起きにくいという仕組みです。
※サイディング外壁の直貼りと通気工法と同じ仕組みと考えてください!


立ち上がり部分は最後に抑えの金物を取り付けて仕上げています。
ドレン廻りや入隅、出隅部分にはコーナーパッチと呼ばれる役物を取り付けます。
これにより複雑な箇所や不具合の出やすい箇所を二重に守っているといった感じです。
全ての工程をご紹介できた訳ではありませんが、一通りの流れはこんな感じです。
今回メーカーからの保証は10年で施工させていただいています。

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記事内に記載されている金額は2019年06月13日時点での費用となります。
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