
ALC3階建ての建物です。
会社の事務所として使用しています。
築20年目になります、10年毎の塗り替えを決めているという事です。
さすがにクラックも少なく手入れ状況は悪くないですね。
鉄部は劣化が進んでいます。鉄部は5年毎の塗り替えをおススメします。
鉄部は腐蝕すると取り替えしか方法がありませんので常に気を付けて
点検の必要が有ります。

ALCの建物の場合はシーリング打ちが重要な工程になります。
シーリング打ちの費用はm数で決まります。
目地、サッシ廻りなどを入れると相当なm数になり結構な費用になります。
お客様の中にはシーリング工事が必要な工事という認識があまりない方
多いので現場調査の段階で詳しく説明する必要があります。
ALC板の長所は断熱性が高い事です。
そして建設費のコストが安い事です。
短所はメンテナンス費用がほかの建物に比べ高くつくことです。

外壁の下塗りは微弾性フィーラーという材料でパターンを付けて塗っています。
微弾性フィーラーという材料は弾力のある材料でひび割れに追随する材料なので
建物が揺れてもひび割れがしにくいという特徴を持っています。
パターンというのは模様を付けるという意味で主になみがたのような模様が一般的に
使われるケースが多いです。

鉄部のケレン(下地調整)をしています。
ペンキを塗る前には欠かせない作業になります。
ケレンにはいろんな方法が有りますが今回は劣化状況が進んで表面が
凸凹状態になっているので電動工具のサンダーを使っています。
ペンキ仕上げの良し悪しは概ね下地調整に掛かっているといっても
過言ではありません。
下地がきれいになっていないと上塗りも美しく仕上がりません。
単純な作業ですが丁寧さが求められる工程です。

鉄部のペンキ塗りには錆止めが必要になります。
錆止めを省くと耐久性に大きく影響がでますので予算の関係もあると思いますが
必ず錆止めは入れるようにして下さい。
最近は酸性雨の影響で鉄部の劣化現象が早くなっているような気がします。
出来れば5~6年に一度ペンキ塗りをしていただいた方がいいと思います。
鉄部は腐蝕すると取り替えるという方法しかありません。
取り替えるよりも長期的に見ると5年に一度のペンキ塗りの方がコストが安上がりに
なります。
鉄部はペンキが剥がれるとすぐに腐蝕が始まりますので早めの対策が大事です。

バルコニーの踊り場の鉄板を上塗りしています。
白く見えるのが錆止めです。
錆止めの色も最近種類が増え赤・白・グレー・黒などが有ります。
上塗りよりも薄い色の錆止めを使うのが基本です。
人間が歩行する床面はどうしても耐久性が悪くなるのでそうゆう場所には
立駐機床用塗料を使うと人間が歩行しても長期にわたり対応できます。
場所に応じて塗料を使い分けて行かなければなりません。
記事内に記載されている金額は2017年08月04日時点での費用となります。
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