吹田市にある2階建て木造住宅の現場調査に伺いました。
築年数は40年程度は経過しているものと思われますが、
外壁はモルタルで以前の塗装時にセラミック配合塗料を吹き付けています。
全体的に経年劣化が目立ちますが、外壁のクラックは施主様がご自身で
補修された形跡もあり、現段階で雨漏りなどはしていません。


建物裏側からの写真です。
前回の塗装からかなり経っていると思われるのですが
その割にはクラックも軽度なもので済んでいるようです。
ご自身でクラックの補修もされています


クラックが気になり、簡単に手が届く場所のクラックは
施主様ご自身で以前に補修されたことがあるとのことで、
コーキングで補修されている箇所も何ヵ所かありました。
既存はセラミック配合塗料を吹き付けてあります

以前の外壁塗装時にはセラミック配合塗料を吹き付けて塗装してあり
表面が写真の様に大小の細かな石粒により凹凸がわかるりますが、
こうした外壁の場合凹凸の溝に汚れが溜まりやすい傾向にあり、
更には塗膜が劣化している場合高圧洗浄の時にポロポロと取れる場合も。
吸い込みも激しいと思われるため、今回塗装する際には
下塗りの前にカチオンシーラーを入れてからの4回塗りが良いでしょう。
※【コラム】カチオンとは
下地調整は必要です

2階部分の外壁クラック

塗膜の膨れ
この通り、補修されていないクラックもまだ沢山ありますし、
塗膜の膨れも至る所で確認できるため下地調整は必須です。
クラックが深い部分ではVカットしてコーキングを充填し補修
さほど深くないヘアークラックはフィラーを擦り込み補修します。
塗膜の浮きはケレンで劣化した塗膜をしっかりと除去する予定です。
樋は全て交換します


樋もかなり劣化が目立っており、塗装してもすぐに剥がれてしまいそうです。
その為、現在の樋は全て撤去し新しいものに交換させていただきます。
全部で軒樋50m程度、竪樋40m程度あるので集水器の取付や、
既存の樋撤去費なども含めて約40万程度での施工となります。
木製の戸袋や破風は塗装します

今回の現場には木製の戸袋が設置してあり、木部もかなり劣化しています。
本来であればアルミ製の物に交換するのがベストではありますが、
費用もかさんでしまうため、今回は木部も塗装させていただきます。
★戸袋とは
引き戸を収納できるスペースとなっている部分の名称で
その名の通り袋状になっておりその中に網戸や引き戸などを収納します。
基本的にはベランダや庭へ繋がる窓の外側に取り付けられていることが多い。
外壁塗装はラジカル制御型塗料を使用します
現場調査後さっそくお見積りを作成させていただき、
シリコン塗料とラジカル制御型塗料を使用した場合の2種類ご提出。
シリコン塗料と差額が約10万程で
耐用年数がシリコンよりも長い事に魅力を感じ
今回はラジカル制御型塗料を使用したいとご連絡がありました。
一般的には下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りで済むのですが
今回は下塗りの前に塗料の吸込みを抑制するためシーラーを入れますので
4回塗りとなり、同じ平米数のお宅よりも少し高くなってしまっています。
ですがシーラーを入れずに下塗りをした場合、吸い込みが激しくムラになり
結局下塗り材を複数回塗らなければならない可能性が高く、そうなった場合
下塗り材を大量に使用しなけてばならないためシーラーを入れて塗るよりも
かなり高くついてしまうため、しっかりとシーラーを入れて塗装していきます。

こちらの現場は伊藤が担当させていただきます!
また工事が着工次第、様子をご紹介していきます(^^)
記事内に記載されている金額は2019年08月06日時点での費用となります。
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