
こちらの住宅の塀とシャッター部分を塗装していきます。
現状は塀の塗膜が膨れています


現在(施工前)の塀の状態ですが、至る所で塗膜の膨れが起きています。
塗膜の膨れが起きる原因は主に3つあります。
非常に簡単に説明すると以下の理由がメインとなってきます。
①下地と塗膜の間に雨水が侵入している(経年劣化による場合が多い)
②ひとつ前に塗った塗料が完全に乾く前に重ね塗りした(施工不良)
③弾性、熱を溜め込みやすい塗料を使用した(使用塗料の選定ミス)
今回の現場では塀の上、つまり住宅の1階部分に沢山の
植物があるのがおわかりいただけると思いますが、
こうした場合植物が吸収した水分は塀の方へと落ちていきますよね?
その為、塀部分に防水性の高い塗料や弾性の強い塗料を使用してしまうと
内部からの水分により塗膜の膨れが起きる可能性が高くなります。
塀に使用した塗料はコレ!

そういったことから今回は外壁と塀に使用する塗料を変えています。
外壁には日本ペイントのラジカル制御型塗料「パーフェクトトップ」
塀には日本ペイントの「水性ケンエースG-Ⅱグロス」という塗料
軒天などに良く使用している水性ケンエースの弱溶剤版です。
軒天に水性ケンエースを使用する理由の一つに、
湿気を溜め込みやすいため外壁用塗料の様な高い防水性は合わない
といった点がありますが、今回使用した塗料はその点+αで
弱溶剤系となので耐久性も優れており、膨れが起きやすい
塀などの塗装には最適な塗料と言えるでしょう。
(水性塗料は水で希釈、溶剤系はシンナーで希釈する塗料です)
・耐水性、防カビ性にも優れているのもまたポイントです。
塀に使用した色はコレ

日本ペイント色番【ND-343】
日塗工番号【19-60H/柴染色】
暗くくすんだ黄赤色です。
※柴染(ふしぞめ)
下塗りはなしで下地調整のみ


ケンエースG-Ⅱグロスを使用する場合下塗りは要りません。
浮いている塗膜や弱体化した塗膜をケレンで除去し清掃します。
後は外壁と同じように刷毛でダメ込み→ローラーで全体塗り×2回
で塀の塗装工程は終了です。工期短縮費用削減に繋がります。
シャッターも塗装しました

下地調整後、養生をして、錆止めを入れます。細かい部分から刷毛で丁寧にぬっていきます。

あまりにも小さい部分は養生せずに塗装します。その為少し緊張感がわいてきます。技術が必要です。

錆止め塗装終了

上塗りには日本ペイントのファインウレタンを使用

刷毛塗り込み後、ローラーで全体的に塗っていきます
塀とシャッターの塗装終了

こうして塀とシャッターの塗装も無事終了しました。
あとは足場を解体して工事終了です!仕上がりが楽しみですね。
59㎡程の塀塗装+シャッター塗装で約17万円程で施工しています。

こちらの現場は伊藤が担当させていただいています!
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記事内に記載されている金額は2019年08月24日時点での費用となります。
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