雨漏りが怖い複雑なデザイン住宅。

堺市で現場調査をした住宅は複雑な形状のデザイン住宅でした。
第一印象は雨漏りという言葉が頭をよぎりましたが、案の定まずは内部から調査していくと、出窓付近、天井部分にシミが3か所見つかりました。
最近まで借家として貸していたそうで雨漏りの報告は受けていなかったようです。
内部の調査が終わり次は屋根の点検にかかります。
内部の雨漏りの跡発見。

出窓の天井部分のポリ合板が雨漏りの為、湿気を含み膨れています。
出窓廻りのシール材が劣化している可能性が高いようです。

洋間の天井部分にシミが見えます。
屋根か外壁のどちらに原因があると思われます。これから外部の調査を行います。
小さなシミの様なので風向きによって雨漏りがする場合が多いので、たまに漏れるという症状が一番原因を特定するのが難しいケースになります。

出窓の下部にもシミが見えます。外壁からの雨水の浸入の可能性が高そうです。
雨漏りは外部だけの補修にとどまらず内部の改修も必要なのでコストが高くつきます。
次は屋根の点検に入ります。


カラーベスト屋根はいつ雨漏りしてもおかしくない状況です。
いよいよ屋根の点検に移ります。
びっくりですね、棟の板金がなくルーフィングのみで雨漏りの応急処置がされていました。
屋根全体の状況も劣化が激しい状況です。結果報告して施主様との相談になりますが、築40年ですからカラーベストの耐用年数が約35年という事を考えれば葺き替えをお勧めします。
外壁の換気口も風向きで漏れる場合も有るので要注意です。


雨漏りがしている出窓廻りです。廻りのシーリングも劣化し、剥離が見られます。
メンテナンスの時期が遅れると出窓は特に雨漏りに繋がりやすいので注意が必要です。
屋根板金も錆が激しい状態でもう少し放置すると腐蝕し穴が開きそうな状況ですね。

ベランダ腰壁と下屋との取り合いの所に大きなヒビ割れが発生しています。
1階に繋がる場所ですが1階には雨漏りの形跡が今の所無いので早めに防水処理が必要です。
雨漏りの可能性があります。


1階のコーナー出窓に珍しく雨戸が取り付けられています。雨戸の塗装も劣化が激しくめくれているのが確認できます。
鉄部の塗装の耐用年数は5~6年です。これだけ劣化が激しいとケレンに時間がかかり施工費が高くつきます。定期的なメンテナンスをする方が安くつきます。
コーナー特注の雨戸を付けているので下枠部分のモルタルにヒビ割れがあり、雨漏りが心配ですね。

スチール製の出窓の為、錆が発生しめくれている部分が有ります。これもメンテナンス時期の遅れでしょうね。
スチールは劣化が進むと腐蝕します。腐蝕して穴が開いた状態になると取り替えしか選択肢が無くなるのでコストを抑えるためには早めのメンテナンスが重要です。
風害は火災保険を活用しましょう。

樋の集水器が1か所破損して穴が開いています。台風などの風で飛来物があたり、穴が開いた可能性が高いと思います。
風害などの場合は火災保険で対応できる場合も有りますので保険会社に相談するという方法も有ります。
火災保険をうまく活用して自己負担をなるべく減らす事も考えるべきです。
記事内に記載されている金額は2019年11月29日時点での費用となります。
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