住宅密集地での塗り替えはご近所の理解が大切です。

住宅の密集している現場での施工は隣近所の理解が欠かせません。
事前に挨拶廻りをきちんとする事で協力も得る事が出来ますので工事をする上では大事なことです。
近隣に車が無いか、洗濯物があるか等細かくチエックする事が工事をスムーズに進める大事なポイントです。

玄関は、施主様が出入りしますので完全な養生と安全の確保が大事です。
玄関廻りの塗装時は施主様に声をかけて出入りの際の安全の徹底を図るようにしています。
使用材料の紹介(下塗り材)

今回の塗り替えで使用する下塗り材です。
日本ペイントの弾性アクセルです。この材料でなみがたの模様を付けます。
厚みを付ける必要があるので1缶で約16平米ぐらいしか塗れません。
したがって缶数が沢山必要になり、材料を3階まで上げるのも一苦労ですね。
材料の紹介(上塗り材)

中塗りと上塗りに使用するのは日本ペイントのラジカル制御形塗料(パーフェクトトップ)という材料です。
発売されて2~3年経過しますが、耐久性が良いのでよく使われています。
グレード的にはシリコン塗料が耐用年数12~14年、最も耐用年数が長いフッソ塗料で約20年と言われています。パーフェクトトップはその中間ぐらいのグレードです。
隅がきれいと全体がきれいに見える。


高圧洗浄と養生が完了し、下塗りの開始です。まずは隅部分のローラーが届かない所は刷毛で丁寧に隅々まで塗っていきます。
隅や見えない所を丁寧に塗る事が長期の耐久性に繋がります。
建物には付帯物や窓など塗りにくい所が沢山あります。そういった所の施工後を見ると職人の性格が出ます。几帳面な職人かどうかは隅を見ればよくわかりますよ。
塗り替えを予定している方は工事中には邪魔にならない程度に隅をよくチエックして見ましょう。

玄関廻りの天井部分の下塗りが完了しました。
下塗り材は白い色をしているので塗り忘れがないか、よくわかりますね。
最近の塗装工事はローラーを使って手塗りをする工法が主流になって来ていますがとても良い事だと思います。
昔はほとんどが機械を使った吹付工法でしたので、近隣に飛散したりなどのトラブルが多くありましたが、手塗り工法になってからはほとんどそういうトラブルもなくなり、作業もやりやすくなりました。
鉄部の細かい所も錆止めをお忘れなく。


鉄部の塗装をする際に一番大事な工程はケレンと錆止め材を塗る事です。
錆止め材を塗布するか、しないかで大きく耐久性に差が出ます。
樋の取り付け金具の様な目立たないようなものでもきちんと錆止めを塗布する事です。
鉄部から錆が出て外壁に付着している建物をよく見かけますが、錆は一度付着すると取れにくい性質がある為、注意が必要です。
建物の付帯物の小さな鉄部まで気を配る事が大切です。
今回はここまで∼ 次回は外壁の中塗りを中心にお伝えします。
記事内に記載されている金額は2019年12月02日時点での費用となります。
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