
前面はモザイクタイル貼りになっています。
タイルにひび割れが有りますので撤去し補修貼りが必要です。
タイルはメンテナンスフリーで長持ちする材料ですがヒビ割れは放置せず
部分補修しなければなりません。
ひび割れ部分から雨水が侵入して躯体自身に悪影響を与えます。
長年放置するとタイル自体の落下事故になる場合もありますので注意が必要です。
人通りの多い道路面は特に危険なので早い目の対策が必要です。

横面と裏面は塗装仕上げになっています。
ALC板の外壁ですので目地、サッシ廻りのシーリング打ちが必要です。
目地部分のクラックが目立ちますので雨漏りの点検もするつもりです。
現在は空き家状態になっていますが長い間放置されていたようです。
長く空き家状態にしておくと空気の流れがないので建物は傷みやすいですね。

クラックがあちこちに発生しています、特に窓下に多く発生しています。
何か施工上の問題が有るのかもしれません。
クラックが発生する原因はいろいろ有りますが改修工事で出来ることは限られています。
根本的な解決にならないのが歯がゆいですね。

クラックの大きさによって処理方法が異なります、そして外壁の種類によっても変わってきます。
ALC板の場合クラックが0.5mm未満の場合はフィーラーの擦り込みによって処理します。
クラックが0.5mm以上の場合はUカット・コーキング打ち・樹脂モルタル仕上げになります。
出来る範囲内で出来る限りの処理はしますがクラックの発生は建物の立地条件
等に左右されますので年数が経ってみないと結果は分かりません。

擁壁部分に大きなクラックが入っています。
原因は分かりませんが近隣の工事の際にできるケースが多くあります。
地盤沈下なども原因に挙げられます、すぐに倒壊の危険はないにしても補強が必要です。

ALC目地はシーリング材で継ぎ目の防水処理をしています。
シーリング部分にクラックが入っています、クラックが発生するとそこからの雨漏りの
危険性が増します。目地部分のシーリング工事は10年を目安に施工することが
理想です。

サッシの周りにもシーリング材が入っています、こちらもクラックが発生しています。
現状のシーリング材を剥がし新たにシーリング材を打ちます。
窓廻りは雨漏りに直結しやすい場所なので確実な施工が求められます。

竪樋の受け金具が外れかけています、腐蝕も進んでいますので取り替えの方向で
考えた方がいいですね。
同じ位置には打てませんの位置を変えて取り付けをします。
金具を取り付ける際に気を付ける点が1つあります。
金具の足を少し斜めに取り付ける事です。
壁側より樋側の方を低くします、逆にすると足をつたって雨水が壁の中に侵入する恐れが有ります。
雨漏りでよくあるケースなので取り付けの際には注意が必要です。

駐車場の横にある花壇ですが撤去の要望がありました。
撤去して車をもう1台止められるように改修する予定です。
将来的に1階は店舗としても使用できるので駐車場は広い方がいいですね。
土やガラの産業廃棄物は処分費が高いので予算の枠内でいけるのか心配です。
撤去後はモルタルで土間打ちして仕上げます。

屋根はスレート系の屋根材です、高圧洗浄して塗装をする予定です。
こちらは屋根の高さが3段階に分かれています、複雑な形状をしています。
屋根の形状は複雑になるほど雨漏りのリスクが高まりますのでなるべく単純な形状をお勧めします。
スレート系の屋根材の塗装の際には重なり部分の塗料の密着を避けるためタスペーサーは
必ず取り付ける必要があります。
記事内に記載されている金額は2017年08月13日時点での費用となります。
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