
大阪市で5階建て賃貸マンションのオーナーから連絡が有り雨漏りがするので原因を突き止めて
欲しいとの事で現場調査に行ってきました。
屋根から調査に掛かります、階段室から屋上のハッチを開けると屋根に出る事が出来る構造になっています。
さすが高さがあるので風の強い日は危険ですね、今日は風がないのでよかったです。

雨漏りの原因は概ね屋根か外壁に限られますが今回の場合は屋根は点検できますが
外壁は足場がないと点検できませんカラーベスト屋根からゴンドラをかけるわけにいきません。
一応屋根を修理して結果を見ながらそれでも雨漏りが止まらない場合は足場を組んで点検
するしか方法はないですね、高さのある建物は何をするにしてもコストが掛かります。

ハッチを開けて屋根に出た所です、この部分は2㎡ぐらいが陸屋根になっています。
クラックもありこの場所は防水が必要です。この構造の場合はカラーベスト部分と陸屋根との
取り合い部分からの雨漏りが多く発生する事例が有りますのでまずはこの部分を疑って見る
必要が有りそうですね。最終的には散水調査が必要になって来ます。

この建物は築26年になるそうです。カラーベスト自体にはヒビ割れは見つかりませんでした。
一度屋根塗装をした形跡があります。重ね部分の縁切りが出来ていない所もあり原因の1つ
かもしれません。カラーベストの寿命は30年~35年と言われていますので今回修理で雨漏り
が止まっても後10年の寿命なので思い切って葺き替えを提案する予定です。

屋根材にコーキングで補修した跡が見えます、以前にも雨漏りがしたそうです。
屋根材にコーキングを入れるとマイナスになる場合もあります、重なり部分をコーキング材
で塞ぐと反って雨漏りするケースがあります。雨水は毛細管現象である程度は中に入りそして
自然に抜ける仕組みになっています。重なり部を塞いでしまうと水が抜けないので雨漏りする
可能性が高まります。コーキングする際には細心の注意が必要です。

カラーベストの場合は棟には鉄板が取り付けられています。釘で取り付けますが
長年経過すると釘の浮きやゆるみが出てきます。そこからの雨漏りというケースも
よくありますので定期的な点検が重要になります。鉄板は塗装が劣化すると腐蝕の
危険もあり定期的に塗装する必要があります。棟板金の取り替えは比較的に簡単に
出来ますので早い目の取り替えをお勧めします。
記事内に記載されている金額は2017年08月15日時点での費用となります。
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