今回の現場はこちらです
摂津市で長年空き家になっていた木造2階建の建物です。特に鉄部の錆がひどいい状態になっています。まだ腐蝕はしていないようなので取り替えの必要はなさそうです。建物は人が住んでいないと傷みが早いので勿体ないですね。お隣のテラスが有るので足場組が難しそうです。1階部分ですから最悪は脚立での作業になります。大阪近郊はどこへ行っても狭い所が多いので苦労します。隣との距離が狭い場所ではお隣とのコミュ二ケイションを充分に取る事がトラブルを避ける最大の対策になります。事前に日程表で作業内容を説明しながら理解を得るようにしなければなりません。最近では近隣との付き合いが希薄になっていますので充分な説明が工事をスムーズに進める事になると思います。
工事前にはご近所様にご挨拶
弊社では事前に、ご近所様へご挨拶回りをさせていただいております。工事中の騒音などご迷惑をおかけすることも多々ありますのでご協力していただくお願いのご挨拶を必ずさせていただいております。施主様も安心して工事を行えるように心がけています。
クラックがありました
建物の基礎部分にクラックが入っています。部屋内に水が直接入ってくることはないと思いますが要注意です。床下に湿気が溜まりやすくなり室内にカビが発生しやすくなり人体に悪影響を与えます。又シロアリは湿気を好みますのでシロアリ発生の原因にもなりいい面は何1つ有りません。機会があれば自宅の床下がどんな状態になっているのか確認しておく必要があります。自分で確認するのは難しいのでリフォーム工事の際には業者にお願いをして見てもらってください。ベランダの手すりが腐蝕1歩手前まで進んでいます。塗装前の段階でケレンという工程が有りますが相当手間取りそうですね。電動工具などを使って作業しますが時間が掛かりそうです。鉄部の塗装の場合下地調整が1番大事な工程になります。下地の錆を完全に除去しなければいくらいいペンキを塗っても耐久性は落ちます。錆取りが重要な工程になりますので丁寧な作業が求められます。気を抜かず根気よくやっていくことが大切です。
床下の湿気がもたらす影響とは
■菌や害虫を引き寄せてしまう
害虫やカビ・菌は湿度の高い環境を好み、湿気が多い所に住み着く特徴を持っています。床下部分に常時湿気がこもった状態になると、シロアリなどの害虫、カビ、菌の格好の住処になってしまいます。最近では冷暖房効率を優先する為、密閉性の高い住宅が多くなりました。これは快適な住環境の為の工夫ですが床下の湿気がこもりやすくなるというデメリットでもあるのです。なおカビの場合は湿度70%を超える環境下で繁殖しやすいとされています。湿度が20℃を上回るとさらに活発になり繁殖します、。また害虫の場合、湿度40%以上の場所に住み着く傾向があります。
■住まいにも影響を与える
害虫やカビ・菌の影響は床下にとどまらず、床上の居住空間にも及ぶ場合があります。例えば床や壁にカビが生えやすくなったり、居住空間に害虫が現れやすくなったりするなどのトラブルが想定されます。床上にまで湿気の影響が表れてしまうと住人がカビやダニなどが要因の一部とみられるアレルギー性疾患「シックハウス症候群」を発症しやすくなる恐れもあるのです。
■家の寿命が縮まる
湿気による悪影響は、家の構造部分ににも及びます。木造家屋の場合、湿気が原因となり発生するのが【木材腐朽菌 モクザイフキュウキン】と呼ばれる菌です。この菌が発生すると、木材の腐食は急速に進みます。通常の木材の含水率は13%~20%ですが、湿気により木材の水分が25%程度を超えると木材腐朽菌の繁殖が進み、木材が5%腐食するとその強度は5割程度まで弱まります。また湿気は木材のみならず基礎部分のコンクリート材も劣化させます。コンクリートは水分も空気も通さないように見えますが、毛細管と呼ばれる非常に細かい管がいくつもあり、コンクリートの表面部分と繋がっている毛細管に水分などが入り込みやすいため、含水より劣化が早まるだけではなく、コンクリート内の水分が床下の湿気を助長してカビや害虫を誘発するのです。これらの要因で住宅の重要な構造部分が脆弱になることから、家全体の寿命も短くなる恐れがあります。
鉄部部分
鉄製の門扉は1部腐蝕していますのでアルミ製に交換の方向で提案しようと思っています。アルミの門扉が普及しだして約40年位になりますのでこの建物はそれ以前という事になりそうですね。なんと言ってもアルミは手入れいらずで長持ちしますので価値は有ります。門廻りは1番目立つ所ですからある程度の形は整える必要は有ります。そして防犯面からもきちんとした対応をしてもらった方が安心して過ごすことができます。勝手口のモルタル性の庇ですが大きなクラックが有り危険な状態になっています。このまま放置すると庇が落下する可能性が大ですね。早い目の対処が必要です。最近の建物ではモルタル製の庇はほとんど見られなくなりましたが昔の建物にはよく使われていました。モルタルの場合上部の防水が切れると雨が侵入しクラックに繋がりますのであまり庇には不向きだと思います。建材も昔に比べると年々進化し庇などもアルミ製が最近ではよく使われています。アルミ製の庇はデザイン、色も豊富に揃っているので庇に問題のある方は1度検討の余地は有ると思います。
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記事内に記載されている金額は2023年11月09日時点での費用となります。
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