現場調査により、ドレン廻りのコンクリートや防水層の劣化、排水不良が確認されました。
長年の使用により、隙間やヒビが発生しており、そこから雨水が侵入している状態です。
また、枯れ葉や泥の蓄積で排水がスムーズに行われていないのも、雨漏りの原因となっていました。
雨漏りを根本から解決するために、改修用のドレンを新設。
専用のドレンプレートを既存の排水口に合わせて加工し、新たな防水層の起点として活用していきます。
これにより、既存ドレンの不具合を補いながら、しっかりと排水機能を回復させることが可能です。
改修ドレンの周囲には、防水処理を施すために補強メッシュを敷設します。
その上から、ウレタン防水材をローラーで丁寧に塗布。
液体状のウレタン樹脂は細かい隙間にも入り込み、強固な防水層を形成するため、ドレン廻りのような複雑な箇所に最適です。
1層目が乾燥した後、さらにウレタン防水を2層目として塗り重ねていきます。
これにより、防水層の厚みが確保され、より長期的な防水性能を期待できます。
特にベランダのドレン廻りは水が溜まりやすく、防水層の剥がれや破損が起きやすい箇所なので、二重の処理が非常に重要です。
最後に、仕上げとしてトップコートを全体に塗布して施工完了です。
トップコートは、紫外線や風雨からウレタン防水層を保護する役割を担っています。
ドレンには排水カバーも取り付けられ、ゴミ詰まりの予防にも配慮した設計です。
記事内に記載されている金額は2025年06月28日時点での費用となります。
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