
倉庫の外壁には断熱材付の金属サイデイングを貼っていきます。金属サイデイングは防音効果もあり軽量で
扱いやすい外壁材です。柄やデザインも豊富に揃っているので選ぶのに迷いますね。その中でも最も人気
が有るのがタイル柄です、見た目も重厚な感じで耐久性もよくなっているのでこれから増々需要が増える
でしょう。

金属サイデイングを貼っていく前には透湿防水シートを全面に貼ります。万が一にも雨が侵入した場合に備えています。
材質はポリエチレン不織布というものです、湿気を調節し水に強い特徴のある材料です。窓廻りは防水テープを使って
防水処理をします。雨水は思いがけない所から侵入する場合があるので完璧な防水対策が必要です。

サイデイングの施工時には一番下部分に水切りという部材を取り付けます。この部材はサイデイングの下部に
溜まる水分や湿気をカットする役目があります。雨水は上から下へと流れるため下部が一番湿気が残りやすい
場所になります。サイデイングにとって湿気は一番の敵になります。最終的に水分は水切り部分に溜まるように
なりサイデイング板を通過していきます。水切り部材は錆に強いガルバリウム鋼板を使用していますので安心
です。

サイデイング板の長さは約3.6mになっています、左右の継ぎ目にはハットジョイナーという金具を使って
固定していきます。窯業系サイデイングの場合はシールで防水をしますが金属サイデイングの場合は
シール材を使わず金物部材で防水処理をしていきます。シール材を使用した場合は10年ごとに打ち替え
が必要になりますが金物部材だと長期にわたり取り替えの必要が有りませんので経済的です。

建物の角には出隅用の専用金具を取り付けます。
金属サイデイングの長所は耐震性、断熱性、遮音性にあります。
重量はモルタル壁の10分の1です。住宅構造が同じなら
地震の影響を受けにくくなり建物への負担を軽減します。
金属サイデイングは重なり部分のビス止めの方法にも
工夫をこらし地震の揺れの際にも外壁の変形を防ぐ
工法を取り入れています。そして地震によるヒビ割れ
が生じることが有りません。

今回の工事は増築になり既存の建物に継ぎ足す感じになります。
継ぎ目部分にも専用の部材を使って雨が入らないように処理します。
モルタル壁どうしの場合ひび割れが入る可能性は高くなりそこからの雨漏りといった事態が沢山有ります。
その点金属サイデイングとモルタル壁との接合に見切り金具を入れシール材で隙間を埋めていく工法
の方が雨漏りの危険性は低下します。

屋根はガルバリウム鋼板で葺きました。ガルバリウム鋼板は55%がアルミの鋼板です。
したがって錆に強くて長持ちする材料です。昔のトタンと比べても格段に耐久性は向上しています。
超軽量なので地震の揺れにも影響を及ぼすこともありません。
外壁は金属サイデイング屋根はガルバリウム鋼板の組み合わせは耐震性能のアップに繋がります。
記事内に記載されている金額は2017年09月23日時点での費用となります。
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