洗面所の床の捲れ
マンションの洗面所の床の捲れが気になるとのことでお問い合わせをいただきました。現状がどのような状態なのか、しっかり調査していきたいと思います。
下地部分の湿気
◇湿気対策◇
対策①十分な換気
ジメジメが気になる空間は、多くの場合十分な換気ができていません。十分な換気をする方法は、
・洗面所に窓などがある場合は、日中のうち1~2時間以上は開け放つ時間を確保する。
・換気扇がある場合は、24時間回しっぱなしにする。
・開口部も換気扇もない場合には、換気扇を取り付ける。
・浴室の換気扇は24時間回す。
換気扇がついていても換気扇の換気能力が十分でない場合もあります。換気能力が十分でないと窓や排水管、壁面、天井面などに結露が発生することがあります。洗面所の換気扇の能力は勿論ですが、続きで浴室が作られてる場合には浴室の換気扇も併せて換気能力の確認をし、必要に応じて手入れを行いましょう。
対策②水分を放置しない
洗面所がジメジメする原因として、水分が放置されやすい環境であることをお伝えしました。水分を放置しないためには次のようなことに心がけましょう。
・濡れた洗濯物などは長時間放置しない。
・濡れたものは換気扇を回して浴室に置く。
・バスマットを珪藻土などの速乾性のあるものにする。
・洗面化粧台、洗濯機周辺の漏水がある場合、すぐに対処する。
対策③入浴後に注意
浴室の隣に洗面所が作られている場合、入浴後には、大量の水分が洗面所に流入する恐れがあります。入浴後は次の事に気を付けて行動しましょう。
・換気扇を止めない
・湯舟に蓋をして、浴室全体に冷水のシャワーをかけてから出る。
・浴室の扉を開けっぱなしにしない。
対策④収納にも注意
洗面所がジメジメしていると、収納内部にも湿気が溜まり、カビが生えたり、収納している布類が湿気を吸ってしまうことがあります。収納内部は、次のように湿気対策を行いましょう。
・物を詰め込みすぎず空間をあけて収納内部の通気を良くする
・収納扉や引き出しを1日1時間程度開け放つ。
・除湿材を置く。
対策⑤リフォームする
思い切ってリフォームすることも効果的です。その場合次の事を意識してリフォームを行いましょう。
・内装材を調湿効果のあるものにする(調湿クロス、珪藻土、調湿タイル、無垢の木質材等)
・床材をCFシートやビニールタイル、タイルなどの水分が染み込まない材質にする。
・サッシをペアガラス、樹脂製サッシ、二重サッシなどの結露が発生しにくいものにする。
・外気に面した壁面に断熱材を充填させる。
・換気扇を設置する。
・浴室の床材を乾きやすいものにする。
・浴室に換気乾燥機を設置する。
下地の補修をしたあとにクッションフロアの張替えが必要になります。まずは、下地の状態を確認して、腐食している場合は湿気が原因なのか、水漏れが原因なのかを調べます。どちらも見当たらない場合は、シロアリの可能性も探ります。今回は湿気が下地に回っていることが原因だと思われますので、下地の補修を行い下地を補強してから、クッションフロアを新しく張り替えで考えております。
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