


高槻市で施工中のリブ調ALC3階建で本日は折板屋根の塗装を行っています。
折板屋根とは鉄板製の屋根材で全体に3角形の凹凸になった形状で形成されています。
凹凸が有る分施工に時間が掛かるのが難点です。平面の屋根に比べると2倍の時間が掛かります。
この屋根の施工にはお客様や入居者の方に迷惑が掛からない様に日程に余裕をもって計画する事が大事です。
工程としては、ケレン、洗浄、エポキシ錆止め塗り、2液性アクリルシリコン塗料2回塗りになります。
屋根はいつも過酷な条件に曝されていますので比較的耐久性が高いと言われている2液性の弱溶剤を
使用することで少しでも耐用年数を上げる事が出来ます。
下塗り材のエポキシ錆止めは鉄をはじめあらゆる金属との付着力がよく単に防塵効果を求めるだけでは
なく上塗りの金属との付着を良好にする重要な役割を持っています。
上塗りのアクリルシリコン塗料との相性もよくより良い効果を発揮します。


折板屋根には珍しく換気棟が付いています、ローラーで塗れない隅部分、換気棟などは刷毛で塗っていきます。
その他はローラーで塗っていきます。屋根は風がよく通るので乾燥が早くて施工性は良好です。
現在はエポキシ錆止めを塗っている所です。次に中塗り、上塗りと続きます。
金属面の劣化のメカニズムは表面部分に大気汚染物質である粉塵や藻、カビなどの汚れが付着しはじめ
気象因子である紫外線、熱、水分などにより表面部分の塗膜形成要素が破壊され起こる現象です。
この現象を100%食い止める手立ては現在において有りません。より手入れのサイクルを長くするために
より良い塗料、工法を取り入れて塗装するしか方法は有りません。


外壁塗装を施工する場合は建物の付帯物である鉄骨などもペンキで仕上げていきます。
鉄部は外壁に比べると塗装サイクルが短くなりますので小まめに点検し異常がないか注意をしておく必要が有ります。
鉄骨の劣化状況は大きく分けて3段階に分かれます。
1段階目はふくれ、割れ、浮き、や錆が混在します、この時点で塗膜の機能が低下してきます。
2段階目は塗膜が劣化し金属面が露出してその表面に酸化物を主成分とする腐蝕生成物が生じる。
3段階目は金属表面の腐蝕鋼材内部まで進行して鋼材の板厚が減少する。部位によっては
構造安全上重大な劣化現象になります。
出来れば1段階目でメンテナンスをしていくのが建物の耐久性にとって一番ベストな方法です。


高槻市での外壁、屋根塗装工事も終盤に近づき点検作業をしています。
塗り忘れ、汚れ、補修跡等をチエックしていきます。そして補修が必要なところにはテープでマークしていきます。
まずは足場が必要な個所を優先的にチエックしていきます。そして足場が不要な1階部分は足場解体後
もう1度点検、補修していきます。最後に清掃と片付をして完了となります。
記事内に記載されている金額は2017年12月18日時点での費用となります。
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