

高槻市のALC3階建ての塗装現場です。足場架設後に再点検をしています。こちらのお宅はベランダが4か所ありますが劣化が激しい状態になっています。
前回のベランダ防水の塗膜がめくれた状態に放置されています。雨漏りしなかったのが不思議ですね。排水ドレン廻りも泥が詰まってきちんと流れていない様子です。ドレンが流れにくいと大雨の時にプール状態になる可能性があるので非常に危険です。


こちらは南側のベランダです。塗膜防水がほとんど剥がれた状態になっています。この建物の場合ベランダ4か所すべてが下に部屋が無いのが幸いしていますね。
ベランダからの雨漏りで多いのが、笠木部分の不具合からというケースが多く見受けられます。こちらのベランダも御多分に漏れず、笠木と壁の取り合い部分のシーリングが、劣化し剥離しているのが分かります。こういう所から雨が浸入して、雨漏りに繋がるのでシーリングの打ち替えが必要です。


こちらも南側のベランダ笠木部分です。笠木の端に大きな隙間が見えます。端部カバーの付け忘れか、落下したのか不明ですが、これでは雨が浸入するのは確実です。早急に処置を考えなくてはなりません。
こちらの建物の外壁材はALC板になっています。ALC板は内部に無数の気泡があり、その部分で断熱性能を保持しています。ですので、ALC板に直接雨水が当たると、水分を吸い込むという性格を持っている材質なので、雨漏りに繋がりやすく非常に危険です。


外壁塗装を施工する場合、付帯部の樋や鉄部のペンキ塗りも同時に施工するケースがほとんどです。前回の樋のペンキ部分がほとんど、剥離してなくなっています。原因として考えられるのは、下地処理の目荒らし不足か塗料の選定間違いが原因と思われます。
そして、竪樋の取り付け金具足元部分のシール防水処理部が、劣化し隙間が空いているのも気になります。雨はこういった所からでも侵入してきますのでもう一度防水処理をし直す必要があります。少しの不具合が大きな不具合に繋がる場合もあるので、初期の段階で処置しておくことが大事です。


外壁の付帯部にもシーリング打ちが必要な部位あります。ALC目地部は当然ですが、窓や玄関ドア、換気ガラリ、換気フード廻りなど、雨が当たる部分にはすべて、シーリング打ちで防水処理をして、雨漏りから建物を守ります。
雨漏りの原因で最も多いのが、外壁貫通部からと言われています。なにも無い壁からは、雨漏りする事はほとんどありません。壁を貫通し窓や換気口やエアコン配線などの施工をするわけです。当然雨漏りのリスクは多くなります。定期的に決められた方法で防水処理する事で、健全な建物を維持していくことになります。
記事内に記載されている金額は2018年04月14日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。