
高槻市で地震被害の影響で屋根の瓦を軽量瓦に葺き替えている現場の作業の続きからです。前回は瓦屋根のメクリと、コンパネの増し張り、ルーフィングの取付が終わっているところでしたので本日は屋根を葺いていきます。
今回の使用する屋根の材料は「富士スレート エアルーフフレンチ」という材料を使って屋根を葺いていきます。この瓦の特徴としては、日本瓦よりも40%の軽量化が実現されていますので屋根の重みで建物の倒壊などの被害がかなり軽減されます。更に昔の日本瓦と違いコンパネに釘を打ちこんでの施工になりますので地震などが起こった場合には今回のようなずれなどの被害はほぼ起こりません。さらに施工も簡略化されていますので人件費も削減することが出来ますので最近流行りの「カラーベスト屋根」の金額とそこまで差額がでることなく施工することが可能になります。
下から順番に屋根材を葺いていきます。施工も釘打ちで葺いていきますのでルーフィングまで終わってしまえばかなり早いスピードで作業が進んでいきます。

1時間くらいでここまで施工が完了しました。今年の夏は暑さが異常ですので1時間に1回のペースで休憩をとってもらっています。屋根の作業は常に太陽の紫外線や熱に当てられますので熱中症にかかりやすい場所ですので安全性に気を付けながら施工することを心がけています。
今回の現場では、連棟建ての家での施工になりますので各住居で境界が決まっていますのでその境界に合わせて屋根を葺き替えなければなりません。なので隣の住居者の方との境界線に雨仕舞の関係で棟を新設する必要があります。寸三の木材を3本使って棟の下地を作り上げてその上に上記の右の写真の「南蛮漆喰」を使って土台を形成していきます。
漆喰の塗装が完了したので乾き次第丸の瓦を乗せれば隣接棟の完成になります。これで横の家との境界線もしっかりと保たれ、棟の隙間には漆喰を施しているので雨漏れなどの心配もなくなります。
屋根の葺き替えが完了しました。屋根の色も黒色になり重厚感溢れる仕上がりになっています。カラーベストにはない仕上がりですので施工前の雰囲気をそこまで変えることなく葺き替えることが出来たのでお客様にも大変満足していただくことが出来ました。詳細は後日に施工事例でアップしますのでお楽しみに。
記事内に記載されている金額は2018年07月21日時点での費用となります。
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